ニッチな「時計の病院」 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

最近は町の時計屋さんはあまり見かけなく成りました。それもそのはず、町の時計屋さんの腕を振るう場所がなくなって来ました。機械式の腕時計も掛時計も、クオーツとか電波時計に変わり、電子時計にその場を譲った恰好です。


真空管のアナログ世界に魅せられて-時計


この時計屋さんは、珍しく現役で店を張っていました。しかし、この時計屋さんは、2代目3代目は考えていないと思います。


今や、クオーツ時計も電波時計も家電量販店で販売し、修理は時計専門工場が扱う時代ですからね。


真空管のアナログ世界に魅せられて-時計


真空管のアナログ世界に魅せられて-時計


ところが、今までの認識を改めなくてはならないかも知れない「時計の病院」を見つけました。この時計屋さんは、町の時計屋さんのお得意分野であった機械式時計を真っ向から専門に扱うショップでした。


その看板に謳う口上がいいですね。


曰く、


脳神経外科  整形外科 リューズ、ネジ、ピン修理

消化器科   全舞、電池修理

内視鏡科   修理見積もり


内視鏡科が修理見積のことを指しています。思わずニッコリしたくなります。ところで、古い機械式腕時計は、どこの家でも1個や2個は引き出しの奥とかに有るものです。それは壊れていても、何かの記念に貰ったものとか、亡くなった父親の形見だとかで、思い入れの一品であることが多いものです。そうだから簡単に捨てることに抵抗があるものです。


この「時計の病院」さんは、そのポイントを見事に突いた、商魂たくましいショップなのかも知れません。


ハートアメーバううっ
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