総選挙の争点 | 独立直観 BJ24649のブログ

独立直観 BJ24649のブログ

流行に浮かされずに独り立ち止まり、素朴に真っ直ぐに物事を観てみたい。
そういう想いのブログです。

 総選挙の争点。
 それは三本の矢から成るアベノミクスを信任するかどうかだ。
 テレビや新聞を見ていると、要領を得ない解説がなされ、白けてしまうかもしれないが、日本経済が復活できるかどうかに関わる大事な選挙だ。
 関心を持ち、投票に足を運んでほしい。

 私はアベノミクスを信任する。
 なぜなら、アベノミクスはデフレーション不況脱却に向けた経済政策の基本に則っているからだ(飯田泰之「図解 ゼロからわかる 経済政策「今の日本」「これからの日本」が読める本」(角川書店、2014年)参照。http://ameblo.jp/bj24649/entry-11903248454.html)。
 注意してほしいのは、アベノミクスと消費税増税は別個の政策だということだ。民主党などは、両政策を関連づけて、「消費税増税先送りはアベノミクス失敗の証明」などとして批判するが、全くもって的外れである(http://ameblo.jp/bj24649/entry-11941955884.html)。
 消費税増税は民主党政権の時に決められた(公約違反)。
 安倍政権で消費税増税を実施することになったが、これがアベノミクスでデフレ脱却に向かっていた日本経済を腰折れさせてしまった。
 いまいちど、デフレ脱却に向けた取り組みは仕切り直しになった。

 アベノミクスは誤りだと批判する代表例は民主党である。民主党は野合によって党勢拡大を図っている。
 しかし、民主党は対案を出せない。
 なぜなら、アベノミクスは基本に忠実なのに、民主党はアベノミクスは誤りだとし、基本に背いてしまっているからだ。
 対案を出すためには、アベノミクスと同じ方向性で、より精緻な政策を打ち出すべきだが、民主党にはそれができない。
 取って付けたような、重箱の隅を突くような、場当たり的で散漫な政策を打ち出すのがせいぜいだ。
 なお、民主党は、安倍政権下で実質賃金が下がっていることを問題視するが(http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141120-OYT1T50067.html)、デフレ脱却過程においては大した問題ではなく、むしろ失業率と名目賃金の改善の方が重視されるべきである。そのうち実質賃金も上がってくる(貨幣錯覚。http://ameblo.jp/bj24649/entry-11909293500.html)。
 民主党を信任してはいけないと思う。
 共産党も社民党もアベノミクスには否定的だろうが、彼らは資本主義経済に立たないので論外だ。

 アベノミクスに好意的な野党は、次世代の党と維新の党だ。
 太陽の党は確認していないが、おそらく次世代の党と同じく好意的だろう。
 みんなの党も好意的だったが、解党してしまった。現在、和田政宗参議院議員が新党発足のために努力している(https://twitter.com/wadamasamune/status/535401636017881088)。
 自民も嫌、民主も嫌、第三局に投票する、というのであれば、これらの政党に投票すればよいと思う。
 ただし、私としては、維新の党は信頼できない。維新の党は、みんなの党と日本維新の会のダメな部分が野合してできたという印象がある。江田憲司・橋下徹両共同代表の間には、考え方にも隔たりがある。

 日本は失われた15年ないし20年という、長期デフレ不況から抜け出せないでいた。
 今度こそ、アベノミクスによって、デフレ脱却を果たさなければならない。
 財務省との戦いは難しく、景気回復を腰折れさせると予測されていた消費税増税を実施することになってしまったが(安倍総理自身は増税反対。http://ameblo.jp/bj24649/entry-11875914413.html)、今一度アベノミクスに力を与えて、この難局を乗り切るしかない。
 今回の解散にあたっても、財務省の政界工作は凄まじく、再増税先送りを実現するのは難事だった(http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200004-n3.html)。
 デフレ脱却を進めるには、私たちの生活を豊かにするには、アベノミクスを信任するという民意を投票によって示すことが必要だ。
 一人でも多くの人が、投票してほしい。