訪問をしていると毎回学ぶことがあるのですが、今回もじつに多くを学ばせていただきました。
今回はいつもと違い遠方に訪問です
2ヶ月の赤ちゃんですが、ゲップが出にくくひどい時には飲んだおっぱいをピューピュー吐きだし
激しく泣くので大学病院で検査してもらったところ「胃軸捻転」との診断を受けていました
ここで胃軸捻転について書いておきます。
* 新生児期の胃軸捻転は、生直後から発症し、腹部膨満、ミルクの嘔吐、 げっぷが下手、頻回におならをする、寝かすと不機嫌などが症状。
*嘔吐のないこともある。新生児・乳児健診などでよくみられる。
* 生直後の新生児の胃は固定がいまだ不十分で捻れやすい。
* 胃が捻転し、食道を圧迫するため、飲み込んだ空気をげっぷとして出せず、無理に出そうとして ミルクを嘔吐する。
*空気は腸に移行して腹部全体が膨満する。
*おならは頻回に出る。
*寝かすと苦しいので機嫌が悪く、ずっと抱いていないといけないことが多い。
*問診では、げっぷが出にくいことが特徴。
体重が増えておれば、まず問題ない。ほとんどは、3ヶ月までに自然に治癒する。
そして治療はと云えば
１）出にくいが、なんとかげっぷを出す努力をする
２）哺乳直後の腹臥位
３）少量で回数で哺乳させる
４）浣腸でガスをはやめに出す
小児科のベテランドクターから『体重増加良好、いますぐ治療しなくてはならないわけではない。げっぷをがんばって出しましょう。便は一日一度出ていれば良い。３日出ていなければグリセリン浣腸をして出しましょう。あの苦労は何だったんだろうという日が必ず来るから気長にね。げっぷを出そう出そうと必死になるとお母さんの緊張が赤ちゃんに伝わりますよ。昨日は明らかに異常な泣き方だったから、何かしら通過障害はあったのでしょうが、改善したようです。嘔吐があるうちは一週間に一度体重測定をして経過を追いましょう。』と言われたそうです。
そこで出にくいゲップを出そうとするママの奮闘が始まったのでした
あれこれ調べる中で当ブログに出会ったというわけです
ゲップの出し方や便秘体操などもする中で比較的穏やかな日もあれば
大変な日もあった
ようでした。
お伺いした時点ではちょうど寝入った
後でしたのでゆっくりママと話をしました。
ママは専門職についておられることもありこれまでの経過や状況を詳しく話してくれました。
お兄ちゃんもおられるのですが、お兄ちゃんの時には別な様子でそれは又大変だった
ことがよくわかりました。
、、、ですから今回改めてゲップの重要性を突きつけられたのだけれど、ゲップの出し方を具体的にどうしたらいいのかと心身共に疲れてしまっていたのです
肩に持たれかけさせてトントンと1時間もしていたならば毎日、毎回なのですから筋肉痛やら腱鞘炎になってしまう
のは無理もありませんでした。
そうこうしているうちにこのお嬢ちゃまが起きてきました。
ママから抱っこを変わり立て抱っこをします。立て抱っこはママと同じ向きで、、、つまりママの胸にベビの後ろ頭がもたれるように、例えば左手がベビのお尻を支えて右手はベビのお腹を支えます。その逆もアリです。
こうするとママもベビちゃんも楽なんですよ～
ここで軽く二つゲップを出しました。
起きたばかりのベビちゃんは寝ている間にも胃の中の空気は動いているので必ず、と言っていいほどゲップを出します。
おそらくは、胃軸捻転という診断をもらっているぐらいですからまだまだゲップが溜まっているかもと思い腹ばいにしましたら大っきなゲップをしました
この後ガス抜きのポーズや便秘体操もしてみます。
ママはお兄ちゃんと体操の歌まで作ってしてくれているとのことでした
その後そろそろ授乳もということになり授乳タイムに
ママは既に授乳クッションを使い、ベビが飲みやすくゲップも出しやすいように少し角度をつけベビの頭側の足を高くするためにお兄ちゃんのちっちゃな椅子に足を乗せて完璧です
じつに上手に飲むベビちゃんでした
ママのおっぱいの出が良すぎて悪戦苦闘した時期もあったようでしたが、飲みの良さと母乳量のバランスがとれてきたんですねぇーー
そろそろペースダウンで、ここがゲップが溜まってきたサインですのでここでゲップを出します。
肩まで引き上げ抱っこをして背中をなでなですると、先ほどの腹ばいにした時と同じような大っきなゲップをしました
肩で1度で出ましたが更に腹ばいにします。
とても上手に頭をあげます。
手がかかる子ほど首すわりが早いように感じます、それはそうでしょう、こんなに手をかけているんですから。
そして又立て抱っこデス。
この後もう片方のおっぱいのフットボール抱きを、とトライしましたが舌でペロペロするだけでした。
かなりの飲みでしたので量的には充分だったのかもしれません。
しかしママと私はもう一度腹ばいをしてみたり立て抱っこをしたり、さらに足を元気に突っ張ったりしてくれるので抱き方の工夫などをして見せたりしておりましたらぐずつき出しました
私の予想ではしっかり前の分、今回の分とゲップも出たし腹ばい状態での背中やらのマッサージもあったし、いつもと違う抱っこのされ方での刺激も入ればリラックス感からの眠気かなぁ～と。
、、、で先ほどの断念したフットボール抱きでの授乳にトライです。
ママは「飲むかなぁ～？」という感じでしたが、見事に飲みました
おそらく量的には前ほどではないのでそのままゲップを出さなくても授乳クッションで角度をつけてそこに「おやすみなさい」となりました。
何枚かママの了解のもと写真を撮らせていただきましたので次回にその写真をアップする予定にしています。
げっぷの出し方や腹ばいの状態、抱っこの仕方などだけですが少しでも分かりやすくなればと思います。
補足です。。
ゲップの出し方についてはコチラ
便秘やガス抜きに関してはコチラ
今回はいつもと違い遠方に訪問です
2ヶ月の赤ちゃんですが、ゲップが出にくくひどい時には飲んだおっぱいをピューピュー吐きだし
激しく泣くので大学病院で検査してもらったところ「胃軸捻転」との診断を受けていましたここで胃軸捻転について書いておきます。* 新生児期の胃軸捻転は、生直後から発症し、腹部膨満、ミルクの嘔吐、 げっぷが下手、頻回におならをする、寝かすと不機嫌などが症状。
*嘔吐のないこともある。新生児・乳児健診などでよくみられる。
* 生直後の新生児の胃は固定がいまだ不十分で捻れやすい。
* 胃が捻転し、食道を圧迫するため、飲み込んだ空気をげっぷとして出せず、無理に出そうとして ミルクを嘔吐する。
*空気は腸に移行して腹部全体が膨満する。
*おならは頻回に出る。
*寝かすと苦しいので機嫌が悪く、ずっと抱いていないといけないことが多い。
*問診では、げっぷが出にくいことが特徴。
体重が増えておれば、まず問題ない。ほとんどは、3ヶ月までに自然に治癒する。
そして治療はと云えば
１）出にくいが、なんとかげっぷを出す努力をする
２）哺乳直後の腹臥位
３）少量で回数で哺乳させる
４）浣腸でガスをはやめに出す
小児科のベテランドクターから『体重増加良好、いますぐ治療しなくてはならないわけではない。げっぷをがんばって出しましょう。便は一日一度出ていれば良い。３日出ていなければグリセリン浣腸をして出しましょう。あの苦労は何だったんだろうという日が必ず来るから気長にね。げっぷを出そう出そうと必死になるとお母さんの緊張が赤ちゃんに伝わりますよ。昨日は明らかに異常な泣き方だったから、何かしら通過障害はあったのでしょうが、改善したようです。嘔吐があるうちは一週間に一度体重測定をして経過を追いましょう。』と言われたそうです。
そこで出にくいゲップを出そうとするママの奮闘が始まったのでした
あれこれ調べる中で当ブログに出会ったというわけです
ゲップの出し方や便秘体操などもする中で比較的穏やかな日もあれば
大変な日もあったようでした。お伺いした時点ではちょうど寝入った
後でしたのでゆっくりママと話をしました。ママは専門職についておられることもありこれまでの経過や状況を詳しく話してくれました。
お兄ちゃんもおられるのですが、お兄ちゃんの時には別な様子でそれは又大変だった
ことがよくわかりました。、、、ですから今回改めてゲップの重要性を突きつけられたのだけれど、ゲップの出し方を具体的にどうしたらいいのかと心身共に疲れてしまっていたのです
肩に持たれかけさせてトントンと1時間もしていたならば毎日、毎回なのですから筋肉痛やら腱鞘炎になってしまう
のは無理もありませんでした。そうこうしているうちにこのお嬢ちゃまが起きてきました。
ママから抱っこを変わり立て抱っこをします。立て抱っこはママと同じ向きで、、、つまりママの胸にベビの後ろ頭がもたれるように、例えば左手がベビのお尻を支えて右手はベビのお腹を支えます。その逆もアリです。
こうするとママもベビちゃんも楽なんですよ～
ここで軽く二つゲップを出しました。
起きたばかりのベビちゃんは寝ている間にも胃の中の空気は動いているので必ず、と言っていいほどゲップを出します。
おそらくは、胃軸捻転という診断をもらっているぐらいですからまだまだゲップが溜まっているかもと思い腹ばいにしましたら大っきなゲップをしました
この後ガス抜きのポーズや便秘体操もしてみます。
ママはお兄ちゃんと体操の歌まで作ってしてくれているとのことでした
その後そろそろ授乳もということになり授乳タイムに
ママは既に授乳クッションを使い、ベビが飲みやすくゲップも出しやすいように少し角度をつけベビの頭側の足を高くするためにお兄ちゃんのちっちゃな椅子に足を乗せて完璧です
じつに上手に飲むベビちゃんでした
ママのおっぱいの出が良すぎて悪戦苦闘した時期もあったようでしたが、飲みの良さと母乳量のバランスがとれてきたんですねぇーー
そろそろペースダウンで、ここがゲップが溜まってきたサインですのでここでゲップを出します。
肩まで引き上げ抱っこをして背中をなでなですると、先ほどの腹ばいにした時と同じような大っきなゲップをしました
肩で1度で出ましたが更に腹ばいにします。
とても上手に頭をあげます。
手がかかる子ほど首すわりが早いように感じます、それはそうでしょう、こんなに手をかけているんですから。
そして又立て抱っこデス。
この後もう片方のおっぱいのフットボール抱きを、とトライしましたが舌でペロペロするだけでした。
かなりの飲みでしたので量的には充分だったのかもしれません。
しかしママと私はもう一度腹ばいをしてみたり立て抱っこをしたり、さらに足を元気に突っ張ったりしてくれるので抱き方の工夫などをして見せたりしておりましたらぐずつき出しました
私の予想ではしっかり前の分、今回の分とゲップも出たし腹ばい状態での背中やらのマッサージもあったし、いつもと違う抱っこのされ方での刺激も入ればリラックス感からの眠気かなぁ～と。
、、、で先ほどの断念したフットボール抱きでの授乳にトライです。
ママは「飲むかなぁ～？」という感じでしたが、見事に飲みました
おそらく量的には前ほどではないのでそのままゲップを出さなくても授乳クッションで角度をつけてそこに「おやすみなさい
」となりました。何枚かママの了解のもと写真を撮らせていただきましたので次回にその写真をアップする予定にしています。
げっぷの出し方や腹ばいの状態、抱っこの仕方などだけですが少しでも分かりやすくなればと思います。
補足です。。
ゲップの出し方についてはコチラ
便秘やガス抜きに関してはコチラ