第3回たけとものスク水制作記 | グッスマらぼ

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みなさまこんにちは、
制作部のたけともです。

今週もやってきました!



のお時間です!

たけとも
「ねんどろいどもあ きせかえスク水(仮)
の完成するまでの工程を
解説を交えながら、ご紹介する企画です。

前回の作業は「胴体素体の制作」をしたところまで進みました。第2回はコチラ

今回の作業内容は…
「ポージング」

フィギュアにとって非常に重要な作業です。

僕の場合、
ポージングの流れは、動かしたい関節ごとに、
関節部分を分割
角度調整再接着
を繰り返し、
フィギュアにポーズを付けていきます。

原型師によっては、関節部分に針金を埋めて、
簡易可動フィギュアにしてポージングする人もいたりと方法は様々です。

今回ポージングするのは、もちろん…


きせかえスク水(仮)です!

上の資料を参考にして
素体にポーズをつけていきます。


では作業開始!


伸ばし足を曲げ足にするために、ノコギリで分割します。


足の角度を90度に曲げて接着し、
ポリパテを盛って表面を整えれば…


曲げ足が出来ました!

反対側の足も同じように曲げます。

胴体と合わせてみます。

足が長いような・・・。
曲げた際に伸びてしまったみたいです。
足の付け根も、もう少し上にしたほうがいいですね。



再度分割し、足の長さの調整をします。

胴体と足だけでは全体のバランスがわからないので、
両腕も取り付けます。




足の長さは問題なさそうですね。

資料と比べてみます。

ふむふむ、
両手が広がりすぎてますね。
腕の付け根をヤスリで削って角度を調整します。

それが終われば…


ポージング完了!


今回のポージング作業は手足のみでしたが、
スケールフィギュアとなると

ほぼすべての関節部分を調整する場合もあります。
人体の構造を頭に入れて作業したりと、
ポージングは非常に奥が深いです。

現在のスク水完成度は3割ほど、
修正箇所はまだまだてんこ盛りです。
まだまだ先は長い!

というわけで今回はここまで!
次回は「ボディーバランスの修正」の様子をお伝えしたいと思います。
お楽しみに!




制作部たけとも