04月05日 春の山歩きサイクリング(5)-大磯から渋沢へGO!の巻き(1/3) | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

今回は、大磯から七国峠を経て渋沢へと丘陵をめぐり、最後に
篠窪の菜の花畑を堪能した様子を報告しようと思う。
 

カシオの携帯が篠窪の手前で電池切れでBlackOutしました。
それでもよく頑張った。392枚も撮れば電池も切れるわな。
その為、どうやっても2回で報告し切れません。
テキスト短く、写真豊富で3回にわたって報告します。

 

(1/3)大磯~谷戸川
(2/3)西久保~渋沢
(3/3)頭高山~篠窪


■ルート選定
メインの見所として浮かんだのは篠窪の菜の花畑です。

ここは4月上旬が見ごろの遅咲きなんです。
最短ルートはR246ですが、寄り道したくなる見所が途中にないので今回は却下。
大磯の西久保から見た丹沢の山々が素晴らしかった記憶が思い出され、震生湖近くからの秦野一望も道の途中である。

大磯から渋沢を回って篠窪へ向かう基本ラインがすぐに決まった。


今は桜の季節である。神奈川は週末が満開で来週まで持たないくらいの状態。
花見も兼ねるなら今回しかない。
せっかくなので、道すがらで鑑賞できそうな”桜の名所”を調べてみた。

それで見つけたのが「大磯の神揃山」なんです。

360度桜に囲まれるらしいので見てみたい。

ここから西久保に行くのにいつもの道だとつまらないので地図を見ていたら川沿いに一本道があるではないか、谷戸川である。


調子に乗って、篠窪近くの、寄入口コンビニの目の前にあるおにぎり山が何なのか?

道があれば登ってみようと調べた結果が「頭高山」(ずっこうやま)と分かり登れることが分かった。
なんと近くに滝まである。これが結構立派な滝(神山滝)なので見ないわけには行かない。


見所てんこ盛り状態で、これを日帰りで消化しようと言うのだから無茶ですよね。
いつものように2次元地図で考えるので

「できそうじゃない」

となる。

そして、いつものように3次元の現実にガックリするのでした。
「なんだよ、この坂は」(゚o゚;)


■見所
(1/3の見所)
★神揃山(かみそろいやま/かみそりやま)
大磯町国府の鬼門の方向に位置し、5月5日の国府祭(コウノマチ)の斎場のひとつである。
相模の神々が集う神域となっている。相模にある6つの神社のご神体が集まって儀式をした場所とのこと。
国府祭の際に座問答が行われる、落ち着いた荘厳な雰囲気をもつ神揃山では、360度の桜のパノラマが楽しめる。


★厳島神社(いつくしまじんじゃ)-東の池
東の池浮かぶ小島のような神社
「東の池の弁天さん」 (ひがしのいけのべんてんさん)と呼ばれている。

・東の池
江戸時代に約5万平方メートル平米の農業用水として掘削された広さは約4千平方メートルの人造池。
その頃の用水池築造としては、たいへん卓越したものであったと言われている。
6月下旬ごろよりハスの大輪が咲き始め、9月上旬頃まで池一面を覆い尽くすように咲く。

・厳島神社
東の池中央にある中之島に厳島神社(弁天様)があり、祭神は多岐都比克命 ( たぎつひめのみこと ) で、御魂は蛇の木造。
境内にはケヤキやいちょう等があるというが一本は枯れているのではないだろうか?


★谷戸川
大磯の「国府北地域」を代表する場所が、鷹取山、谷戸川、不動川であり、自然豊かな地域である。
特に谷戸川は「大磯の奥入瀬」あるいは「大磯の箱根」とも言える野性的な自然の残る地である。
確かに谷戸川沿いの道は舗装されていたが、野暮ったいガードレールなどは設置されておらず、なんとなく丹沢の渓谷を走っているような感覚になった。大磯の場所柄を考えると、とても不思議な場所である。

 

(2/3の見所)
★西久保
★七国峠
★遠藤原(寄り道)
★厳島神社-厳島湿生公園
★砂口配水場
 

(3/3の見所)
★頭高山
★神山滝
★篠窪(富士見塚と菜の花畑)


■テーマソング
今回のテーマは、私は春らしく感じるのだが春の歌かどうかは定かではない。
'90年代前半のいつ頃か明確に覚えていないが、百貨店丸井のCMソングに使われた一曲である。

 

★シャカラ「レシーフェの風」より - Sambinha(サンビーニャ)


CD

「タリタタン、タリタタン、タリタタン、タリタタン」、
「タリタ・タン・タン・タン、タリタ・ターン」

 

XACARA(シャカラ) - Sambinha(サンビーニャ)
http://www.youtube.com/watch?v=gP6okNdb8TE

 

歌詞もブラジルポルトガル語なので、なんと言ってるかは全く分からない。
メロディと簡単なフレーズが耳に残る程度しか理解できないが、この曲は印象に残った。
この曲が知りたくてCD「レシーフェの風」を買いました。まだ手放さずにまだ持っている。
シャカラが今も活躍されているかどうかはわかりません。

なお、私の鼻歌部分「タリタタン~」は歌詞にはなっていないよ。


■予定
①境川CR→K30から市道を走って、松波でR134に合流。西走開始。
②湘南大橋、花水橋を渡り、西湘バイパス大磯東IC手前でR134を離脱。大磯駅前でR1に合流。
③滄浪閣(そうろうかく)前信号を右折、弧線橋を渡ってR1と並行する市道を進む。
 トンネルを抜けると国府本郷である。守公神社横を進み神揃山に行く。
④バス通りに出て西に進み、月京で右折してK63に合流する。道なりに進み東海道新幹線高架を潜ったら右手に広い池を探す。
池に神社があれば、そこが厳島神社-東の池である。
⑤東の池からK63を横切り谷戸川沿いの道に出る。上流(黒岩)方面へ向かう。
⑥西久保の見晴台から丹沢の山々を見渡す。2つのゴルフコースの間の道で七国峠へ向かう。
⑦七国峠のバス停から西に進み、厳島神社-西の池に行く。
⑧神社のあとは、旧K71の井ノ口交差点を右折して進む。道は最終的に現在のK71に合流してグリーンテクなかい交差点にでる。
富士ゼロックス前の交差点を右折して砂口配水地を右手に見て直進する。
⑨道は秦野市を一望できる良い場所に続いている。その後、道なりに進む。
⑩震生湖(しんせいこ)をまわり込んで小原で右折。道なりに進み渋沢中学を回りこんで正門前でK708に合流。
⑪峠トンネル方向に進んだら、途中の左分岐で県道を離脱、道なりに進んで頭高山入口を目指す。
⑫頭高山へ登る。
⑬頭高山を下る途中で登山道を選択、神山滝を目指す。
⑭神山滝を見たら小田急沿いを走るK710側に下りる。
⑮K710を籠場IC方面に走りK77に移って篠窪を目指す。
⑯ゴルフ練習場を過ぎた篠窪入口から急坂を上り富士見塚を目指す。この坂はきつい。
⑰篠窪の菜の花畑を鑑賞する。
⑱篠窪の丘越えをしてK77に合流後家路につく。
 帰り道は、富士見橋で選択となり走り易い道で帰る。急がず、無事に帰る。
 
■マップ
 全体と今回(1/3)の実走マップを示す。

Map01
↑全体

Map02

↑渋沢周辺

Mao03
↑神揃山周辺

Map04

↑谷戸川関連


■実走結果と感想
 本日の感想は?
 満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)
 満足3つです前回に引き続き4つでもいいくらい良かった。

 私は一気に走ってしまったが、1回で回るのはもったいない。
 お薦めは2回くらいに分けてゆっくり楽しんで走るのが良いコースです。

 神山滝は足に来ますので脚力に自信がなければ無理されない方が良いでしょう。
 当日の夜、足つりまくりました。急な下りが長く続くと筋肉がつらいようです。
 
■実走詳細
(01)出発
出発は08:45。遅いです。
気持ちは7時出発で寝るんですがね、起きられません。
いろいろ準備していると、つい夜更かししてしまうのです。
今日はいつもの公園の桜のある元ゲートボールコートを見て行きます。
コートのど真ん中に桜の木があって、花見の宴会には非常に良い場所なんです。
ブルーシートが着々と敷かれていました。お昼はにぎやかなことでしょう。
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↑いつもの場所
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↑こういうところも実はある。

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↑元ゲートボールコート。朝早くからご苦労山です。天気がいいので楽しんでくださいな。
 
(02)境川CR
大磯からがスタートなので、境川CRとR134は準備運動です。
10:00大磯駅前に到着。R1に移り西走を続ける。

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↑境川CR。いつもと違う角度
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↑いつものアングル
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↑春は色とりどり
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↑湘南大橋の上からR134
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↑大山です
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↑大島が見えます。
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↑土曜日の午前中にこんな状態のR134は珍しい。思わず撮ってしまいました。

普通は渋滞しているところです。
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↑大磯到着。
  

(03)大磯の田舎道
滄浪閣(そうろうかく)前信号を右折して弧線橋を渡る。
弧線橋の上から湘南平の鉄塔が見えた。
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↑滄浪閣前です。滄浪閣って伊藤博文が住むつもりで建てたものらしい。
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↑湘南平を望む。私はあまり好みではないので行かないんですよね、湘南平。

R1やJR東海道線と並行する市道を進む。
途中の景色がよいので度々停まってはパチリと写真を撮る。
大磯城山(じょうやま)公園の裏手辺りにトンネルがあり、抜けると国府本郷である。
私は地図上の神揃山の位置を1つ隣だと勘違いしていたため道に迷ってしまった。
道行く地元の方を見つけては「神揃山(かみそろいやま)にはどう行ったら良いんでしょう」

と聞きまくり、10:35にやっと到着した。

分かってしまうと悲しいが、守公神社横を素直に入ればすぐだった。

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↑大磯の田舎道
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↑JR沿いに目立っていた菜の花。(地元の人はカブの花だというのだが...)
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↑トンネルを抜けると国府本郷。
  

(04)神揃山(かみそりやま or かみそろいやま)
ここは、前日に見つけた桜の名所です。
神様の顔見せの儀式を行った祭場で神社とかではありません。
楕円形のくぼ地に6つの神様※の寄り石を表す石柱が立っていて、周りを桜の木が360度あるところです。
そんなに広くはありませんが、桜に囲まれた印象は、何ともいえませんね。
これはお花見にもってこいです。
当日も石柱の近くで1家族がお花見していました。

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↑右方向に城山公園があり、正面から当日は来た。標識ではここを曲がって進めとあるが、ここではないので注意。もっと後ろ方向に進んだ所を曲がった方が良い。
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↑神体の寄り石。三之宮日比多神社が見つからず、はてな?
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↑見事な桜です。ホントに周りを囲みます。
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↑ここの1石(三之宮)が写ってました。これだけ離れているので1本足りないと思っちゃうんですよね。

 

広場を一周して桜を堪能。子ども達がある方向に歩き出していくのを見て散策路を発見。
どんどん歩いていったら、裏の国府中生沢分校の前に出てしまった。
この裏の道に出る階段で、地元の親子と遭遇、お父さん(まだ若い)から貴重な話を聞くことが出来た。

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↑距離は短いですが、非常に気持ちよく歩けます。
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↑階段を下ります。
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↑川に向かって進む
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↑橋を渡ります

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↑先ほどの階段部分。

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↑春の小川です。
  

神揃山=元々は「かみそりやま」と呼んでいたが、最近は流入する人口が増えて、皆さん「かみそろいやま」と読むようになって、多数派の読み方が現在の主流なんですと。
”相模の国”の県庁所在地だったことなど、いろいろと教えてもらった。それにしても、若いお父さんなのに、地元の歴史をきちんと理解していたのには驚いた。恐るべし大磯町。

 

※国府祭(「こくふさい」または「こうのまち」)
神奈川県中郡大磯町国府本郷の神揃山及び「大矢場」(現在の馬場公園)で5月5日に行われる祭礼。
平安時代に相模国内の主要5神社を国府に近い柳田大明神に併せ祀って総社六所神社とした故事によるとされる。
主要5神社
一ノ宮 : 寒川神社 (寒川町)
二ノ宮 : 川勾神社 (二宮町)
三ノ宮 : 比々多神社(伊勢原市)
四ノ宮 : 前鳥神社 (平塚市)
五ノ宮 : 平塚八幡宮(平塚市)
これらに総社六所神社を加えた6本の石柱が神揃山に立っている。
6本の立ち方がとても奇妙でなぞなんです。
二之宮、四之宮、五之宮で3石、隣に一之宮と総社の2石が90度向きを変えて立っている。
そして、何故か三之宮は離れた場所に1石で立っている。不思議です。


(05)厳島神社-東の池
これは神揃山から西久保に行く過程で、面白そうな池に神社があるというので行って見た。
池は大きい。はすの花が咲いていると雰囲気が出て良いように思いました。
ちょっと冬から春先は絵的にはイマイチでしたね。


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↑池にははすの花が咲いてたほうが見栄えが良いね。それにしても新幹線の通過は頻繁ですね。
 
(06)谷戸川
谷戸川沿いを走り11:50に西久保到着。
この川も初めて走りました。これはめっけもんの道でしたね。

まさか大磯で、渓谷気分が味わえるとは思っても見ませんでした。
大雪の影響で木や竹が随分倒されていましたが、それがなかったら非常に美しい状態だったんではないかと思います。
距離は思ったほど長くは感じませんでしたので、誰でも負担なく走れるでしょう。
暫く時間を置いてまた走ってみようと思います。
この道はお薦めです。

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↑谷戸橋

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↑とても大磯とは思えない。

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↑道幅と言い、うねり具合といい、傾斜と言い、実にいい。
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↑谷戸川の感じが実にいい
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↑渓谷らしい
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↑道にガードレールがないのが良い。
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↑川の流れる感じも渓流である。

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↑大雪の影響でしょう
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↑黒岩近くの桜
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↑西久保方面

 
黒岩の先に西久保というバス停があり、見晴台になっている。
雲のない晴れた日なら、丹沢の山々の素晴らしいパノラマを見ることが出来るのです。
次回はここの報告からですよ。


※私のお薦めルート
大磯と二ノ宮だけでもポタリングコースになります。私の走行した逆コースが良いと思います。
二宮駅前からK71を走り元町駐在前交差点を右折、道なりに暫く走ると西久保の見晴台に到着します。
その後黒岩から谷戸川沿いを走って東の池-厳島神社を回って神揃山へ向かうのがお薦めです。

Map05
↑私のお薦めする大磯・二ノ宮ポタリングコース。距離も短く、誰でも走れると思います。


■参考URL
※1.神揃山
http://vbsoft.sub.jp/hana/fuusui3.html
↑これを見て「神揃山」に行きたくなりました。
そして、うっかりしました。一石の比々多神社を確認できませんでした。
確かに6つあるはずなのに、三ノ宮がないなぁとは現地で思ったのですが、離れて1つあったんですね。
実に残念だ。

 

※2.神揃山(かみそろいやま):パステルな光と優しい日常
http://kokoronopastel.blog.so-net.ne.jp/2011-06-07
↑まずは六社神社に行かないと行けなかったんですね。
準備不足でした。360度の桜しか頭になかったなぁ。

 

※3.相模国府祭/大磯町ホームページ
http://www.town.oiso.kanagawa.jp/isotabi/matsuri_event/matsuri/sagamikounomachi.html

 

※4.東の池・厳島神社
http://www.town.oiso.kanagawa.jp/i/isotabi/look/rekishi/higashinoike.html
↑はすの花が咲くと雰囲気が全く違いますね。

 

※5.鷹取山ハイキングコース
http://www.town.oiso.kanagawa.jp/i/isotabi/taiken_asobu/hiking/takatoriyama.html
↑大磯の名所めぐりが出来る

 

※6.七国峠から大磯の里山を走る(谷戸川~西小磯)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~aki1025/oisosatoyama.htm
↑走った場所は同じなんですが、ちょっと分かりにくいかな。2006とは様子が違っちゃいましたかね。

 

※7.地域別構想ワークショップ報告書 (PDF:606.4KB) - 大磯町
http://www.town.oiso.kanagawa.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/17/houkoku_chiiki.pdf
↑大磯町まちづくり基本計画-地域別構想ワークショップ報告書(平成16年度作)
いろいろ考えているんですね。


大磯町というと何を連想します?
「大磯ロングビーチ」と「湘南平」ですかね。
もう神話の街にしか思えません。
大磯が大昔の相模の国の中心だったなんて、
想像できないですよね。
次回は七国峠から渋沢近辺の報告です。

 

ではでは(⌒_⌒)v