ミラー(鏡)は、私達の生活に身近な道具です。朝の慌ただしい中、ひげそりとか、女性では、お化粧でお世話に成っています。また、武士の鑑とか、心の鏡などの言葉も有ります。
ところが、同じミラーでも道路に立つミラーは、雨の日でも風の日でも、ひたすら安全な交通を願って立ち続けています。
私は、このミラー君の健気な姿に感動して、せめてミラー君の捉えた映像に焦点を合わせる事にしました。
ミラー君は、立てられた場所を生涯の生活の場として、与えられた交通の安全にひたむきに貢献しています。
しかし、ミラー君は、その本来の仕事の外にも、見る人に、ハッとする映像を届けているように思います。 四季の移ろいを写すミラー君もいます。ひたすら、景色に人物に車を、時には空を飛ぶ鳥の姿も捉えたりします。
ミラー君が捉えた個々の映像の説明は、敢えて行いませんが、どうか、人それぞれに想像を逞しくして、そこに何かを発見して下さい。