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プレスポで行く神奈川の道


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■山稜について
山に登りだすと”xx山稜”と言う名前をよく目にし、気になっていた。
”鍋割山稜ってどこからどこまでを言うの?”
疑問に思ったことありませんか?
 
色々調べて書き留めていたらなんだかまとまったので報告することにしました。

普段無意識に使っている用語についても改めて理解できたので紹介する。
 
■地形に関する用語
●山(やま)
周囲よりも高く盛り上がった地形や場所のことを言い、山の複合的なものを山岳(連山、山地、山脈)と呼ぶ。
●山地・山脈
日本国内での山の呼び分け。
山地=いくつかの山が集まったもの。山域。
山脈=いくつかの山々が長く帯状に連なって並んでいる山地。
日本では標高3000m前後の山が複数ある場合に山脈が使われる。山地では総じて山々の標高が低い。
なお、フォッサ マグナ(Fossa Magna)(本州の中部、新潟県糸魚川と静岡県静岡市とを結んだ線の周辺地域)を境にして、
東日本は山地が南北方向に伸び、西日本は山地が東西方向に伸びている。
 
※日本アルプス
以下の3つの山脈の総称。
日本アルプスの命名とヨーロッパへの紹介は英国人によるものである。(みろく山の会じゃありませんよ)
・北アルプス=飛騨山脈(ひだ さんみゃく)
・中央アルプス=木曽山脈(きそ さんみゃく)
・南アルプス=赤石山脈(あかいし さんみゃく)
 
※社会 地理 日本の地形
 
●尾根と沢と谷
完全な円錐形の山には尾根も沢(谷)もない。

(★富士山には尾根がありません。これ大事)
山の斜面に現れるライン(線)状の凸凹(デコボコ)を尾根(凸)又は沢(谷)(凹)という。
尾根は山の斜面を水流が削り残した部分と思えばよく、尾根と沢は隣り合わせに現れる。
山頂(P:Peak)は四方(360度)に高い地面がない地点を言い、2つ以上の山が並んだ時の山頂間に引かれる尾根のことを稜線と言う。
尾根の低くなっているところ(鞍部)をコル(C:col)と呼ぶ。
馬に乗せる鞍のような形が由来であり英語ではサドル、コルはフランス語であったが英語化したもの。
稜線上には必ずコルが存在する。
●ピークの色々
~丸:丸い山容の山を言う。古代朝鮮語由来説は本当?
~ノ頭(あたま):”かしら”は間違いだよ。沢の源頭部の延長上にある突起部分。”ノ”で”の”じゃない。
~ノ峰(ヶ峰)
~嶺
●コルの色々
~峠:人や乗り物が通り易く整備された場所。交易路(物流)に関係していることが条件。
~乗越(のっこし):限られた人(林業関係者や登山者)が簡易的に越える場所。信仰の為の道でも良い。

~タワ(ダワ):尾根のたわんだ所、鞍部を指す古語。”乢、屹、嵶、垰”などの字を当てる。
~タル(ダルミ、ノタル):山の稜線が垂れているという意味。 「タル」とは中くぼみの地形を示し鞍部を指す。
~キレット(切戸):鋭く切れ込んだ急峻な鞍部。外来語風だが純粋な日本語。注意すべき場所に使われる。
~クビレ
●稜線
~(山)稜:稜線の始点又は終点の山名を用いて呼ばれる。”山”がない場合は”頭”の名を使う。
あくまで複数の山頂の線状の連なりを指すもので単発の山には使われない。
尾根や峠が境界となるようです。
稜線上の峠を含んだ呼び名の場合は”山稜”ではなく”尾根”とするようです。
 
●沢(谷)
沢(又は谷)とは、山の斜面の帯状の窪みを表す言葉だが違いは何か?
使われる地域で違うらしい。
日本(北)アルプスを境にして東日本なら「沢」、西日本なら「谷」を使う。
~谷:西日本では”たに”、東日本では”や”と読む。
身近な地名で確認すると納得するよ。
谷がある苗字の人は読み方で出身が大雑把に分かるね。
 
※沢と谷は何が違う
※谷 wiki
 
■丹沢の古代朝鮮語説
良く知られているのは「丹沢の語源として”丹(たん)”は古代朝鮮語のタン(谷)に由来しし、丹沢は”谷深く美しい山”だ」と言うのだが、
ホントに古代朝鮮からの渡来人が命名したのだろうか?
”丸”がつく山名が多いことも同様の理由からと言われている。
 
「丹」は”たん・に・あか”で赤い色を言う。
関東の地層、関東ローム層は富士山の火山灰の堆積で赤土層なのです。
東日本では”谷”は使わずに”沢”を使うので、赤い土の沢=丹沢と言うことじゃないでしょうか。不老不死の沢とも読める。
明らかに日本語由来である。
 
丹沢は関東大震災の時、全域(丹沢山塊)で山体崩壊が発生し、山容が大きく変容した。
稜線そばの崩落斜面で赤土が表出しているのを良く見かける。
丸と言う山名も山岳用語は地形を元にしているものが多いので、山頂が丸い山で良い。
丹沢に多いと言っても、丹沢の山の数はものすごく多く、丸の付く山が特に目立って多い訳ではない。
 
丹沢は昔から信仰の山で普通の人が入る場所ではなかった、谷が増えたのは関東大震災以降である。
現代の登山道で考えるから間違えるのだ、古道と言われる道は皆険しい道である。
道(街道)が未発達だった古代において人が活動できたのは海岸線や川の近くなどに限られており、山奥を自由に歩き回ったと考える方がどうかしている。
山岳信仰に関係した山名が多い丹沢を古代朝鮮の渡来人が悠長に歩き回って”谷深く美しい”なんて言うはずがないじゃないか。
実際に山に入って、藪漕ぎなどをしてみると進める距離が僅かであることが分かる。コンパスも地図もない時代じゃすぐに遭難してしまうよ。
言語学者は脳内で言葉遊びをしているのであって、実際の山を歩いたことがないのではないだろうか?

私は古代朝鮮語説を信じていない。
これは、4500首ある万葉集の例外的に解読できない少数の歌が、たまたま古代朝鮮語で読めたことで万葉集は古代朝鮮語で書かれていたものだ、
と解説することと同じであり出鱈目である。(人麻呂の暗号という本が昔話題になった)
万葉集は日本語の歌で書かれたものですよ。
 
それに古代の朝鮮人は大磯付近に一時的に滞在したものの埼玉方面に移動して定住していない。
平塚市高麗山(これは渡来人と関連がある)の由来から勘違いする人が多すぎる。
まず、”渡来人=朝鮮半島から流れてきた人々”というのが正しくない。
古代の朝鮮半島の人々が日本より発展していた、という暗黙の了解も私は疑っている。
渡来人=中国大陸から内戦を逃れてきた人々、が正しいと思っている。

古代の交通は陸路より海路が中心で、半島を通るより、船で海を直接越えてきたと考えた方が素直である。
水稲の始まりは中国で間違いないが、日本への伝播は、半島経由ではなく直接伝わったと考えている。
古代朝鮮語に関する記録は残っておらず、地名漢字の読みが現代の朝鮮語に似ていると言われても古代も同じかどうかは分からない。
秦野市の秦氏も渡来人だとい説もあるようだが、神奈川の大部分が渡来人になってしまい、荒唐無稽と言わざるを得ない。
科学的な(染色体とか色々)比較で日本と中国・朝鮮とは類似性がないと言われており、基本的な人員構成で行けば昔も渡来人の数は少なかったと考えるのが正しい。
真実は逆で、日本から半島に色々な技術や文化が広まったと考えた方が理屈が合うのではないかと私は思っている。
 
※日本の山の名前の由来や原点を探る | 自然を旅する 遊歩紀行
※山の名前っておもしろい! - 16 ページ
※「丸」を求めて・「0丸」と呼ばれる山の名前 : Cafe Kichijoji
↑丸という山名は全国に44あり、地域は東京都、神奈川県、埼玉県、山梨県、福井県、岐阜県、島根県、広島県、徳島県、高知県だそうだ。
共通点があるのでしょうかね、古代朝鮮からの渡来人集落が近くにないと、話が合いませんね。
 
■丹沢の区分け(呼び名)
ちょっと前までの丹沢の区分けは、蛭ヶ岳(ひるがたけ)と檜洞丸(ひのきぼらまる)の間で東西に分ける「東丹沢」(蛭ヶ岳以東)と「西丹沢」(檜洞丸以西)が一般的だった。加えて、塔ノ岳以南を「表丹沢」と称して区別していた。
「東丹沢」と「表丹沢」は小田急(秦野市)からのアクセスが便利で人気が高いのに対し、「西丹沢」は御殿場線からのアクセスとなり交通の便があまり良くない。
逆に言えば、山深く交通アクセスのやや不便な西丹沢は丹沢に詳しい登山者の行くところとも言える。
 
こうした丹沢の区分が近年は変わってきている。
丹沢山地を4地域に分けて呼ぶ傾向にあり、北側を北丹沢又は裏丹沢(うらたんざわ)と呼んだり、表丹沢を南丹沢と呼ぶこと(人)もある(いる)。
wikiには4地域の区分が紹介され”東西南北-丹沢”の境界は、上記の区分(尾根で境界)とは違い、行政区域で区別している。
・東丹沢=清川村
・西丹沢=山北町
・北丹沢=相模原市緑区(裏丹沢)
・南丹沢=松田町・秦野市・伊勢原市(表丹沢)
 
「丹沢」のネームバリューが上がり観光資源として各自治体が利用した結果だと考えられる。
「東丹沢」「西丹沢」「表丹沢」のままが良いのか、「東西南北丹沢」が良いのかは利用者判断に任されているのが現状。
 
※丹沢のうんちく
↑丹沢の達人マシラさんのHP。丹沢に興味がある人は、これを一度読みましょう。ためになるよ。
 
■丹沢界隈で使われる山稜名。
                                       (北)
                                        ─西野々
                                         |
                                         |
  菰釣山                                 |
  ▲----▲                              ▲焼山
         |加入道山                       |
         +-▲-+                          |
             ▲大室山                   ▲黍殻山
              +--+小こうげ               |
                 +▲▲大こうげ           |
                    +-▲+                |
                熊笹ノ峰+-▲----▲------▲蛭ヶ岳 (丹沢三峰山)
                         檜洞丸 臼ヶ岳   |        +--▲--▲--▲
                                         |        |         本間ノ頭
                                        ▲丹沢山--+     円山木ノ頭
                                         |          太礼ノ頭
                                         |
                                        ▲日高         長尾尾根  
                                         |             +----+
                                         |       +-----+                            (大山三峰山)
                                  塔ノ岳▲------▲新大日                                 ▲北峰
                   鍋割山                |       +---+                                   ▲中峰
                     ▲-----▲-----▲----+           +-▲-+                              ▲南峰(七沢山)
                     |      小丸  大丸  金冷シ   行者ヶ岳 +-▲-+           菩提峠        |
        伊勢沢ノ頭   |                                  鳥尾山 +-▲-----▲---|    ▲--▲-+
      |--▲--▲--▲--+雨山峠                                   三ノ塔 二ノ塔         大山
    秦野峠  檜岳 雨山                                                           春岳山
                                       (南)


●丹沢主脈=丹沢の中央を塔ノ岳から北の南北方向の稜線。
塔ノ岳 (1,491m)、日高 (1,461m)、竜ヶ馬場 (1,504m)、丹沢山 (1,567m)、
箒杉沢ノ頭 (1,550m)、不動ノ峰 (1,614m)、棚沢ノ頭 (1,590m)、
鬼ヶ岩ノ頭 (1,608m)、蛭ヶ岳 (1,673m)、姫次 (1,433m)、
黍殻山(きびからやま)(1,273m)、焼山(やきやま)(1,060m)。
 
●丹沢主稜=丹沢の中央を蛭ヶ岳から西の東西方向の稜線。
蛭ヶ岳(1,673m)、ミカゲ沢ノ頭(1,421m)、 臼ヶ岳(1,460m)、
神ノ川乗越(かんのがわのっこし)(1,250m)、金山谷乗越(1,300m)、
檜洞丸(ひのきぼらまる)(1,601m)、熊笹ノ峰(1,523m)、大笄(おおこうげ)(1,510m)、
小笄(ここうげ)(1,280m)、犬越路(1,060m)、大杉丸(1,169m)、
大室山(1,588m)、三国山(1,340m)
 
●丹沢表尾根=塔ノ岳から南東に伸びる尾根で、伊勢原・秦野市街から一番近くに見える丹沢山地である。
丹沢の表玄関的な意味合いで「表尾根」と呼ばれる。
菩提峠、二ノ塔 (1,144m)、三ノ塔 (1,205m)、烏尾山 (1,136m)、行者岳 (1,209m)、
新大日 (1,340m)、木ノ又大日 (1,396m)、塔ノ岳 (1,491m)
※表尾根に岳ノ台は含まれない。表尾根の始まりであるヤビツ峠と菩提峠の間にある山だが含まれない理由は分からない。
 
●鍋割山稜=大倉尾根の金冷シ~鍋割山までの稜線。
金冷シ(きんひやし)、大丸(おおまる)、小丸(こまる)、鍋割山。
後沢乗越がある尾根が鍋割山稜の境界と見なして決められたものと思われる。
 
※金冷シ(きんひやし)
この名前は色んな所にある地名らしい。
通過するのに危険な場所を指す古語だそうだ。
 
●茅ノ木棚山稜=鍋割峠~雨山峠まで、間にあるのは頭のみ。
鍋割峠、P1108(鉄砲沢ノ頭)、茅ノ木棚沢ノ頭、オツボ沢ノ頭、雨山峠
 
●檜岳山稜=雨山峠から秦野峠までの稜線。
雨山峠、雨山、檜岳(ひのきだっか)、伊勢沢ノ頭、秦野峠。
 
●石棚山稜=檜洞丸(ひのきぼらまる)(西丹沢の盟主)から南西方向へ伸びる尾根。(4.5km)
檜洞丸(1,601m)、テシロノ頭(1,491m)、石棚山(1,351m)、ヤブ沢ノ頭(1,290m)、
板小屋沢ノ頭(1,130m)、大杉山(861m)、戸沢ノ頭(880m)、箒沢公園橋(西丹沢自然教室)
 
●同角山稜=同角沢北側の稜線
テシロノ頭 (1,491m)、同角ノ頭 (1,491m)、石小屋ノ頭 (1,254m)、大石山 (1,220m)
 
●甲相国境尾根(こうそうこっきょうおね)=大室山以西の山梨県(甲斐国)と神奈川県(相模国)の県境に伸びる尾根。(20km)
間に5つの峠を含む。
大室山 (1,588m)、加入道山 (1,418m)、畦ヶ丸 (1,293m)、大界木山 (1,246m)、城ヶ尾山 (1,199m)、
菰釣山 (1,379m)、石保土山 (1,297m)、大棚ノ頭 (1,269m)、高指山 (1,174m)、明神山 (1,291m)、
三国山 (1,343m
 
 
ではでは(⌒O⌒)

 

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