荒川サイクリングロードはLAの香り!? | 自転車で糖尿病を克服した!

荒川サイクリングロードはLAの香り!?

さて、今日のブログはこの写真からはじまる。

クルマに乗ったピナレロ
おや? なんだなんだ? これはどういうわけだ?

何やら狭いところに自転車が押し込められているゾ!

車輪が、ひぃふぅみぃよ…4本もあるということは、ロードバイク2台分。

あ、なるほど、これはクルマの中に違いない!

しっかし、毛布にくるまれているというのは、ちょっと不思議だ…。

一体どういうことか…?

そう、お察しの通り、クルマに2台のロードバイクを無理矢理詰め込んで、ちょっとした日帰りバカンスに私とA子は出かけたのだ。

それはほんの数日前の日曜日のこと。

ウチのクルマは単なる2ボックスカーだから、自転車を積むのは大変…そんな先入観でクルマを利用してのサイクリングというのは一度もしたことがなかったのだが、ちょっと発想を転換すれば、それは雑作もないこと。

それに気付いた私とA子は、それぞれの自慢の愛車、ピナレロ君とキャノンデールちゃんを2段重ねにしてクルマに収容し、いそいそと東へ東へと向かうこととなったのだ。

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そして到着したのはココ。

葛西臨海公園とロードバイク
そう、ここは葛西臨海公園。2台のロードバイクにはしっかりと車輪が取り付けられ、まさに出撃準備完了!

葛西臨海公園までは、実際のところ世田谷B地区から約30km弱。

自走しようと思えば、当然できないことはないのだが、それはそれ。

今日はご覧のようにA子も一緒だから、無理は禁物。この猛暑の中の往復60kmというのは考えてみれば今のA子にはちょっとキツい距離。

だからクルマという飛び道具を使って一気にこの場所までワープ。ラクチンにサイクリングを楽しむためのちょっとした工夫をしてみた…というワケだ。

さて、まずは葛西臨海公園を自転車でちょっとポタリング。

この公園、実はバードウォッチングセクションがあったり、(微妙な)サイクリングロードがあったりと、のんびりするにはとても良い空間。

アイスクリームを食べながら、しばし日常の疲れを取る。

そして次に向かったのはココ。

荒川サイクリングロード
ここが噂の荒川サイクリングロード。多摩サイクリングロードに比べると広い広い!

言ってみれば、世田谷の狭い裏路地からいきなりカリフォルニア郊外の広い道路に来たような感覚!

言ってみれば、14平方メートルしかないワンルームマンションからいきなり24帖の吹き抜けの居間がある大型一軒家に引っ越した感覚!

言ってみれば、低くて狭いブリティッシュスポーツカーのコックピットからいきなりハマーH2の座席に乗り換えた感覚!


例を挙げればキリがないが、まぁそんな驚きの広大なサイクリング空間がそこにあった!というわけだ。

これは気持ちイイ!

ちなみに前方を行くのはオレンジ色のジャージに身を包んだA子。

ビンディングの試練 ”を見事に克服した彼女は、まるで空を飛ぶのが楽しくてたまらない、飛ぶことを覚えたばかりの小鳥のように(?)荒川サイクリングロードで大いに羽根を伸ばした…というわけだ。

私はと言えば、今回はちょっとのんびりペースでの25km/h巡航。

心臓破りの激坂もないし、時速40km/hでバトルすべき他のローディー軍団もいない。進路を邪魔する不注意の塊のクルマもいないし、突然進路を変更する予測不能の移動物体もいない。

まさに平和を満喫しながら、のんびりと“もうひとつの”自転車の楽しみ方をしっかりと堪能した…というワケだ。

それにしても、この荒川サイクリングロードの広さはまさに驚きだ。

写真でもわかるように、その幅の広さは世田谷B地区のバス通りに匹敵する

そして不思議なことに、日曜日だというのに交通量が非常に少ない!

休日ともなるとあらゆる種類の自転車や、マラソンランナー、犬のお散歩をする人…などで国道246も真っ青な渋滞となる多摩サイクリングロードとは大違いだ。

ときおり道路に書いてある「制限速度20km/h」の表示が示す“あまりに短絡的な交通規則”は、私的にはちょっとした減点だが、それ以外はほぼ理想的なサイクリングロードだ。

これで府中のセブンイレブンみたいなコンビニが隣接していれば言うことはないのだが、ぜいたくを言ってはキリがない。まずはその走りやすさには大いに感激したB夫だった。

荒川サイクリングロードとキャノンデール
これは、荒川サイクリングロードを楽しげに走るA子の別の角度からのショット。

彼女、実は今回のサイクリングで新たな境地に到達した。

私が時速22km/h程度で“ゆっくりと”巡航していたところ、後ろに付いて来ているはずのA子がどんどん遅れてしまう。

私はさらに速度を落とすが、それでもA子は私のペースに付いて来られない…。

いくらトレーニング不足のA子とは言え、ロードバイクがこの低速…というのはかなり“あり得ない”なぁ…どうしたのだろうか…? と陰ながら心配しながら走っていたところ、A子が嬉しそうに「見て見て!」とライディングフォームを見て欲しいというリクエストする。

そう、彼女はあることをできるようになるために一生懸命練習をしながら走っていたのだ。それこそが彼女があまりにも遅かった理由。広い荒川サイクリングロードだからそんなこともできた…という感じだろうか。

どれどれ?と私がゆっくりと後ろを振り返ると、そこには驚きの情景が展開されていた!!!

「ええっ!!!」

そう、なんとA子が手放し運転をしていたのだ!

実を言うとA子は手放し運転が大の苦手。ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスなどで選手たちが楽々と手放し運転をしながらウィンドブレーカーを着たり、物を食べたりしているのを見て、いつも感心しきりだったA子だが、ロードバイク歴2年近くなる2008年において、彼女はやっとのこと数秒間の手放し運転をすることに成功したのだ!

なんだ…そんなことか、と失笑してしまったあなた! 笑ってはいけない! 人にはこなすべき段階というものがあるのだ。A子にとってはこれは“月面着陸”にも匹敵する快挙! 私はもちろん大いなる笑みとともに盛大な拍手でその“偉業”を祝福した!というワケだ。当然その日の夜は“手放し達成記念”の飲み会となったことは言うまでもない。

【平和なある日曜日のレポート。荒川サイクリングロードより】

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実は、我が組織の自転車ラインナップにそう遠くないうちに変化が訪れることが判明した。次回はそのことかも…それとも?

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