和泉桂さんの清澗寺家シリーズ第一部完結編の上巻です。

2段組で300ページ超というすごいボリュームで
那義の大好きなカプ、深沢×和貴伏見×冬貴のお話が
たっぷり読めて大満足です!

Hももちろんたっぷりと濃厚にありました。

那義、このシリーズを読んだのはずいぶん前なので
ストーリーの中に籠められてるものを
細部まで理解できてるかどうか自信がないです。

再読したいなぁ。時間がないけど。


これまでのレビュはコチラ

清澗寺家シリーズ  以前のブログからのコピペなので超簡単レビュですwww


終わりなき夜の果て(上) 著者:和泉桂 イラスト:円陣闇丸
リンクスロマンス BL小説 2010年9月
★★★★
終わりなき夜の果て〈上〉 (リンクスロマンス)/和泉 桂
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◆あらすじ(ノベルズ裏表紙)

禍々しくも淫らな血統の清澗寺伯爵家――その次男・和貴は、深沢に支えられて業の深い一族を背負っていた。だが、深沢の義弟の出現で、恋人の過去と向き合う羽目になる。折りしも父の冬貴が倒れ、血族を担う重圧に追いつめられた和貴は、深沢を愛するあまり彼から離れようと決意し……。 雑誌掲載作に加え、初代伯爵・貴久の掌編、冬貴の伏見への深遠なる想いを描く描き下ろし作品も収録した、清澗寺家シリーズの第一部完結編・上巻。 ◆

宵闇  貴久と嵯峨野の短いお話がプロローグになってます。
貴久のセリフがなにやら妖しげで、
その貴久を守ってやるという嵯峨野の言葉も意味深で

上手い具合に引き込まれて読み始めました。



終わりなき夜の果て 前編  深沢×和貴
清澗寺家の淫蕩な血を色濃く引いている和貴は、
父・冬貴にどんどん似ていく自分を厭う。
それは自己破壊欲にも繋がっていて、
深沢はそれをずっと危ぶんでいたんですが。

このお話では、深沢を深く愛する和貴が、
彼の幸せを奪っているのは自分ではないかと
ぐるぐるしちゃってます。

そんな和貴が可愛いですー(って思うの深沢と私だけか?www)
ぐるぐるして一人結論を出そうとする和貴に
深沢は自分の手で引導を渡そうとします。
それはひとつの賭けでした。
このシーンが息づまるような展開で、すごく良かった!

「生きたい」という和貴の言葉、私もとても嬉しかったです!

その後のお仕置きは尿道責めです!
深沢、特注で針を作ってますwww

そういえば、和貴が冬貴に喰われそうになるシーンもありました。
なんでもありが清澗寺家でしたっけねwww


罪の褥を満たす愛  伏見×冬貴
この二人もすごく深い繋がりですよね。

嵯峨野に対峙するために伏見を上海に行かせ、冬貴一人で動きます。
嵯峨野への言葉通り、己の肉を使って。

冬貴は伏見以外に何も興味を示さず、ただただ淫蕩な魔物ですが、
本質はクレバーで切れ者なので、その本領発揮といったところ。

清澗寺一族は、受け一族ですよね。
でも、パパって根本的な性格は攻め気質じゃないかと。
ポン刀抜いて啖呵切りますよ、冬貴。

カッコエエです!那義、ヤラれました!

この二人のお話はエンドになってます。
二人らしい愛情の形だけでなく、
家族というものに対する冬貴の思いも含まれた、いいエンディングでした。


冬貴の命は伏見の命とイコールです。
深沢と和貴もそうですよね。

カプとしての在り方は違うけれど
お互いが唯一無二であるという深く重い執着愛は、
この2カプ共通だと思います。

だから那義はこの2カプが好きなのかもしれません。


滴る蜜  深沢×和貴
甘々ラブラブな二人です♪
『和貴』『直巳』と呼び合いながらHする二人。
読んでてもうニヨニヨするしかないですよ♪


表題作『終わりなき夜の果て 前編』のラストで
道貴と国貴が出てきてます。
下巻はこの2カプですね。


円陣さんのイラスト、とても素敵でした。
口絵が大好きです!
清澗寺3兄弟と、父ちゃんもいます!
いい絵だなぁ(´▽`)・・♪


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