待ちに待ってた本が出ました♪
木原音瀬さんの『吸血鬼シリーズ』の5巻です。

4巻から2年半ですよー!
それも、とっても悲しい状況で続く…となってました。

去年の秋の庭で「吸血鬼、待ってます!」と声をかけた那義に
木原さん、苦しげな笑顔で…。
プレッシャーかけちゃったかしら?なんて、
申し訳なく思ってましたが(笑)

【関連レビュ】
吸血鬼と愉快な仲間たち1~4

吸血鬼と愉快な仲間たち5 著者:木原音瀬 イラスト:下村富美
ホリーノベルズ BL小説 2011年10月
★★★★★
吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.5 (Holly NOVELS)/木原 音瀬
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◆あらすじ(裏表紙)
暁にアメリカに置いていかれたアルは、蝙蝠に変化するため一人では日本に帰れない。 キエフに冷凍蝙蝠にして送ってくれるよう頼むが、「暁は受け取らない」と断られてしまう。 悲しみに暮れながら、アルは暁の友人パットのエンバーミング施設を手伝い、暮らしはじめる。 キエフとの同居にも慣れてきた頃、一人の男がアルを訪ねてきて……。 長編番外編を同時収録。 高塚暁の過去が明らかに。 ◆

番外編が本編の2倍のボリュームという変則的な構成だけど、
どちらのお話も胸に響きました。

4巻では「暁、なんで?」と那義もアルと一緒になって
泣き濡れてたので気づかなかったけど、
この巻でのキエフの言う「依存」に納得しました。

暁と一緒にいたい願望だけが全てになってしまい、
「自分がどう生きるか」が抜け落ちてたアル。
自分が中途半端な吸血鬼だから
暁が傍に置いてくれるんだという見当違いの思い込みで
暁に甘えていたんですよね。
お互いに支え合うことが大切なのに。

短いお話ですが、アルの生命の危機といったハードさもあります。
「死ぬなら、暁のそばがいい」
というアルに( i _ i )ウルリ…

まだ成長したとは思えないけど、
中途半端を脱出して一歩は踏み出せたかな。

日本に帰ったアルが暁を支えられる存在になりますように。

暁の過去編は辛くて重く容赦ない描写で木原節炸裂でした。
大人の都合や事情は子供を傷つける。
ましてや諫早のしたことは…。

暁の心が凍り付いてるのはこの過去に起因していると理解した今、
1巻から再読したい気持ちが沸々とわいてきてます。
遠野さんの情熱シリーズ全巻読了したら
吸血鬼再読しようかな。

本編で蝙蝠人間なるものが出てきますが、
これをもう一度登場させる気な木原さん( *´艸`)ムプ
次巻で読めるかしら?楽しみ~~~~~ヾ(=^▽^=)ノ

次はアルが日本に『帰ります』。
暁との再会なるか?すんなりとはいかなさそうだけど(笑)
楽しみですー!
早く読みたいーーーーー!

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