凄いぞ アラシロ! 行け行け アラシロ!!! | 自転車で糖尿病を克服した!

凄いぞ アラシロ! 行け行け アラシロ!!!



やはりだ。やはりやってくれた!

ツール・ド・フランス 2009、第2ステージのゴールスプリントで、新城選手が健闘、なんと歴史的好順位の5位でフィニッシュしたのだ!

私の予想通りと言えば予想通り、い、いや、予想などしていなかった。期待していただけだ。

ただひとつ言えるのは、間違いなく彼は進化しているということ。

まわりのレベルが高いと、才能ある人はさらに環境に適合して凄い進化を見せる。

新城幸也、彼はUCIプロチーム、Bboxブイグテレコムに移籍してからさらに凄い選手になったようだ。

動画をよく見るとわかるが、後方の比較的不利な位置から猛然とダッシュして(その部分は他の誰よりも速く見える!)、4位でフィニッシュすることになる世界的スプリンター、トル・フースホフトをほぼ追い越そうか、というところでレースをフィニッシュしている。(ちなみに青いジャージの選手がアラシロね。)

しかもフースホフトは前方のロメン・フェイユ(3位でフィニッシュ)の真後ろで空気抵抗をあまり受けない位置でスプリントしているのに対し、新城はひとり左側に出て、空気の壁と戦いながらさらに上位を目指すというファイティングモード丸出しの戦闘的走りを見せている!

こ、これは凄い!

5位というのはまさに歴史的快挙だが、その走りの内容的には確実に3位に匹敵する!

そしてこのYouTube動画ではあまりわからないが、5位でフィニッシュしたときの新城の表情がまた素晴らしかった! そう、相当に悔しがっていたのだ! 彼の心の中ではもっと行けるという感触があったに違いない。間違いなく彼はもっと上を狙っている!

「5位ごときで満足などできるワケはないじゃないか!」というような気概が感じられてなおよろしい!!!

だからといってすぐにステージ優勝が現実的なものになる……ほど甘い世界ではないから、個人的な期待はほどほどにしておくが、これでツール・ド・タ・マガーワ、いや違った、ツール・ド・フランスの第3ステージ以降がさらに楽しみになったことは間違いない。

さぁ、待ってろカヴェンディッシュ!

(ちなみに、別府選手もかなり良かった! 終盤の引きは充分目立っていたし、最終的にもタイム差なしの35位! 別府選手の場合はなにげに山岳コースが楽しみだ!)

(それにしても、このJ-Sports実況解説の栗村さん、そして実況のサッシャさんの興奮ぶりも面白い! 最初はまさか5位に入るなど予想もしていなかったようで、カヴェンディッシュの方に注意が行っていたのが、ゴール寸前、新城の上位フィニッシュに気付いてからは完全に“アラシロ応援、バンザイモード”に!)

(また、もうひとつ第一ステージの前日に行われた選手紹介のときに気付いたこと。ランス・アームストロングの表情、そして目がジロ・デ・イタリアのときとは全く違う。そう、なんて言うか、世界のトップを狙うような目をしていた!…。もしや、ツールの後半、アームストロングが何かを起こすかも!?)


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