夢の宇宙太陽光発電 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

このほど、福井大学院の金辺忠準教授(工学研究科)のグループが天候や時間に左右されない太陽光発電装置の実用化に向けて、研究を進めていることが明らかに成りました。


宇宙空間で建設した装置で、太陽光を強力なレーザー光に変換して、そのレーザーを地上に送り、地上の太陽光発電装置で発電する研究です。


宇宙で太陽光をレーザー光に変換 → 地球に送る

→ 地上で受ける → 太陽光発電


現在、太陽光発電は再生可能エネルギーとして実用化されていますが、光電変換効率が低いのが難点でした。現在の光電変換率は、20パーセント前後です。しかも太陽光の得られない夜は発電出来ません。そのために電力を貯めるための高価な蓄電設備を要します。


ところが、金辺忠準教授の研究は宇宙空間に打ち上げられた反射鏡型の装置で、効率よく太陽光をレーザー光に変換する。その変換したレーザー光を地球に昼夜滞ることなく送ります。その送られて来たレーザー光を太陽光発電装置に受信して電力を得る構想です。


この宇宙に打ち上げられる反射鏡は高さ200メートル、直径2キロメートルもあるそうです。巨大な太陽光反射鏡ですが、宇宙の太陽光をレーザー光に効率よく変換するところが最大のノウハウのようです。


2025年の完成を目指しているそうです。


今までは太陽光電変換効率中心の研究でしたが、太陽光そのものをレーザー光に変換して宇宙から地球に送る研究は、将来大いに期待される技術になりそうです。

 


ハートアメーバううっ
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