複数のファクタリング会社ご利用のリスク | 思うように資金調達ができない方へ

複数のファクタリング会社ご利用のリスク


12月10日

今日は複数のファクタリング会社ご利用時の大きなリスクについて書きます。

複数のファクタリング会社ご利用の場合、

最も大きなリスクは次のようなことが懸念されます。

 

ファクタリングの精算が、何らかの理由で予定通りの期日に不可能になった時です。

例えば、売掛先からの入金が遅れることが判明して精算日も延期されたい時、

私どもの単独のご利用であれば、

特に売掛先からの入金が遅れる場合、

私どもは売掛先からの入金を待つことは普通に容認しています。

あくまでもファクタリングは売掛金を買取っている訳ですから、

その売掛入金が遅れれば待つのは普通のことです。

 

ところがファクタリング会社を複数利用されている場合、

他社のファクタリング精算も遅れているのではないかと言う懸念を感じます。

実際、他社のファクタリングの精算が遅れていて、

他社も私どもの存在を把握していたら、

他社は当然ながら私どもが先に譲渡通知を売掛先にするのではないかという懸念を持ちます。

そして私どもも同じリスクを感じますので、

私どもの単独ご利用の場合のように、

売掛先からの入金を普通に待つことが大きなリスクになりかねない状況が出てきます。

だから、その時、

私どもも早急に譲渡通知を先に打たねばならない必要性が起きる事態になることもあります。

 

要は2社間ファクタリングの場合、売掛先に内緒にしている関係上、

保全時に最も大切なことは、

売掛先に自社が真の売掛先の譲渡人であることを伝えることですから、

ファクタリング会社同士、お互いに他社を意識して、

少しでも早く譲渡通知を先にしなければならなくなってしまうのです。

2社間ファクタリングは、3社間のように二重譲渡の懸念がないわけではないから、

お互いファクタリング会社は素早い譲渡通知が必須なことになるのです。

 

でもこのことはご利用客からすれば、特に2社間ファクタリングの場合は、

ご利用客に取っては重大な事態を招きかねない状況になります。

 

ちゃんと売掛債権はもちろん、

譲渡登記でも、その売掛先の対象の棲み分けができていて、

かつ精算日の遅れなどまったくない時は、

複数のファクタリング会社のご利用でも特に問題は起こりません。

でも、精算日遅延が起きたような時は、

ご利用客に取っては重大な事態になるリスクが出てくるから、

できるだけ2社間ファクタリングの複数社のご利用はお止めになった方が賢明です。

 

私どもの場合、

原則、ファクタリング会社の複数利用の案件はNGにさせていただいているのは、

今日書いたような、

できれば避けたい譲渡通知が必要不可欠になってしまうことがあるからなのです。 

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