Incesticide : Nirvana | Yokohama Beat Junkie

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この間Bleach(過去レビュー )についてネガティヴなことを書きました。だって編集盤の方が遥かに出来がいいんだもの。

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Incesticide : Nirvana

Nevermind(過去レビュー )の空前の大ヒットにより、調子に乗ったSubpopがリリースした編集盤。いやいや編集盤と侮るなかれ、ライヴ盤でもお馴染みの楽曲がたっぷりと収録されており聴き応えは十分。アルバム未収録のシングルカップリング曲やJohn Peel Session/Mark Goodier Sessionといったラジオセッション、デモ音源等を多数収録。他のアルバムに比べて、スピード感溢れてパンキッシュな曲が多い。荒削りなんだけど、それぞれの完成度が高くてしかもポップ。

中でも凄いことになっているのが「Hairspray Queen」という最高のタイトルが冠されている曲。コード進行全く無視なんだけど、カートのボーカルが聴く者を狂気の淵へと誘い込む。興味深いのが元ドラマーであるChad Channing、Dale Crover、Dan Petersらが叩いている曲と、最終固定メンバーのDave Grohlが叩いている曲が混在していること。Daveか否か、っていうのがすぐに分かってしまうのが、Daveの凄いところ。