高岡ミズミさんの『天使シリーズ』の1作目。
イラストは奈良千春さん。
シリアスでせくすぃ~な頃の奈良絵です。

私は2作目を先に読んでまして、
それがとても私のツボだったので、
慌てて前と後ろも買ったのでした(笑)

2作目読了してすぐ欲しくなっちゃって
アニメイトに行った時に探したけど在庫なし。
なので、通販で速攻ポチりました((・´∀`・))ンフッ♪

でも残念ながら、このお話は物足りないという読後感でした。

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天使の爪痕

天使の啼く夜 著者:高岡ミズミ イラスト:奈良千春
ルチル文庫 BL小説 2006年9月
★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
21歳の伊佐秀和は、女に追い出された日、田宮知則に拾われる。 人材派遣会社を経営する田宮と同居するかわりに、行儀作法を叩きこまれる伊佐。 目的を知らされず面白くない伊佐に、顔のよい男なら誰でもいいと田宮はそっけない。 苛立つ伊佐は田宮を組み敷き身体を繋ぐ。 やがて田宮の悲壮な決意を知り、伊佐は次第に田宮に惹かれていくが……。 ◆


感想は読メからコピペしたものに加筆修正しています。

生い立ちゆえに自分の存在意義を持てない伊佐が、
初めて誰かに必要とされる――。

伊佐視点で描かれていくお話は
伊佐の心情変化が描写され、
自分を必要としてくれた田宮に惹かれていくのはよくわかるんです。

でも、田宮の方はさっぱりわかりません。
元々異常なほどに無表情の彼、
終盤はそれでもわずかな変化は見て取れましたが
それが田宮の伊佐への恋心というのには程遠く…。

一体いつの間に?という疑問が消えませんでした。

もしかして私の読解力が足りないからかと思いつつ
読メに感想登録しに行ったら、
みなさん同じ疑問を持たれているので安心したり(笑)

伊佐が天涯孤独だから何かあっても問題ない
という基準で彼にこの役目を負わせた田宮って
結構酷いと思うんだけど、
だからなおさら田宮が伊佐に惚れた理由と経緯を
納得させてほしかったな。

復讐に固執する田宮のアンバランスな精神面に
伊佐が食い込んでいく描写でもあれば
もう少し違った印象だったかも。

その復讐劇もあっさりで物足りなく、
好きな系統の話だけに
もっとじっくり読みたかったという思いが残りました。

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