明治カナ子さんの『坂の上の魔法使い』完結編。
上質なファンタジー、素晴らしかった!

これもいわゆる『微BL』といえるお話で、
BL定番のアレやコレはありませんが、
深く描かれている『愛』が心に沁み入ってきます。

何度も、何度も、涙がこぼれました。

この巻を読む前に1巻2巻を再読し、
この巻を読了してからまた全巻通して再読してます。

3巻を読んでから1巻2巻を読むと
リーの想いや言葉に込められたものがわかり
さらに感動が深まります。
私の中で何度でも読み返したくなるシリーズとなりました!

一時は連載継続が危うかったそうですが、
無事完結まで読ませてもらえてとても嬉しいです!

大洋図書の特設ページで明治カナ子さんのインタビューが読めます。
ただし、ネタバレ的なものもありますので
未読の方は読了後に読まれることをお勧めします。
http://www.bs-garden.com/feature/ougonnokawagishi/

【関連記事】
坂の上の魔法使い  無二の王 坂の上の魔法使い2

黄金の川岸 坂の上の魔法使い3 著者:明治カナ子
H&Cコミックス BLコミック 2013年3月
★★★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。 リーのもとにずっと捜し続けていた元使役・リリドが見つかったとの報せがはいる。 リリドは王・カヌロスの亡骸とともにいると。 王の復活を目論むリリドの狙いはラベル。 リーとリリドの最終決戦が始まる。 リーとラベルの運命は!? 坂の上の魔法使い堂々の完結。 ◆


感想は読メからコピペしたものに少々加筆修正しています。

見事な大団円に感動でした!

リー、ラベル、王、リリド、
登場人物たちの心にある深い想いに
胸を打たれ何度も涙しました。

前巻までの流れの中で、
リーの一番の願いは何なのかを考えると
一抹の不安を感じもしたのですが、
この巻でのリーの「私のラベル」という言葉が
それを振り払ってくれました。

今のリーにとって一番大切なものとは…。

リーの使役・リリドの王への想いは
かつてのリーの心そのもの。
でも今のリーにはラベルの存在が大きな意味を持っています。
ラベルはこの物語の要なんです。

王とラベルのひと時、
王が父としてラベルに贈った一言に感涙。
そしてリーと王の再会でさらに涙…。

王の夢と願いが、
しっかりとラベルに引き継がれているラストに感無量でした。
リーとラベル、坂の上の家で末永くお幸せに!

またいつか2人に会いたい!

雑誌掲載の番外編1編と描き下ろしの1編も収録されています。
どちらも心がほっこりするお話です。

そしてカバー下!
まさに汚屋敷師弟な二人だわ∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!
使役、いいなぁ~私も欲しい。
BL本全部使役に収納しといてもらうよ。
そしたらお部屋広々だもの~(笑)

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