ヨネダコウさんの『囀る鳥は羽ばたかない3』です。

容赦ないヤクザモノBLが大好物なナギを
惹きつけてやまないこの作品、
この巻では、2巻で矢代を狙った黒幕を探る
ハードな展開となっていて
期待を裏切らない読み応えでした。

付箋を貼るのを忘れるほど物語にのめりこんでいたようで、
読了後に1枚も付箋がない本を見て自分でびっくり(笑)

お話はまだまだ続いておりますが、
とても満足の読後感です。
続きが楽しみで仕方ない!

なお、この本を読むにあたり1巻2巻を再読したので
その感想を読メからコピペしておきます。
1巻:再々読。
前回再読したのが1年半ほど前なので、細かな部分だけでなく大事なポイントまでも忘れていたりした。
加えて、今回読んで気づいた部分もあったりしたので再読して正解だった。
ヤクザメインのフリージャーナリストの方がこの作品を絶賛されていて、ヤクザモノとして秀逸な物語だとのこと。
確かにBLにありがちな美化ヤクザではないのが私がこのシリーズを気に入っている大きなポイントでもある。
それにしても実在する組織の名前と同じってちょっと怖いような気がするけど(小声で)。
(読了日2015/7/12)
2巻:再読。
矢代と百目鬼の心がそれぞれに揺れ動き始める。
そのさざ波を立てている要素の一つである影山という存在の矢代への感情が複雑な影響を与え、三者三様の心情が切なく響いてくる。
そして、ヤクザならではの展開に過去エピが織り込まれ、矢代に関わる登場人物それぞれの思惑が交錯する物語に引き込まれた。
初読時に疑問を感じた指詰めの件も、百目鬼にヤクザから抜けるきっかけを与えたものだったと再読してすんなり納得。
初読時はなんで納得できなかったんだか、今はそれが疑問w
(読了日2015/7/12)


【関連記事】
囀る鳥は羽ばたかない1  

囀る鳥は羽ばたかない3 著者:ヨネダコウ
ihr HertZシリーズ BL漫画 2015年6月
★★★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
真誠会若頭の矢代は、男なら誰でもいい淫乱と噂される男だったが、部下には手を出さないと決めていた。
けれど、付き人兼用心棒の百目鬼だけは例外だった。
性.的に不能で感情を見せない百目鬼の存在は、何をしても性.的対象として見られることのない安心できる存在のはずだった。
一方、何者かの銃弾に倒れた矢代を目にした百目鬼は、自分の矢代への想いがなんであるのか、はっきりと理解した。
矢代のために変わることを決意した百目鬼と、そんな百目鬼に戸惑う矢代。
ふたりの関係が変わりはじめた――!? ◆ 


感想は読メからコピペしたものです。

面白かった!

ヤクザの内部抗争となってきた展開にのめりこんで一気読み。
黒幕は予想通りだったものの、
この一件をどう落としていくのか
ヨネダさんの筆にとても興味をそそられる。

矢代が止めてはいたけど三角の動きにも期待大(三角贔屓なナギである)。

そして矢代と百目鬼。
ふたりともに、自身の意志を無視して
その感情は着実に走り始めてしまっているのだけど、
それをどうこうするような時期でも状況でも関係でもなく、
それぞれの胸の内でだけというのが
読み手にとっての切なさとなって迫ってくる。
この二人ならばたとえBEでも満足できそうだ…。

ペーパーは、本編で割愛された
百目鬼のハッテンサウナのネタ。
三角に加えて竜崎まで出てきてまさしくカオスで笑える。
そしてツルツルドーメキにも吹いた。
楽しかったー♪

ところでこの作品を絶賛されてた
フリーライター(ヤクザ方面メイン)の方は
3巻を読まれたのだろうか。

読まれてるのならその感想をぜひ知りたいと思い、
彼のツイッターを遡ってみたものの
ツイート量がハンパなくてお手上げでした(笑)

(読了日2015/7/12)

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