谷町六丁目「割烹 とんぼ」 | 北浜・西天満で働く弁護士のブログ

谷町六丁目「割烹 とんぼ」

2015.9.29ブログ「上本町「FRUIT GARDEN 山口果物」 」の続き。


地下鉄「谷町六丁目」駅から約400m、

大阪市中央区上町1丁目、



割烹 とんぼ

創業約170年の超老舗なにわ割烹。


想像もつかない年月だが、

昭和51年生まれの自分としては、

ほぼ同じ年月を重ねた昭和50年築の風情溢れる店内に、

大いに懐かしさや親しみを感じる。


なぜか、岐阜の飛騨高山「合掌造り」と水車が!


古き良き日本のテーマパークみたいな店内。



各部屋にある太鼓や鐘などの鳴り物。


これを鳴らすと、

音でどの部屋かを聞き分けて店の人がやって来る、

という大阪らしい面白い仕掛けもある。



つきだし。


とんぼ名物「蛸の桜煮」

和三盆が絡み、上品な甘さ。


これで一杯飲みに来る常連さんもいるとか。


刺身。



土瓶蒸し!

松茸、銀杏、海老と、中身はお馴染みの食材ですが、

真昆布の出汁が染み渡り、極上のお吸い物に!


野菜の炊き合わせ。

いくらでも食べられます!


子持ち鮎の塩焼き。

付け合せのホクホクの栗が、季節の移ろいを感じさせてくれる。


鯛のあら炊き

これも和三盆の上品な甘さが鯛の身にまとっておる。


鮑の天ぷら

ソースが極旨。

締めの栗ごはん。

葡萄。皮まで食べられ、甘~い。

今後は「大阪らしい美味しい店は?」と、

尋ねられたら「なにわ割烹」と答えたい。


「京の持ち味、大阪の喰い味」

京都割烹が素材の持ち味を引き立てる淡味に仕立てるのに対し、

大阪は素材の持ち味を生かしつつ、まったり甘やかに仕上げる。

昆布なら、京都はあっさり利尻昆布が、

大阪はまったり真昆布が好まれる。


「大阪名物」参照。


(2012.12.31ブログ「「新版 大阪名物 なにわみやげ」 & 「関西名物 上方みやげ」


株式会社創元社TOP>創元社の本>書籍一覧>書籍詳細「新版 大阪名物 なにわみやげ


なにわ割烹を味わえる「割烹 とんぼ」

ぜひご賞味あれ♪