スタジオでの練習濃度が薄いのは、時間ギリギリに集合してるから。

アルタビスタというバンドをやっていた時、僕はスタジオリハーサルにおいて30分前集合を徹底しておりました。

理由は３つ。

①メンバー全員大好きなので、スタジオ前のメンバーとの無駄話も楽しい。

②予定時刻からの練習において何をするかを事前に詳しく打ち合わせができる。

③スタジオのスタッフさんから「10分前ですけど入っていいですよ」と言われる時があるから。

これが一人でもギリギリなメンバーがいると、少なくとも②事前の打ち合わせと③フライング入室はできないワケです。

②事前の打ち合わせ

これに１０分かかるとします。これをスタジオでやるか入室前のロビーでやるかです。

週に１回スタジオ練習があるとして、一年(52週)で換算すると、

(10分×52週＝)520分。

８時間４０分の差が生まれます。

③フライング入室

極端ですが、20時50分に入室→毎回21時から演奏練習できるバンドと、入室21時→21時10分から演奏開始するバンドの練習時間の差は10分です。

一年(52週)で換算すると、

(10分×52週＝)その差は520分。

ここでも８時間４０分の差が生まれます。

トータルで、１７時間２０分の差が生まれます。

一年で同じ時間だけスタジオ練習してるバンドでも、ギリギリ到着するメンバーがいるかいないか「だけで」、上達時間にこれだけ膨大な差が生まれかねないという事です。

「毎回10分前入室なんか無理だろ」っていう声が聞こえてきそうですが、それでもロビーでの事前打ち合わせに必要な10分、一年での８時間４０分は僕たちミュージシャン側の努力で増やせます。ギリギリ到着しなければいいからです。

そして何より、いつも早く来てワイワイやってるバンドさんのことを、スタジオスタッフさんって覚えないものでしょうか。

少なくとも、「あのバンドさんいつも集合早いなぁ」と思われるかどうかで、10分前入室のチャンスは増えるということです。

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2016年10月03日 08:16

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