なぜ過去の成功体験が通用しなくなるのか? | 「目標達成」考察ノート

「目標達成」考察ノート

こんな時代だからこそ自分のやりたいことをやる。それを実現する方法の考察。

過去の成功体験が通用しない。




その理由は、簡単に言ってしまえば、「前提条件」が変わってしまったからにあります。




例えば、企業経営なら、「顧客の人口構成、生活スタイル、嗜好等」は前提条件となります。




あるときうまく「はまった」企業戦略は、あくまでその「前提なら」という「条件つき」なわけです。




従って、当然その前提条件に変化があれば、その変化に合わせた対策(=戦略)をあらたに作っていかなければなりません。




「過去の成功体験に縛られる。」という言葉がありますが、これは、「前提条件の変化に気がついていない状態」とも言えるでしょう。




例えば、ダイエット。




「昔は、この程度の食事に押えたらどんどんやせたのになー。」という成功体験があったとします。




食事量(摂取カロリー)をコントロールしてやせたという成功体験ですが、これが通用しなくなったのも前提条件が変わったからです。




ダイエットの基本公式は、「摂取カロリー<消費カロリー」ですが、「当時は」この公式がきちんとあてはまったのでやせたわけです。




しかし、仮に「摂取カロリーは当時と同じ」でも、「消費カロリーが当時よりも低い」ならばどうでしょうか?




この場合には、「摂取カロリー>消費カロリー」と、逆に「太る」図式になってしまいます。




なぜこうなるなるかといえば、人間は年齢とともに「基礎代謝量
」が減っていくからです。




「基礎代謝量が減少する⇒消費カロリーが減少する。」




よって、過去の成功体験時と同じ摂取カロリーでは「摂取カロリー>消費カロリー」になってしまう。




これが今回の例における「前提条件の変化」です。






本日は、「以前と同じやり方では、目標を達成しずらくなった。」と感じたら、「前提条件」に変化が生じていないかを確認することが肝要というお話でした。