えれな作品積読崩しの最後の1冊です。
旧ソ連が舞台の外国人と日本人モノ、
異国ロマンスシリーズ第4弾です。

KGBで攻が受をずっと尋問(ごーもん)しておりますので
挿絵の攻はほとんどが制服姿ですよー!
コート姿2枚とハダカ1枚以外は全部制服!

攻が受を吐かせようとする方法は
BL仕様のむりやりHです。
もちろん攻は制服を脱ぎませんからね。
尋問ですから( *´艸`)ムプ

KGBの制服が軍服みたいなので
軍服萌えな私は絵でも楽しませてもらいました。
いやもう表紙見た瞬間からhshsしてましたし♪

2段組ノベルズなのでたっぷり読めますよ。

この本、去年終わりに7ネットで買った新品なのに
汚れが付いててがっかり。
1文字なのでなんとか読めみとれるからいいんだけどね。

エルミタージュ 著者:華籐えれな イラスト:高座朗
リンクスロマンス BL小説 2007年10月
★★★★
エルミタージュ (リンクスロマンス)/幻冬舎コミックス
¥898
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
声楽を学ぶため、モスクワを訪れている留学生の相澤和沙は、歌うことの重圧から、声楽家としての将来に行き詰まりを感じていた。 そんなある日、想いを寄せる音楽教師・セルゲイの亡命に協力したとして、和沙はスパイ容疑でKGBに囚われてしまう。 怜悧な眸をしたKGBの中佐・マクシムに厳しく尋問されるが、沈黙し続けた和沙は、屈辱的なごーもんを受けることに。 それは官能的な美貌ゆえ、セルゲイとの肉体◇関係を疑うマクシムによる激しい凌◇辱で――。 ◆
 (あく金対策でひらがな表記と◇挿入あり)

感想は読メからコピペしたものに少々加筆修正しています。

KGB将校×スパイ容疑で捕まった日本人留学生。

えれなさんらしい美しい情景描写が随所で煌めき
後半はそれに歌が織り込まれて
キャラの心情が心に響いてきます。

受の和沙がかなり強情で頑固です。
このネガ思考ながらも折れることのない芯の強さは
えれなさんの受キャラならでは。

和沙の中佐への心情変化は
吊り橋効果じゃないのかと思いつつも、
中佐への想いによって
和沙の心の扉が次々と開いていく描写には心を掴まれました。

和沙が慕うセルゲイも含めて
人の心には様々な色や模様や温度があるのだと感じます。

極寒の物語が終盤、陽光を浴びて開かれていく様は
読み手の心も温めてくれる気がしました。

書き下ろしの『マクシミリオン』は
後日談なので甘さのある二人です。

マクシミリオンの意味も素敵だったー(*´∇`*)

実はこの本を買ったきっかけはえれなさんの同人誌『ロマンセス』。
この同人誌に『エルミタージュ』番外編が収録されてるんですよ。
だから本編を読まなくちゃと思って。

『ロマンセス』にある番外編の感想記事はのちほど((・´∀`・))ンフッ♪

同人誌自体の感想記事はコチラ→ ロマンセス

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