血鬼と愉快な仲間たちシリーズ 著者:木原音瀬 イラスト:下村富美
蒼竜社ホリーノベルズ
★★★★★

吸血鬼と愉快な仲間たち Holly NOVELS/木原 音瀬
¥900
Amazon.co.jp


吸血鬼と愉快な仲間たち    2006年12月発売

吸血鬼と愉快な仲間たち2   2007年10月発売

吸血鬼と愉快な仲間たち3   2008年11月発売

吸血鬼と愉快な仲間たち4   2009年4月発売

アメリカから手違いで冷凍蝙蝠になって日本に来てしまった、成り損ないの吸血鬼アルベルト・アーヴィング。
通称アル
吸血鬼にきちんと血を吸われなかったため、中途半端な吸血鬼になってしまった。
そのためいろいろと不便なことがあり、頼りない吸血鬼のアルなのです。

なんやかんやあって刑事の忽滑谷(ぬかりや)が、蝙蝠好きの友達のエンバーマー・高塚暁(あきら)の元へアルを連れてきて、これまたなんやかんやあって暁とアルの同居生活が始まる。

無愛想で口が悪く乱暴な暁に憎まれ口を叩いていたアルだが、文句を言いながらもアルの面倒を見てくれたりと優しい部分が感じられて、アルは暁を慕い始める。  

そんな二人のドタバタが続くお話なのですが、
毎回、アルが事件に巻き込まれて命の危険に晒されます。
いや、命の危険はないですね、吸血鬼だから死なない。
でも痛みは同じようにあるんです。

事件絡みでアルの身体がグチャグチャにされてしまう表現はグロイです(:.;゚;Д;゚;.:)
身体は自然に治っていくものの、その間のアルの壮絶な痛みとの戦い。

それを見守る暁もすごく辛そうで・・・。

4巻まで出てますが、気配はあれどまだラブに至ってないwww
いや、アルはもう好き♥好き♥と言いまくってますが、暁がね~・・・
心に何を抱えてるのかわからない人なんで・・・
っていうかツンデレなんだと思いますwww

BLの匂いのするファンタジーの物語といった感じの作品。
でもとにかく面白いです!
アルがめっちゃ可愛いです!
蝙蝠の時が特に可愛くてたまらない~♥
人間のときは白人のイケメンなのですが性格は変わらず可愛いの♪
蝙蝠のときも人間のときも、
なんとか暁の力になりたい、暁の傍にいたいと必死になってるけなげなヤツ。
でも、吸血鬼は年をとらない、人間は年をとって死んでいく。
吸血鬼になってからずっと一人ぼっちだったアルは
暁や、自分の周りにいてくれる人たちに愛をいっぱい贈ります。
でもまた一人になってしまうこともわかっていて・・・。
アルの気持ちがとても伝わって切ないです。

そんなアルが4巻の終わりにとても悲しいことになります。
那義、泣きました。アルといっしょになって泣きました。
えぇぇ、ここで終わるの?ってショックでした。
次の巻までこの気持ちのままなのか・・・(。ಥˇωಥ)
早く次の巻を出して欲しいです!待ちきれませんよぉ・・・。

ちなみにこの作品、タイトルに“仲間たち”とあるだけあって
脇役キャラも味のあるキャラがいっぱい!
那義はその中でも忽滑谷がお気に入り♡
アルにはいつもとても優しいけど
他の人にはドS発言がバンバンです!暁にも時々厳しいwww
あと、アルのただ一人の吸血鬼の友人キエフもいい!
飄々とした性格が魅力的~♡ 



≪木原音瀬作品INDEXへ


 

↓ランキングに参加してます。ポチしてもらえると喜びます♪
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ