榎田尤利さんの『nez』2巻目です。

Hはしてますがまだカプにはなっておりません。
30代の男二人だというのに、
二人して自分の気持ちを把握できずに
モダモダしております。

この巻では鷹目の心情描写もされていて
ムッツリーニな成分がふんだんにあふれてきてます(笑)
特にラスト直前の新聞紙の影での回想には吹きます(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ

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nez[ネ]

nez[ネ]―Sweet Smell 著者:榎田尤利 イラスト:湖水きよ
SHYノベルス BL小説 2013年6月
★★★★
nez[ネ] Sweet Smell (SHYノベルス304)/大洋図書
¥903
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◆あらすじ(裏表紙)
犬並みに鼻が利き、女の子が大好きな燕 千里と、俺様でエリートで神経質で潔癖症の鷹目 兆。 噛み合わないふたりがコンビを組むのは、相性診断会社CASだ。 どちらも大嫌いなタイプなはずなのに、勢いで寝たふたりの相性は最高で、お互いの記憶にあの夜が残っていた。 身体の相性はいい、けど、それだけだ。 同じ過ちは繰り返さない。 そう思っているのに、あいつのことが気になってしょうがない……! もう一度確認したくてしょうがない!? そんなとき、CASに「王子様探し」の依頼が入って!? ◆


感想は読メからコピペしたものに大幅加筆修正しています。

前巻の記憶は
「面白かった」という程度しかなかったけど
再読せずに新刊を読み始めました。

コミカルな応酬を重ねながら
任務を遂行していく二人は楽しいのだけど
これだけだったら今一つだなと思ってたら…。

やはり榎田作品はそんな単純なものではなかった!

エンタメ色の強い流れの中、
ふいに差し込まれるモノローグから
ダークな匂いがプンプンと。

それが不気味で
読んでてワクワク期待が膨らみます。

千里の過去に何が隠されているのか。
今はまだぼんやりと推測することしかできないだけに
続きが気になってしょうがない!

そして、裏表紙の千代子ママが素敵ー!
作中で、千代子ママに猫の子みたいに
後ろ首を掴まれている鷹目の挿絵が見たかったー(笑)

この巻では、インケン眼鏡な鷹目が
どんどん残念な攻めになっていくような…(´_ゝ`)クッククク・・
だがそれがいい!
私の中で鷹目がどんどん可愛く思えてきます。

千里にも笑かされました。
本人の目の前で枕で自家発電には吹いたし(笑)

あと、鷹目と千里が喫茶店でモーニングを食べてるシーンがありますが、
お店ってコメダかしら?(笑)
千里が小倉トーストも食べてます。

私、生粋の名古屋人ですが
小倉トースト食べたことないんですよ~www
亡くなった母は昔よく喫茶店で食べてましたが
私は食べたくなくていつも「いらない」と拒否ってました(笑)

この本でその食べ方を知ったほど。
そうか、塩も振るのかとちょっとびっくりでしたw

他にも榎田さんの交渉人シリーズで
『シャチボン』なる名古屋名物があることを知り
食べに行ったことがあります。

シャチホコに形作ったシュークリームで
可愛かったですよー!(味は普通w)
残念ながらしばらくしたらそのお店はなくなってしまいました。
今もまだお店はないままなのかな?
それともどこか場所を変えて営業してるのかしら?
やってるんだったらまた食べに行きたいー!

そして、この本が榎田さんの98冊目だそうです。
100冊目は秋に出る『交渉人』の特別本の予定だとか。
また兵頭と芽吹に会える!
楽しみでなりません!

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