京野菜、九条ねぎのいかてっぱい | ビオキッチン京都

ビオキッチン京都

日本の食文化・和食が世界無形文化遺産に登録。ビオは京都が誇る京のおばんざい・日常のおかずを国内外の観光客に農&料理体験教室(農作物の収穫や食品加工・流通体験)を提供します。

京野菜、湯葉、生麸は外で食べるもの、と決め付けていませんか!いわゆる京素材って、意外とカンタンに料理できるんです。

京都人の母が作ってくれていた日常の家庭のオカズですね。

おばんざいとは京都の常の日のお惣菜のこと。
旬の素材、手近な食材を、手間をかけずに使い切る献立の数々。
日持ちがしない料理は、食べ残しの出ない分量だけ作り、あともの足りない分は作り置きの出来る常備菜でまかなう。
無駄なお金も時間も労力もかけんと、ゴミも少ししか出さない、超合理的な伝統の家庭料理。
電気冷蔵庫が今程普及していない時代、京都では、これらはごくあたりまえの調理法でした。


京都のスーパーやデパ地下で普通に買える素材を使って、簡単レシピで作る京料理風・家庭料理に挑戦してみましょう!


  京野菜、九条ねぎのいかてっぱい



細ねぎと寒ぶなを白みそで和えた香川県の郷土料理、「てっぱい」。香川県では、鮒のことを「鉄砲」と呼んでいたことから「鉄砲あえ」と名付けられ、後に「てっぱい」となりました。


かつて京都では、ひな祭りの節句料理のひとつとして食べられていましたが、今では季節を問わず食べられることも多くなりました。京都のてっぱいには、いかと京野菜の一つである九条ねぎを使います。


ご存知の通り、京都のメイン通りは北から順に一条から十条まで名が付いています。古くからその中の九条という通りでねぎが栽培されてきたことから九条ねぎと名づけられ、古くから親しまれています。


よく目にする関東の根深(ねぶか)ねぎと違い、青葉部分の多さが特徴です。風邪のひき始め 疲労回復、食欲不振などに効果があります。

冬の寒い時期にぬめりの出てくる九条ねぎと、甘味のある白みそが混ざり合ったいかてっぱいは、なんとも言えない美味しさを堪能出来ます。


材料:

九条ねぎ・・・5束、ロールイカ・・・10㎝、白みそ・・・大さじ1、
ごま・・・少々、砂糖・・・少々、酢・・・少々、みりん・・・少々

 1 これが九条ねぎ。青い葉が多くて柔らかく、風味が良い。

 2 ねぎをゆでる為に鍋にお湯を入れる。沸騰したら砂糖を少々入れる。

 3 2の中にねぎを入れる。このとき硬い根っこから入れる。ゆで上がったねぎはすばやく冷水にさらし、1~1.5㎝に切り、水切りしておこう!!。

4 イカをゆがき、1~1.5㎝に切って、水分をふき取る。

5 人ボールに白みそ、ゴマ、酢、みりんを入れて混ぜ合わせる。

6 5のボールに3、4を混ぜて完成。好みに応じて酢やみりんなどを足してもいいよ。


ポイント:

ゆでたねぎは素早く冷水にさらそう!!
そうすることによってねぎの青さが保たれるよ。