腐友に借りた本なのですが自分でも買おうと思います!
それくらい良いお話だった!
この芸人シリーズ、揃えたいです~ヽ(´▽`)ノ

前巻のレビュはコチラ

何でやねん!1

何でやねん!2 著者:久我有加 イラスト:山田ユギ
ディアプラス文庫 BL小説 2004年10月
★★★★★

何でやねん!(2) (ディアプラス文庫)/久我 有加
¥588
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
仁が土屋とコンビを組んで九年。今やビジュアル系(?)若手お笑いコンビとして名を馳せた『バンデージ』は、テレビに舞台に大忙し。ゴールデンタイムの番組も決定し、充実した日々を送っていた。だが、漫才で認められる前にルックスで人気が出てしまったためか、やっかみ半分の嫌がらせも多い。それでも土屋がそばにいれば乗り越えられる。そう思っていたのだが……? 「何でやねん!」続編、書き下ろしで登場!! ◆

芸能界という過酷な世界で人気が出始めた二人。
でも、人気に伴ってライバルや先輩たちからの
やっかみ、嫌味、嘲笑といったものも増幅していくのです。

そういったものが原因となって

「笑い」に怯えるという仁のトラウマが
またしても頭をもたげ始めます。

それを癒してくれるのは土屋。
でも、仁はいつもいつも土屋を頼ってしまう自分を責めてるんですよ。

ピンでもやっていけるほどの土屋の才能を
自分が負担をかけることで
潰してしまうのではないかという不安もあり…。

土屋に心配をかけないため
トラウマを自分ひとりで対処しようとする仁は
自責と自戒で自分自身を追い詰め、

どんどん弱っていってしまいます。

その姿があまりにも痛々しかった。
なんでそこまで一人で抱え込む?と思うのですが、
それも土屋に対する想いの強さとわかるので
読んでてなんとも歯がゆいばかりです。

土屋もそんな仁の変化に気づき、
手を差し伸べようとしますが、
仁はその手に甘えてはいけないと
さらに内に抱え込んでしまい…。

それぞれに相手を思いやるが故の感情が
うまく繋がらずから回ってしまう。
支え合い、補い合うことで築いてきた
二人の関係性が揺らいでいく状況がとても悲しかった。

この状況を打開していく一番の立役者は優勝です。
読み手である那義も彼の仁への指摘によって
仁と土屋の問題の根源を知りました。
優勝、さすがだー!

恋愛だけでなく、友情という温かい要素もすごく良かった。

そして「好きや」という言葉がたくさん出てくる終盤の展開が感動的でした。

何度も涙腺が刺激されちゃいましたよ~。

長身でイケメンの土屋が仁にしがみつき
「うえーん」と大泣きするシーン。
あたたかい気持ちが広がるので大好きです。

土屋視点の「これが僕らの生きる道!」
ユギさんの扉絵がすごくいいの!
二人の姿にとても幸せな気持ちにさせてもらえます。

このお話の中で、仁を想いリバを決意する土屋には
読んでる私もあんぐりでした(〃^∇^)o_彡☆ァハハハッ!!

このカプは攻めの土屋がヨメで、
受けの仁がダンナなんですよね。
そゆのもいいなぁ~《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛うふふ~
ほんとにこのカプ、愛おしいですよ。

那義は仁も土屋も優勝も大好き!
キャラもお話も大満足な作品です~
何度でも読みたくなりそうなので買いに行かねばっ!
もちろんシリーズ全巻揃える!


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