今回は頭高山から篠窪を回り帰ってくるまでを報告する。
■マップ
今回の実走マップを示す。
↑全体(赤色が往路、青色が復路)
■見所
★頭高山(ずっこうやま)
秦野市の南、渋沢丘陵の西端にあり、小田急線とR246を挟んで松田山(中腹にチェックメイトCCがある)と対峙する山が頭高山である。
R246寄入口交差点のコンビニから正面に見えるおにぎりのような山が頭高山なのだ。
標高303.4m。
新松田駅と渋沢駅の間にあり日帰りハイクを手軽に楽しめる。篠窪や神山滝と合わせて回ることも可能。
★神山滝(こうやまたき)
R246の目と鼻の先、K710沿いの登山道入口から急坂を10分も掛からずにたどり着きます。
2段に落ちて落差は約20mはある立派な滝です。
水量は天気次第で雨の後なら十分迫力ある落水を楽しめます。
滝の下流に大人のホテル神山滝(こうやま)があって、以前はホテルの入口横から滝つぼに散策路が利用できたのだが現在は閉鎖になっているので、K710側から見に行く場合は注意が必要です。
★富士見塚
篠窪峠にある塚で、もともとは矢倉沢往還の一里塚であったのではないかと言われている。
ここから素晴らしい富士山の眺望を堪能できたことから、「富士見塚」と呼ばれている。
頼朝は、伊豆で挙兵したのち、武士の士気を高めるために「富士の巻狩り」を催した。
その際、ここの塚で巻狩の往還に馬をとめ、富士山を眺めたといわれる。
★篠窪の菜の花畑
「農業法人蜂花苑(ほうかえん)」が蜂の飼育のため、休耕地を活用して育てているそうです。
非常に広く菜の花に覆われるので春は見事です。
■実走詳細
(15)峠トンネル
渋沢と大井を結ぶ道が県道秦野大井線(K708)です。
渋沢中学の正門前が急坂になっていて、坂の最高点にあるのが峠トンネル。
”XX峠”ではなく、シンプルに”峠トンネル”潔い。
トンネルを抜けると峠地区になり、その先が篠窪となる。
K708は自転車で走るのにお薦めの道です。昔の里山を走っているような感覚になります。
今回は、トンネルを抜けずに、トンネルの上を通過します。
↑渋沢中前でK708に合流して峠トンネル方面に走り、トンネル手前の左分岐で離脱する。
↑すると突然の激坂が200mほど現れる。写真を撮り終え踏み出したら前輪が浮いたので慌ててダンシングして前輪を押えた。
↑逆くの字に曲がった後の分岐を右折する
↑見事な風景。右の道を進む。
↑曲がり角
↑篠窪方面
↑頭高山入口方面
↑頭高山入口に到着。頭高山まで1.2km
↑終わりかけの梅を見て進む
↑何故か一山越してしまう
(16)頭高山(ずっこうやま)
この山は303.4mと高くはない。
R246とは反対側の渋沢、千村(ちむら)からだと頭高山入口から50m程度の上りで頂上となる。
これが、K710側(標高100m)からの登山道だと200mは登らないといけない。
アプローチするなら断然簡単な渋沢中方面からをお薦めする。
この山には中腹に周回路があり一周できる。
今回は千村側からアプローチし、周回路分岐で左回りを進み頂上に14:30到着。
ここで遅めのお昼休みを取ります。
到着したときは一人だったのですが、いつの間にか後ろの東屋に1組、2組と到着し皆さん小休止。
↑頂上へは右回りでも左回りでも、どちらからでも可能です。
↑今回は左回りで行った。
↑頂上到着
↑頭高山頂上の東屋
↑頭高山の説明
↑標高303.4mに対して私見を追加した人がいる。
正直ウザイ。303.2mでも303.4mでも大してかわらんだろうに。
↑大井町方面。眺望は素晴らしいというほどではない。期待しないように。
残念ですが、頂上からの眺望は絶景ではありません。
富士山の方向である大井町方面は雑木に囲まれていて、見えない訳ではないけれど、爽快な気分ではない。
それでも、下草もない早い春の晴れた日に登ったためか、周りの景色がすっきりしていて時期的には良かった様に思います。
↑今日の持ち物チャック。今回のショルダーバッグは、また小さくなりました。
ビジネス用で使わなくなったバッグを見直して試しています。
100kmくらいのライドなら、バッグは大きくなくても平気ですね。
頂上で30分ほど休憩して、次の目的地神山滝へ向かいます。
下りは上りと反対側の右回りに出るように歩きます。
↑上った時と反対側に向かう
↑寄や松田山が近くに見える
↑周回路はとても歩きやすく、ランニングにもってこいですね。
(17)神山滝
頭高山を下り、東屋前に戻ります。ここに立つ行き先表示に従って神山滝を目指します。
自宅で検討した時は、滝を見てまた東屋に戻り、篠窪に向かおうかと考えていたのですが、実際に歩くと戻れません。
正確には、「もう上りたくない、下る」となります。
↑森に入っていく、最初の方は左に急な斜面が続く
始めは平坦な周回路に思える、実際神山滝と東屋の分岐までは時間が掛かりません。
トラバースの細い道です。踏み外して落ちてしまうとやっかいな感じです。
↑二重の周回路のようだ。ランナーが追い越していった。
「落ちたら圏外だし、助からないかも」なんて考えて歩いていたら、凄い勢いを感じたのでズバッと振り向いたら、「こんちわ~」っと体の大きな若者がTシャツジャージで走り抜けていきました。
トレランの練習コースみたいです。そういえば頂上から下りる時もランナーとすれ違った。
たしかに周回できるので練習にはいいですね、落ちたら大変だけど。
周回路を暫く進むと分岐が現れます、神山滝は左に分岐そしてはげしく下ります。道をそのまま行くと東屋となるというので周回路は2つあるんでしょうかね。未確認です。
神山滝への分岐を下りだすと、滝周辺で特有の音「シャー」という水が落ちる音が聞こえてきます。
滝が近いのが分かり気分は盛り上がる。
↑神山滝への分かれ道です。ここからが強烈です。
↑道は曲がっているが、直線的に落ちていくような感じの道。下って急なので、上ってもつらいでしょう。
道は九十九折になってはいますが、ほぼ直下りで落っこちる感じです。
滑らないように慎重に速度をコントロールします。足で踏ん張って進むのでももの筋肉がピクピクします。
右手にははっきりと小田急線の線路が見えるようになります。
高さはないのですが、急坂下りなので足に来ます。
分岐ポイントに来ましたが行き先表示がないので困ってしまいます。
通常なら分岐に「神山滝→」みたいな表示があるはずなんですが、現在はありません。
代わりに、分岐の脇に立つ雑木に、誰かが書いた「滝はこっち」の表示がありますので、行かれる方は良く見てみてください。
↑分岐なんですが行き先表示が見当たらない
↑誰かが書いてくれたので左に進むのが良いことがわかる
あまりに、自然のままの道なのでプレスポくんは最寄の場所に放置。
私が単独で歩いて滝に近づきます。足場も悪いので、注意してください。
↑滝が見えたところでプレスポを放置。誰も居ないので平気です。
↑足元はホントに注意が必要です。
不注意に踏み外すと、スポッと通り抜けて下まで落ちてしまうでしょう。
手すりが終わった先もまだ滝に近づけるので、迫力は抜群です。
苦労して下ってきた甲斐は十分にあります。
↑右を見て、手すりが終わっても、まだ近づける。
↑滝の目も前まで行ける
R246は目と鼻の先なんです。雨があった後の晴れた日だったせいか水量もバッチリです。
やはり滝見物は雨の後に限ります。
夢中で写真を撮っていたら、「充電してください」のメッセージとともにブラックアウトしました。
「アハハハ」終わっちゃった。
神山滝は全景まで撮った後だったので良かったけれど、次の篠窪が「...」仕方ないですね。
滝つぼの先を見ると遊歩道がある様に見えますが、事前調査ではもう閉鎖されたはずなので半信半疑。
見えた遊歩道に行く道はというと、倒木なので近づくのも大変な感じ。
行ってダメだった時また戻ることが出来るだろうかと考えたら、とても行く気にならなかった。
↑下の滝つぼの先に遊歩道があるように見えるのだが、この先で閉鎖されているようです。
↑下に行く道も塞がれているみたい
↑わざとポールを立てていません。歩かせないようにしてある。
↑マイプレスポが随分上にある
↑神山滝の全体を撮った所で今日は終了。
自転車を担いで分岐ポイントに戻り、登山道を下ります。
こちらで正解です。K710へは5分も掛からずに出ました。
ほっとした。(^。^;)ホッ
↑カメラ使えないのでGoogleのストリートビューで確認してみた。登山道はK710沿いに出るのだがストリートビューは直前までしか行ってなかった。おしい。(^_-)y
(18)富士見塚
K710を新松田方面に走ると東名高速の高架下でK77に移ります。
カーブをくねくね上って左に分岐が現れるので左折して○輪っか道を進みます。
ここから富士見塚までの道が、私にはきつくてしょうがない。いつも最後は歩くより遅いんじゃないと言うヘロヘロ状態で富士見塚に到着する。
16:05富士見塚到着。
ウォッちずで調べたところ平均勾配12.7%ですって、そりゃつらいはずだ。
↑K77から富士見塚入口。ここから1.1km辛い上りが続く。
(19)篠窪の菜の花畑
篠窪の菜の花畑は毎年見に来るのですが、年によって見栄えが違いおもしろい。
今年は見事です。昨年はイマイチだった(来た時期が悪かったのかもね)
神奈川の菜の花畑というと二ノ宮の吾妻山公園が有名なんですが、あそこは自転車で近づけないので私的には対象外です。
篠窪か三ツ境の追分市民の森ですね。それで十分です。
やはり、思うことは「カメラが使えたらなぁ」
残念ですが、今年は記憶だけにします。
★せっかくなので、昨年、一昨年の様子を紹介。
↑2012/4/7の篠窪
2013/3/30の篠窪
(20)帰り道
16:17富士見塚を出発して帰路につきます。
菜の花畑を通り抜け、丘を越えてミニ富士見ハイキングコースを走り、松田乗馬クラブが見える”柳”でK77に合流。
↑K77の合流ポイント
カメラをバッグにしまい、あとはペダルを回すだけです。休憩は藤沢で1回とする。
篠窪→大磯間AVE26.3km/hr。
大磯-浜須賀間AVE29.6km/hr
篠窪-自宅間48.66kmを2時間で走破。AVE24.3km/hr
土曜日の夕方ともなると、まだ走るライダーは少ないですね。
R134の茅ヶ崎あたりで、練習に向かうタイムトライヤルバイクのライダーを一人見ただけで境川CRに戻ってきました。
レース志向ライダーはやはり速いですね、マイプレスポのサイコン表示が37km/hrなのに離されちゃいました。
「一体何キロ出とるんじゃい」ってびっくり。
18:35に帰宅。
■本日のデータ
・出発時刻-到着時刻(実時間)=08:45-18:35(09:50)
・乗車時間=05:59:58
・距離=110.35[km]
・AVE=18.3[km/hr]
・Max=56.3[km/hr]
・累積=0891.1[km]
※各ポイントの通過時刻(サイクルコンピュータ)
出発 08:45
境川CR 09:00
松波R134 09:28
大磯R1合流 10:00(01:13:09)距離29.07km、AVE23.8km/hr
神揃山 10:35
東の池 11:10
西久保 11:50(02:03:27)距離40.20km、AVE19.5km/hr
七国峠 12:00
厳島湿生公園 12:35-12:55出発
砂口配水池 13:13
秦野一望 13:23
渋沢中学校前 13:50
頭高山入口 14:14
頭高山頂上 14:32(お昼休憩)15:02出発
神山滝 15:28
富士見塚(篠窪)16:05
篠窪(出発) 16:17(03:58:41)距離61.69km、AVE15.5km/hr
大磯R134 17:05(04:44:04)距離81.86km、AVE17.2km/hr
浜須賀K30 17:31(05:06:55)距離92.72km、AVE18.1km/hr
藤沢橋 17:52
自宅 18:35(05:59:58)距離110.35km、AVE18.3km/hr
■参考URL
※1. 秦野市観光協会-観光スポット情報【頭高山】
http://www.kankou-hadano.org/hadano_hiking/hiking_zk.html
↑ハイキングコースの紹介
※2.頭高山:標高303m
http://www2.plala.or.jp/kobato/main/zukko.html
↑分かりやすくまとめられています。
※3.神山滝(こうやま)
http://www.geocities.jp/dbpyq035/kou.html
↑R246の目と鼻の先にこんな立派な滝があるなんて、知らなかったなぁ。
※4.神山滝 ~ぉ茶の滝画像館~
http://www016.upp.so-net.ne.jp/justea/japan/kouyama.html
↑道が滑りやすいので靴には注意をはらいなさいと言っている。
確かにその通り。滝周辺の道は全般的に荒々しいので、足元はしっかりと踏ん張れるもので行かれたほうが良い。
※5.神山滝から頭高山、そして渋沢鉱山跡へ イガイガの丹沢放浪記
http://igaiga-50arashi.at.webry.info/200706/article_4.html
↑”昭和三十年代には、松田町も観光の名所としようとしたこともあったようだが、現在は...忘れられた滝”
松田町は何が理由で放置したんでしょうね?まぁ滝一つくらいではお客さんが来ませんけどね。
塩川の滝を見てそう思いました、日本の滝100選くらいにならないとなかなか注目されないですね。
※6.菜の花と富士山 神奈川県大井町篠窪峠 富士見塚 四季の里 蜂花苑
http://tkomse.photo-web.cc/haru12%20nanohana.html
↑篠窪の菜の花畑は毎年見に行ってしまいます。
※7.篠窪峠
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%A0%E7%AA%AA%E5%B3%A0
※8.神奈川の「峠」という名の集落
http://homepage3.nifty.com/tougepal/shuraku.htm
↑確かに言われてみると”峠”集落は、窪地の底にありましたね、峠ではありませんでした。
不思議だなぁ。
この日の夜も足が悲鳴を上げました。
どうも、サイクリングではなく、山歩きで長い急下りを歩くと足が耐えられないようです。
サイクリングばかりしていると、歩行が弱くなるのは本当なんですね。
山歩きをどんどんやって慣れていこうと思ってます。
それと、最近思うのですがR134はペダリングが楽です。
道が平坦で信号が少ないので、なにも考えずにフィットネスしてる感じです。
山の坂道で辛抱ペダリングばかりなので、海沿いを走ると特に感じます。
どっちが面白いかと言えば、やはり山道の方が面白いかな。
今週末も走りますぞ、もう行き先は決めている。
ではでは(⌒_⌒)v