「ヤる、ヤらせろ、ヤれ」って、何を?
不条理な男、邦衛と庶民代表、明人の恋の強引三段活用!
  (帯)

帯のキャッチ、面白いねヾ(@^▽^@)ノわはは
樹生かなめさんの『不条理な男』続編です。

『不条理な男』=邦衛でしたが、この『愛されたがる男』は明人かしら?
キス止まりなのにシビレを切らした明人が邦衛を押し倒してますからー。
で、上の三段活用ですよ。

「お前がヤらなかったら俺がヤる。襲うぞ」と強気な明人に対して、
「それは駄目、綺麗なほうが下」とBLチックなセリフをのたまう邦衛でした。
ふたりがヤれたかどうかはひとまず置いておいて。

邦衛も明人の視野には自分しか入れたくない人なんで、
『愛されたがる男』は二人を指してるんでしょうか(笑)

【関連レビュ】
不条理な男

愛されたがる男 著者:樹生かなめ イラスト:奈良千春
ホワイトハート BL小説 2006年1月
★★★★
愛されたがる男 (講談社X文庫 ホワイトハート)/講談社
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◆あらすじ(裏表紙)
「俺はもう耐えるだけの毎日はまっぴらだ」!? 世が世ならお殿様である室生家十八代目、室生邦衛と世が世でも一般庶民の滝沢明人。 ふたりの関係が幼馴染みから恋人へと発展したのは、つい最近のことである。 だけど、キスから先はお預け状態! 好きだけど抱けない。 抱きたいけど好きだから抱かない。 一生つき合いたいからこのままで、なんて邦衛の不条理にはつき合いきれない!! 明人、反撃開始!? ◆

なんでしょう…!?
何故か邦衛が可愛く思えてくるんですけど!( *´艸`)ムプ

あの極端な恋愛体質さえなければ、明人にべた惚れなのがわかりやすいからかなw

邦衛が誰かにフラッとしようものなら容赦なく鉄拳制裁加えるために、
彼に四六時中張り付いてる明人は難儀だろうけど、
自分のためでもあるから頑張るしかないね。

明人は邦衛の視線の色に敏感で、
その瞳にハンターの色を見ようものならすかさず、
蹴りかパンチを入れてます!
そしてきちんと言葉にして邦衛に自分を選ばせます(笑)

うん。邦衛も素直に明人を選んでるしね。
そういうところも可愛いと思える要因なんだろうな。

邦衛、傷だらけですよ。
明人ってかなり凶暴だということが明らかになってます(●´艸`)フ゛ハッ

二人の幼少の頃のエピソードでも、明人のわんぱくさが浮き彫りに。
それについていってるのが邦衛です。
でも、何故か大怪我するのは明人ばかりですが(笑)

前巻でのモヤモヤを吹っ切った明人が男らしくって良かった!
「怒る時には怒る、妬く時には妬く、殴る時には殴る」
これ大事!
特に邦衛に対しては!( ´∀`)ヵヵヵ

明人がちゃんと邦衛に向き合っているから、
邦衛も明人の気持ちを図り自制することを覚えられたと思います。
少しは、だけど(笑)

直接的な描写はないし、わかりにくいけど、
ナギはこの二人が結構甘々だと感じました。
お互いしか眼中にないですから。

邦衛にそっくりのイケメン異母弟・清隆が出てきて
当て馬になりたそうですがなりえませんしw

さて、Hです。
あらすじにある
『好きだけど抱けない。抱きたいけど好きだから抱かない。一生つき合いたいからこのままで。』
これが、邦衛の明人への想いなんですよ。
でも、明人はこのままが嫌で、真正面から邦衛に対峙します!
おっとこまえーっ!

で。 
H。
なんともまぁ……もう笑うしかなかった( ´∀`)ヵヵヵ

いえ。
ヤったようなんですけどね。
明人の身体にはキスマークいっぱいだし、
ちゃんと鈍い痛みが残ってるし、
何より、ゴミ箱に証拠の品が。

邦衛の身体も噛み跡やら引っかき傷やらいっぱいで。

どんなHだったんだか気になるー!
読者のナギがなんでそれを気にすることになるのかと言えば、
明人のせいなんです!
明人が悪い!(笑)

まぁ、WH仕様ともいえますね。
というわけで、えろでの萌えを期待してはなりません。
現在のナギはそういった萌えを必要としてないので問題なしですがw

ああ!それから!
嫌な女が出てきます!
前作でも出てきた果歩がウザさパワーアップしてます。
執着されてる雅紀が憐れだったー。

そしてもう一つの脇カプ、立良と智史がいい感じなのですよ。
スピンオフがあればいいのにー。

奈良さんの表紙絵、なにやら長いのがにょろ~んと伸びてて、
「なんだこれ?触手あったか?」と思ってたら、ゾウの鼻でした(●´艸`)フ゛ハッ
作中で邦衛がゾウに嵌まってますからね。

邦衛の寝室の挿絵にも可愛いゾウグッズがたくさん描き込まれてて楽しいです♪

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