マンモグラフィ ポジショニング時の工夫 | ~応援家・放射線技師 小山田薫のブログ~ 自分を知り、自分を大切にし、笑顔あふれる人生を楽しむ

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今日は、先週の続きで、
マンモグラフィのポジショニング
(位置合わせ)の話です。
 
先週の記事はこちら
マンモグラフィ MLOのポジショニングは・・・
 
マンモグラフィは乳房エックス線撮影のことです。
 
斜め横方向に撮影するMLOという撮影方向と
上下に撮影するCCという撮影方向とがあります。
 
現在、40歳以上の女性の乳がん検診では、
マンモグラフィが行われます。
 
40代は、MLO+CC 2方向
左右ありますから、4回撮影します。
 
50代以上は、MLO 1方向のみ、
2回の撮影です。
 
 
私が今、撮影に行っている施設は
年齢に関係なく、2方向、4回の撮影です。
 
MLO+CC の撮影の時、
私はMLOから撮影します。
 
これには4つの理由があります。
 
ひとつは、途中で気分が悪くなったとしても、
より情報量の多いMLOが撮影されていれば、
検査が無駄にならないからです。
 
それほど多くはありませんが、
撮影中に貧血のような症状を起こす
受診者の方がいらっしゃいますから、
注意が必要です。
 
 
もうひとつは、撮影が終了した時、
装置がまっすぐになっているので、
受診者の方の移動の邪魔にならないからです。
 
部屋の広さや、
出入り口と装置との位置によるとは思いますが、
 
私の使用している部屋では、
右のMLOから撮影して、
左MLO、右CC、左CC
という順番で撮影するのが、
良いように思います。
 
 
もうひとつは、撮影台の高さ合わせが楽
ということがあります。
 
まず、着替えのために更衣室へ呼んだ際に
身長がわかりますから、
おおよその高さを合わせておくことができます。
 
MLOを撮影すると、
その乳房の硬さや伸び具合がわかります。
フラットパネルであれば、画像も確認できるので、
乳腺の位置や範囲もわかります。
 
これらの情報からCCを撮影すると
良いポジショニング(位置合わせ)が、
比較的 楽にできます。
 
 
そして、最後のひとつは、
勘を鍛えるためです。
 
先程、受診者の身長から
おおよその高さを合わせておくといいましたが、
 
なるべく上下に動かさずに済むように
合わせるのです。
 
これを意識してやっていると、
かなりの確率で、ちょうどいい高さに
できるようになってきます。
 
ピッタリになると、とても気分がよく、
ポジショニングも楽しくなります。
 
受診者のことを第一に考えながら、
時間短縮と、勘を鍛える
 
そう考えると、大変な撮影も楽しくできます。
 
放射線技師の方、
よろしかったら、試してみてくださいね。
 
検査を受ける方は、
こんな風に工夫している技師もいると思って
検査を受けてみると、
新しい発見があるかもしれませんよ。
 
 
今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
 
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MLO 高さ

先週の記事も参照ください。
マンモグラフィ MLOのポジショニングは・・・


その他、マンモグラフィ関連の記事は

こちら からどうぞ、ご覧くださいませ。