助けたいけど、どうしていいかわからない

よく目にする、殺処分寸前の動物のポストや迷子や里親募集広告。
動物保護の分野だけでなく、世界には様々な問題があふれている。もどかしい気持ち。自分は引き取れないけど、自分は積極的に活動出来ないけど、でも何かしてあげたい。
一体何をすればいいの？

広範囲の問題に応用出来る、ベーシックを紹介しよう。

殺処分寸前の動物に対して、愛護センターと里親会などが協力して行う「引き取り要請」にも触れているので、読んでみてね。

その前に・・・・

AIDのレギュラーメンバーの中にホリーという男子がいる。

*ホリーとアイボリー

外国の人も呼びやすいので、ダイハードに出て来る刑事の奥さんみたいなニックネームになっただけで、ほんとの名前は堀井君。
AIDのメンバーには獸木の息子と同い年の子がぞろぞろいて、彼もその一人で、獸木からするとで自分の子のようなものなのだが、そのホリーがほぼ夜中に突然獸木家にやってきて

「あの犬たちどうなりました？」と聞く

つまり上に書いたような拡散願いのポストをFBで見て、気になっていたらしいのだ。

「助けたいけど、どうしていいかわからない」

素朴な彼の質問に答えるべく、以下にまとめてみた。

・シェアする

例えば殺処分寸前の動物の里親募集の広告、迷子広告などはシェア、拡散することでより多くひと目に触れ、救われる確率が上がる。またシェアはクリックひとつで一瞬でできる最も簡単なサポート。できるのなら迷わずクリックしよう。

・方針を決める

でもシリアスな問題ばかりをシェアしてたら、自分のウォールが暗くなる？ヘンな人と思われる？そういうのを見たくない人も多いのでは？そもそもきりがないのでは？

例えば日に何回までと回数を決める、自分の応援する特定の団体のポストを中心にシェアする、一定の内容や傾向のものだけをシェアする、緊急性の高いものは例外的にシェアするなど、自分の方針を決めることで、ストレスなく対応することができる。

・ポジティブをシェアする

救われた動物や解決した社会問題などの良いニュースは、誰にとってもうれしいもの。一生懸命活動する人の励みにもなる。

また、よい活動をしている団体を応援したり、シェアすることで、正当な活動している団体が強化されて情報も広まり、安心してサポートや動物の里親になることができるだけでなく、最終的には里親会詐欺や各種ボランティア詐欺を抑止する力にもなり得る。

・もちろん、捨て犬捨て猫、処分寸前の犬猫を自分で引き取ったり、飼い主が見つかるまで預かったりできれば、それに越したことはない。

処分される犬猫は未だに多いが（2015年現在）、犬猫里親会などが愛護センターなどからの引き出しを積極的に行っている他、愛護センターなどによっては、それでも引き取り手がなくて殺処分寸前になった犬猫に対して、地域の登録犬猫里親会などに直接連絡し、引き取り依頼を行う「引き取り要請」というものがある。

アグリ犬猫里親会の例だと、通常自分のところで行っている犬猫の引き出しに加え、待った無しの依頼であることから「引き取り要請」の依頼も極力受けるようにしているとのこと。この記事の一番下で現在里親募集中の乙女ちゃんも、引き取り要請を受け、アグリ犬猫里親会が緊急に預かりボランティアさんを募って引き出された犬だ。

SNSなどで流れる殺処分寸前の動物の里親募集の広告は、この「引き取り要請」でも引き出されなかった動物や、引き取り要請を受けたくても、預かる人が見つからなくて、里親会やボランティアの方が預かり人を募集しているなどのケースが多い。

こういった殺処分寸前ポストなどを見て「里親会などでなんとかできないでしょうか？」という質問もいただくが、ボランティア・グループが努力を尽くした上で、一般に発信されている協力願いである可能性が高いことも、心に留めておこう。

「引き取り要請」については、アグリ犬猫里親会ブログの以下の記事で、現場の様子を知ることができる。