もうひとりのハリー | AID - Animals In the Dark

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Blog by graphic novelist Yeasty Kemonogi.
漫画家獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。
甲斐犬MIXハリーと黒猫ジェームスをはじめ
ブログに登場する主な犬猫は、保護された子たちです。




足跡 ハリーの名前は獸木マンガに出て来る女FBI、
ローダ・ハリー・キャラハンからとったものだが、
かつて獸木の叔母の飼い犬に
ハリーというオスの中型雑種犬がいた。

P1030382-4

*本人の写真がないので、駅の向こうに住むうちのハリーのそっくりさん
甲斐犬ゲンくんの写真で代用しています

足跡足跡足跡

犬が標準的に外で鎖に繋がれていた太古の昔、
小学高学年くらいだった獸木は時々ハリー目当てで
隣の県の叔母宅に泊まりに行かせてもらっていたのだが、
*注:獸木野生は大体ヨーダと同年代です


叔母はいつも言っていた
あなたが帰るとハリーはいつも3日くらい遠吠えしてんのよ。
なにしろあなたが来るときだけだからねえ。
散歩してもらえんの。」うんちくん


おばちゃん~~~!!通行止め通行止め



謎 しかし犬を飼う人はみな犬大好き
  イコール
犬と散歩したり、戯れたり、
かわいがったりするのが楽しくていっしょにいる
のでは? 謎謎


獸木などは犬を飼えなかった時期、犬連れの人を見るたび
危険!「コイツ自分だけ犬とチャラチャラ散歩しやがって・・・!」
と、理不尽な嫉妬心を燃え上がらせたり、
危険! 女の尻ばかり追いかけ回してるスケベ男が
美女とすれ違った時
のように
思わず振り返って犬について行きそうになり、
タスク君に失笑されたり
していたのだが・・


謎 では 観光客にからかわれても門のそばで微動だにせず
突っ立っているバッキンガム宮殿の衛兵さながらの生活を
送っていたハリー(オス)は一体何のために飼われていたのか?謎


番犬 まっくろくろすけ


そう
文明の進んだ現代には考えられないことだが、
実はこの地球上には犬しか警報システムのなかった時代があったらしいのだ


あ、言い忘れたが
叔母は決してイーブルな人間ではない 非常口


しかしイーブルではない善良な我々が
度々うっかりイーブルな行為に走るのも人類史上よくある話
犬だけが警報システムだった太古、ちまたでは多くの犬が警報器代わりに設置され
ハチ公のように愛するご主人を待ちながら
一生一カ所に座ったまま頭にはらはらと雪を積もらせて死んで行ったのであるキャンドル



もちろん
防犯用品が東急ハンズでお手軽に買えるようになり
かつて「座敷犬」と言われていた小型犬さえ、実は大音量アラーム標準装備
「いや、いいから」と言われても警備ボランティアをしてくれると判明した今
そのような悲しい物語は地上から完全に消え去り
すべての犬が毎日ご主人とお出かけや散歩を楽しみ、
飼い主も犬のおかげで適度な運動と社交に恵まれ、幸せに暮らしている



祝 めでたしめでたし 祝福



ヨカッタ~ 祝

P1030382-1

*本当は犬を放してはならない近所の公園に誰もいないとき、
一度だけリードなしで走ったときのハリー(現)



ヨカッタ~ 祝

P1030382-2

*ユウ君(右)の待つ路地に遊びに来て、おやつをもらっているイタグレのチャロちゃんご一行



ヨカッタ~ 祝祝

P1030382-3

*たくさんは歩けないので、いつもロビーで遊んでくれる犬を待っている
ミニ・マルチーズのマリンちゃん



ありがとう人間!ありがと
いつまでも楽しく仲良くいっしょにいてね






ジェームスVS ハリー、ランキングで激闘中!炎




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