Dana Davis、メンフィス・グリズリーズ | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

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伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

NBAプレイオフ、地元LA二チームとも、見事に一回戦で敗退してしまったため、何とも取り残され感のある我が家です。

レイカーズはスタープレイヤーのコービー・ブライアンが負傷のため欠場していたので仕方ないとしても、クリッパーズがよもや四連敗するなんて。

クリッパーズの対戦相手、メンフィス・グリズリーズ、今まで全然気付かなかったのですが、先日彼らのユニフォームの右胸に、DDの文字を見つけました。

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左胸の喪章は、チーム内に不幸があった時につけるものですが、彼らが尊敬の念を表すDDとは、Dana Davis、グリズリーズに13年間在籍し、昨年秋に他界した副社長のイニシャルです。

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Photo: Joe Murphy, NBAE/Getty Images (USA Today)

ディナは以前ブーツィー・コリンズのツアーマネージャーを務めていて、ブーツィーの復活ツアーにも良く顔を出されていましたが、本当に人柄のよい方で、メンバー達からも慕われていました。

グリズリーズがLAに来ると、面々の為によく席を手配してくれました。当時はレイカーズのチケットはまず入手が不可能だったので、今ほどはまだ人気のなかったクリッパーズのゲームでした。

いつも“Dana, we love you but GET Memphis!!!!! (ディナ、君の事は大好きだ、でも、メンフィスをやっつけろ!!!)”と大声を上げたものです。

チームのエグゼクティブなのに、とても気さくで、自分の仕事は若くて何をしでかすかわからない選手達の見張り番だと、いつも笑っていましたが、こうやって、彼らがプレーオフの場に、ディナのイニシャル入りのユニフォームを着て登場してくれるなんて、みんな優しくクールなディナを愛していたのでしょう。本当に心を打たれます。

こちらの写真は、LAはクラブノキア、ブーツィー・コリンズの復活ツアー初日に駈けつけてくれた時の模様。

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ステージ脇で、TM、ブライアン・ハードグルーブと談笑するディナです。

プレーオフ一回戦で、メンフィスの事をめちゃくちゃに言う我が家の事を、お空の上からきっと笑いながらみていた事でしょう。

ごめんね、ディナ。でも我が家は知っているんだよ。グリズリーズ、失礼ながら、二回戦に進むほどのチームとは誰も思っていない中で、いきなりのダークホース。日曜日のサンダー戦も、いくらスターティングガードを欠くとは言え、あの王者も狙えるサンダーを最後の最後までリードしていた。

これはきっとDDマジック。今年のNBA王者戦は、どんでん返しがあるかも。