私が移籍を決意した日 | お馬さん日和

お馬さん日和

2018年まで一緒だった黒い愛馬との思い出と、
2019年から一緒になった白い愛馬とのこれから。

あと、ヲタク少々。

新しい無口が届き、

正反動も反対駈歩も順調に出来て気分よく騎乗を終えた先週末、
またもや「洗い場戦争」(命名:みみっぱさん)が起こりました。



しばらくないと思っててんけどなぁ。



事の顛末は…


土曜日、レッスンを終えて洗い場を確認すると先客が。
初心者さんやったけど牧場のボスが手伝ってるからすぐ終わるだろうと、
愛馬くんを繋ぎ場に留めて馬装解除し、

バケツにお湯汲んで馬体の手入れをしておきました。
先客がなかなか出て来ないなぁと思ってたら、
肢元だけでなくご丁寧に馬体の手入れもし、馬着まで着せられてます。


その間32分。(相変わらず他人と自分の洗い場使用時間は律義に計ってる)


で、やっと洗い場から去りました。
愛馬くんがオシッコしたそうだったので、他の人馬に先を譲って、
8分後に「終わりました、アスカさんどうぞ~」。



今やってるレッスンが終わるまで時間があるので「余裕余裕♪」と思いながら
肢元を水で洗い、タオルドライ。
冬場は乾燥しててタオルドライしてる内に蹄が乾いちゃうので、
ここ最近はタオルドライ後すぐ蹄油を塗って、
馬房に返し、飼いを食べてる間に馬体を拭いてブラシ→馬着という流れです。



で、4本目の肢をタオルでゴシゴシしてる時、
牧場のボスの「洗い場からどけろ」という声が聞こえました。
馬場を見ると馬たちはまだ人を乗せて運動中。


無視しました。


するとボスが寄って来て「なんで俺の言う事がきけねえんだ」というので、
洗い場を必要としている馬がいないこと、
あと5秒で洗い場から引き上げられること、

さっきの自分の行い(洗い場に32分いたこと)は何だったのかということ、
肢が濡れたまま砂の上や汚い敷き料の上には行かせたくないことを伝えました。
(ついでにそんな事ばかりしてるから

ここの馬はケイクンだらけなんだとも勢いで言ってしまった。
因みにケイクンだけでなく、ほぼ全頭蹄叉腐乱です)
人の話を聞かない牧場のボスは、
運動を終えて汗びっしょりの馬たちが待ってるんだと言い張ります。
しかし前述の通り馬たちはまだ運動を終えてないし、
先生は寒さの事を考えて激しい運動をさせないので

汗をかいてる馬なんていません。



そうこうしてる内に殴り合いに発展しそうになり、

会員さんたちが止めに入りますが、
「関係ないやろ、ひっこんでて」と突き飛ばす私…。(後から平謝りしました)
こちらがどんな発言をしても「うるせーバカヤロー」しか返ってこないので、
途中で無視して愛馬くんの肢拭きと蹄油塗りを再開。


「俺の言うことが聞けねえんなら牧場から出て行け」とも言われたので、
「じゃあ近々出て行きます」と返しておきました。


夏に蹄叉腐乱になった時や前回の洗い場戦争がきっかけで、
移籍しようと思って県内6か所ほど見学やビジターに行っててんけど、
相談してた先生や仲良し会員さんから「もうちょっと頑張ってみて」と、
ありがたいことに引き止められてました。
先生なんて平日の忙しい合間を縫って牧場へ来て、

愛馬くんの肢元をキレイにして下さったり…。
夏になったら、大変やけど

平日も早朝か晩に牧場へ自分で行って手入れしようとも思ってました。


私さえ我慢したら良いんやけど、今回ばかりはもうダメです。


そこにいた全員に手厚くフォローされました。


でも、馬の衛生的にも私の精神衛生的にも限界がきました。


「会員も自馬も増えたから洗い場をもう一個作るみたいだよ」

と言ってくれた人もいるけど、
2つに増えたところでまだ全然足りないし、私と愛馬への攻撃は止まないでしょう。
洗い場を作るより、

せめてブラシがけと裏掘りだけでも毎日してくれる人を雇ったり、
馬房の床が見えない程度の敷き料(出来ればオガ粉)を買った方が良いと思う。



「出て行け」と言われたけど翌日レッスンを受け、
先生に言って早めに上げてもらい、洗い場へ。


馬が馬装されてます。


馬装は繋ぎ場でやれというのは私にしか言ってないんだろうか?
仕方なく愛馬を繋ぎ場へ連れて馬装解除。
牧場のボスとすれ違いました。
目も合いました。
洗い場で馬装が完了して準備万端の馬を見ても素通りです。
「洗い場で馬装されてる馬を出して下さい、得意でしょ。
あ、でもその馬は自分の馬やからそんなことしないか。
大事に扱われない私の馬は汗かいて肢元ドロドロでも構わないんですよねー」
と嫌味の一つでも大声で言ってやろうかと思ったけど、
馬装してたのは初心者なジュニアちゃんやし時間の無駄なので止めときました。



見学やビジターの話はまた追々綴りますが、
そよの牧場や乗馬クラブではカルチャーショック受けまくりでした。
元競走馬は噛んでも蹴っても当たり前、なんて思ってた自分が恥ずかしい。
なにより、疑問を抱きつつも

今の牧場に2年以上も大切な愛馬くんを預託してたのが申し訳ない…。


ここにいる馬や指導して下さる先生、会員さんはみんな良い人達ばかりです。


春になったら一緒に外乗や競技会に行こうと約束した仲良しさんたちや、
ツースターBと3課目Aという、私の実力では到底無理そうな経路を
一所懸命に導いて下さってる先生にはホント申し訳ない。


でも、蹄叉腐乱を訴えても大した問題ではないと一蹴され、
馬を怒って殴ってばかりいて、
何十年も昔の競走馬の厩務員時代で止まってる知識しか持ち得てない、

そんな人間が管理するような牧場は嫌です。




因みに冬になってからの私の洗い場占有時間は、
馬装解除込みなら8分前後、無しなら6分前後。


馬装を解くのに2分…時間かかりすぎかな?


素早くできるコツとかあったら教えて下さい。