第8回たけとものスク水制作記 | グッスマらぼ

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グッドスマイルカンパニー新入社員によるブログです。フィギュアやグッズ、プラモデルなどの商品紹介はもちろん、イベントレポートや社内の様子など様々な情報をお届けします!

みなさまこんにちは、
制作部のたけともです。

今週もやってきました!


のお時間です!


たけとも
「ねんどろいどもあ きせかえスク水(仮)
の完成するまでの工程を
解説を交えながら、ご紹介する企画です。

さあ、この企画もついに大詰め!!
気張っていきます!

前回の作業はディレクション会&表面処理」をしたところまで進みました。
                                                                          
第7回はコチラ


今回の内容は…

監修です。

アニメ、漫画、ゲームなどで登場するキャラクターには基本、
版権
(著作権)存在します。(中には版権フリーのもあります。)

版権キャラクターをフィギュア化し、商品として出す場合、
キャラクターの版権所有者(通称:版元さん)から商品化の許諾をもらう必要があります。

その際に必ずあるプロセスが「版元さん監修」です。
版元さんにフィギュアの原型、デコマスをチェックしてもらい商品化の許可をもらいます。

グッスマでは版元さん監修他にもうひとつの監修があります。
それはアキさん監修です。

アキさん監修では商品化されようとしている、フィギュアの原型、デコマス

グッスマ商品としてのクオリティを満たしているか?
キャラクターの魅力を十二分に再現出来ているか?

をアキさんが監修をします。

グッスマの商品は版元さん監修、アキさん監修
二つの監修でOKをもらうことで、
商品化をすることが出来ます。

今回、僕が作ったきせかえスク水の監修は、すこしイレギュラーで、
アキさん監修のみとなります。
きせかえスク水はキャラクターフィギュアではないため、
版権は「ねんどろいど」のみになります。

きせかえスク水は果たして「グッスマ」という看板を背負って商品化してよいのか!?
監修はOKがもらえるまで続きます、果たしてどうなる!?

というわけで、いざアキさん監修!



(ドキドキ…)
前回のディレクション会もそうでしたが、自分の作ったフィギュアが評価されるのは緊張します。

アキさん「全体の表現が硬いかな…」

たけとも「oh…。」

アキさん「体型も腰とおなかのボリュームを足してもう少し子供っぽくしよう。」
     「あとビーチボールも軟らかく見せるために、
      もうすこし深く座らせて、ラインの位置もずらすといいね。」

たけとも「なるほど…ッ。」
    

アキさん「もうすこし頑張ってみよう!」

たけとも「はい!」

アキさんのアドバイスをまとめると…


このようになりました。
ねんどろいどの看板が背負えるよう、気合を入れて直さねば…ッ!

再度、造形をし直します。


アドバイスを頼りに修正を重ねた結果…

修正完了!

修正前に比べて、ぷにっと感が出て表現が軟らかくなりました。
かわいらしさもアップしたと思います!
おなか周りはとくにこだわりました。

修正した原型でアキさん監修リベンジです!

たけとも「監修おねがいします!」

アキさん「ふむふむ…。」

たけとも「(ドキドキ…)」

アキさん「…うん!いいんじゃない?」

たけとも「あ、ありがとうございます!」

というわけで…

監修OKいただきました!!

ついにやりましたー!思わず小躍りしてしまうくらい嬉しいです。

さてさて監修OKをもらったということは…
きせかえスク水原型完成!!

長かった…ついにやった、やったよラボメンのみんな…

このまま燃え尽きてしまいそうですが、

まだ最後の作業が残っています。

そう…デコマス制作です!

この時点でWFまで残り2週間!デコマス果たして間に合うのかー!?(棒読み)

というわけで今回はここまで!

次回は「デコマス制作前編」の様子をお伝えしたいと思います。

お楽しみに!



制作部たけとも