夢の高温超伝導技術 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

昨日、太陽光発電のことを書きましたが、電気を効率よく発電することも大変重要なことですが、一方、電気のロスを少なくする技術も大切です。効率よく発電して電気の損失を最小限にする技術が手を組んでこそ私たちの生活を豊かにします。


<電気の大きな働き>

 ★発熱作用→電気ストーブ

 ★磁気作用→電動機(モーター)

 ★化学作用→電気めっき


大きく言いますとこの三つに集約できます。


今回は、電気の発熱作用に焦点を合わせることにします。


銅線に電気を流しますと、銅線の電気抵抗により、熱が発生します。ニクロム線のように、銅線に比べ特別に大きな抵抗を持つ金属では、大きな熱を発生します。


この性質の応用が、電気コンロとか電気ストーブです。


ところで、電気抵抗ゼロの物体が有れば、

熱を発生することなく、何時までも電気が流れ続けます。


これが「超伝導」(超電導)現象です。


この超伝導が実現すると効率の極めていい理想的な

電気装置が出来ます。


乾電池一個で、何トンもの鉄を持ち上げる電磁石が

出来ることでしょう。


また余った電気を蓄える装置も出来ます。


一般に、金属は冷却しますと、電気抵抗は減少します。

(半導体は冷却すると抵抗が増加します)


さらに冷却を続けますと、ついに抵抗がゼロに。


この理論は、1911年ごろから、発見されていましたが、

マイナス268.8℃まで冷却する必要が有るため、

実用的では有りません。


そこで、もっと高い温度とか、常温で超伝導を実現したい。


世界の学者が、この高温超伝導物質を見つけようと

懸命の努力。


しかし、まだその理想的な物質は未だ研究途上。


もし実現すれば、大容量超高速のコンピューターが出来たり、超省エネのリニアモーターカーが出来るのにね。


電力会社の喜ぶ 「ロスの無い送電効率」 のいいシステムも

期待できます。



ハートアメーバううっ
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