豊かな創造の海へ 私を誘ってくれる美しい素材のひとつ、
サフィレット。
光のあたる角度によって、
透明感のあるサファイヤブルーがブロンズがかって見えたり、
エメラルドやピンクのように見えたりと
色の変化が魅力的なアンティークガラスです。
過去記事でもご紹介いたしましたが(☆)、
このガラスは、ボヘミアン地方で20世紀初頭まで製作されていたのですが、
今では、製法も全く伝わっていない“幻のガラス”なのです。
以前、チェコ大使と対談させていただいた際に、
この“サフィレット”を話題にしたところ、
基幹産業であるボヘミアンガラスのことでしたが、
大使も全くご存知なかったようで、
いろいろと手を尽くしてお調べ下さいましたが、
やはり詳しいことはわからず・・・
(この詳細はこちらの記事“チェコ大使館へ”をご覧下さい)
私の手元にあるものも、当時のデッドストック。
掘れば出てくる(?)ダイヤモンドとは違い、
人の手で作られたサフィレットは、製法が分からなければ
作ることができません。
ある意味、ダイヤよりも貴重なガラス。
謎めいた存在に、ますます魅かれてしまいます・・・
*上の画像は、フォトスタイリング講座の9月課題として提出したものです。
ジュエリーの素材としてだけではもったいないと思い、
アンティークの小物たちとスタイリングして撮影しました。
同時代を過ごしたと思われる小物同士が、
美しいハーモニーを奏でているように思えます・・・☆
Special Thanks to monemone and amano.