榎田尤利さんの眠る探偵3巻です。

今回は新興宗教が絡んだ殺人事件。
このシリーズ、ミステリ仕立で展開していますが
描かれているのはさまざまな形の『愛』なのです。

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傀儡の巫女 眠る探偵3 著者:榎田尤利 イラスト:石原理
X文庫WH BL小説 2006年7月
★★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
「――愛にはいろんな形があるんだと思う」
美貌の探偵・市羅木真音の元に、義兄・連雀利彦から依頼が入った。
『御遣い様』と呼ばれる神と話す巫女・千厩乙葉が教主を務める『光の精霊回』について、調べてほしいというものだ。
一方、真音を愛する殺人者・三条槇の魔の手は思いがけない方向から迫りつつあった。
大切なものを守るため、苦悩する真音だが!? ◆


感想は読メからコピペしたものです。

積読崩し。
再読で初登録。

宗教絡みの事件の中、
真音の娘・笑子視点が多く描かれ
彼女の内面を知ることが出来る。

多感な時期である中学生にしては
大人びて強い彼女だけれど、
そうならざるを得ない環境にあることに心が痛む。

でもそれほどまでに
父と娘の強い絆ができているのだとも言える。

そんな笑子に槇が手を伸ばす。

自分のせいで愛する肉親に危険が及ぶのは本当に辛いよなぁ。

巻末のSSはタイトルに番外編とあるけれど
内容は真音と槇の重要なお話。

槇の願望が槇に語られる。

そして真音が唯一であり全てである
槇の愛がさらに歪みを増していく……。

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