GIANNI MOTTAが2年間愛用したサドル | BI・CI・CLASSICAのブログ

BI・CI・CLASSICAのブログ

BI CI CLASSICA~ イタリア語で「旧い自転車」を意味する。
旧き良きヴィンテージ・ロードの世界観をイタリア人オーナー
VELATIの思想、言葉を通して伝えていきます。


おはようございます。

前回の話に引き続き

GIANNI MOTTAさんの話繋がりでもう一つ

こちらのサドル・・・



60年代に2年間MOTTAさんが愛用していたというサドル・・・

なしてこんなトコロに!!


実は3年前にジジがイタリアへ帰国した際に

当時MOTTAさんのサポーターとして走っていた選手とお会いしたらしく

このサドルはそのサポーターの方が使っていたらしいんですけども。

一緒に走っていた時にMOTTAさんが甚く気に入られて

このサドルを貸してほしいと言われたそうな。

そしてこのサドルで

チャンピオンレースに始まり、ジルドデイタリア・ツールドフランスと

約2年間に渡ってMOTTAさんのレースのお供をしたという

なんとも貴重なサドル。

何故って。

当時のサドルはフレームよりも何よりも

プロ選手にとったら命の次に大事なのがサドル。

革仕様のなので

自分のお尻の形に合ったものでなければ

何100キロという長い道のりは乗り越えれないのだとか。

また、自分のお尻に馴染むまでに

だいぶ使い込まなければならないので

取って変えれるものではないんです。

当時の話では

レース中の移動手段で電車やバスを使う時

自転車本体は郵送するそうですが

サドルだけは引っこ抜いて

自分で持ち歩いていたんだとか。

それほど

フレームは乗り変えれるけれども

自分のサドルの代わりになるものはないんですね。










ちなみにこのBROOKS

既製品ではございません。

一般販売されているものではなく

プロ選手が使うように細かい所まで

自分で微調整できるようにつくられています。

革も二枚仕様。

それにしてもこのサドル。


ものっすご重たい!!!

ちょっとやそっとじゃ歪まない固い鉄フレームに

微調整できる金具と

大きな鋲。

そして固くて丈夫な二枚革。

いまの自転車と比べたら

これだけで車体の半分ぐらいの重さあるんじゃないかってぐら重いです。

(大げさ↑↑↑www)


しかも傷やお尻の凹み具合が

なんともリアル。

昔はこんな重たくて固いサドルで

険しいレースを走り抜いていたんですね。

どう考えても怪物です。笑

今じゃあり得ないなと思うばかり。。。。

それにしても

そんな大物のプロ選手MOTTAさんが

2年間愛用して

借りていたものだからと

律義にご本人様に返却されるあたり

素晴らしい人間性を感じます。笑


そこですよ。そこ。

やっぱり強い人は

優しさ心も持ち合わせてはるわ。

(↑何の話…ww)



とにもかくにも!!

このサドルは

ビチクラシカの家宝として

大切に保管させて頂きたいと思います!!

ご来店の際には

是非MOTTAさんのお尻の形を見て行って下さいませww


Ciao!!

☆年末年始の休業のお知らせ☆

12月27日(日)~1月3日(日)

12月26日(土)は13時~

1月4日(月)は10時~の営業となります。

皆様のご来店

心よりお待ちしております。


商品リストはコチラ