みなさまこんにちは、
制作部のたけともです。
今週もやってきました！
のお時間です！
たけともが
「ねんどろいどもあ きせかえスク水（仮）」
の完成するまでの工程を解説を交えながら、ご紹介する企画です。
ワンフェスで無事デコマス展示を果たした、きせかえスク水ですが、
制作記のほうはもうちょっとだけ続きます！
前回の作業は「ディテールの追加」をしたところまで進みました。
第６回はコチラ！
今回の内容は…
「ディレクション会＆表面処理」です。
ディレクション会とは
制作部、企画部などのマネージャー＆リーダーに
制作中の原型をみてもらい指導してもらう会です。
定期的に開かれ、そこでのアドバイスをもらい原型のクオリティーをさらにアップさせるのが
ディレクション会の目的です！
ディレクション会で自分の作った原型をみてもらうのは初めてです。
偉い人が大勢参加なので緊張します。
授業参観と三者面談が同時に来た気分です。
さっそくきせかえスク水の原型を見てもらいます！
たけとも「ディレクションお願いします！」
マネージャー「ふむふむ…。」
たけとも「（ドキドキ）」
マネージャー「・・・！、うーん、これは…。」
たけとも「（うわぁああッ！マネージャーが渋い顔してるー！あばばば…。）」
マネージャー「足にこんな大きなダボ穴が開いてるのは、
キャラクターものとしてはNGだよね。」
たけとも「あばば…、へ！？ダボ穴？」
この時点のきせかえスク水はボディがビーチボールから落ちないようにジョイントが取り付けてあり、
ボディ部分の太ももには大きなダボ穴が二つ開いていました。
マネージャー「遊んでいるときにこんな大きなダボ穴が見えたらユーザーはガッカリしちゃうよね。」
形を作ることばかり頭がいってしまい、製品としての魅力、機能が
おろそかになっていました。
これは反省…。
ディレクション会の後、ラボメンバーで話し合った結果、
ボディとビーチボールを繋ぐジョイントは無くし、新規の支柱付けることになりました。
終始、緊張しっぱなしのディレクション会でしたが得るのもが多く、
きせかえスク水をより良い商品にすることが出来たと思います！
さてお次は原型制作での最後の作業「表面処理」！
原型についたキズ、でこぼこをヤスリを使って磨きます。
※表面処理については、ちょうど一年前に僕が書いたブログ記事でも紹介しています！
シンナーで薄めたラッカーパテを厚塗り。
表面がキズだらけなのがわかります。
このキズを徹底的に消します。
温槽で温めてラッカーパテを硬化中
前回追加したディテールを削って消してしまわないように、慎重かつ大胆に磨きまくります。
ラッカーパテを盛っては磨きを繰り返し、表面がピカピカになるまで磨けば…
表面処理完了！
ディテールもくっきり見えます。
背中のシワも良い感じ！
うんうん！見栄えがグッとよくなりました。
表面処理は肉体的にも精神的にも辛い作業ですが、
やり遂げた時の達成感は何ものにも変えがたいです。
この時点でWFまで残り三週間、
まだ慌てるような時間じゃないと言いつつ、
内心かなり焦っていました。
無事展示できて本当によかったです。
次回は「監修」の様子をお伝えしたいと思います。
ついに原型が完成します！
お楽しみに！
制作部たけとも