私たちの存在しているのはいつでも『今ここ』です。
それ以外のところには存在できません。
もちろん過去にも未来にも存在できません。

過去も未来も『今ここ』にあります。
いまこことは宇宙の実存です。

そしてすべては私たちにとって情報です。
記憶されている情報。
記憶されている情報から想像した情報。
今新しく入ってきている情報です。

だから『今ここ』にあるべきと言う教えはおかしいです。
私たちは実際には今ここにしか存在していないわけです。

情報処理の話でなら分かります。

私たちは、ここに生きていることによって、色んなエネルギー情報を受けています。
そしてそれを処理して生きているわけです。

食べ物も、気温も、言葉もみんな情報です。

食べ物は身体が処理して栄養と不要なものを分けます。
気温も身体が察知して自動的に適切な対応をします。

厄介なのは言葉から来る情報です。

私たちは外から入ってくる言葉と
内に記憶されていて、反応として出てくる言葉の両方を処理しなければなりません。

外から入ってくるのは新しい情報です。
内から出てくるのは過去の情報です。

ところが外から入ってくる情報を既知のものだと即座に判断し、過去のデータで処理してしまいます。

これが過去に生きると言う意味になります。
これでは新しい役立つ情報が入ってきても利用できません。

『今ここ』に生きるとは、今この瞬間に入ってきている情報を新鮮な気持ちで見ることが出来るかどうかということです。

また同じ情報だと片付けていないかどうかを問うているのです。

つまり今起きていることを本当に味わっているか、いないかです。

過去に起こった記憶をなんども呼び出してきて、未来に起こることを心配していたり・・

これは確かに『今ここ』に生きているとは言えないですね。


『今ここ』とは今起こっていることに意識を集中することだと思います。


食事の時は食べていることに集中します。
いろんな食べ物の味を味わいます。

お風呂に入っている時はお湯の感触や温度を味わいます。

感情を表すときには計算抜きで感情を起こした相手にぶつけます。
タイムラグを起こすことは不健全です。
あとのことは後で考えれば良いのです。
多分そのほうが良い結果が出ると思います。

思い煩ったり、作為しないことが『今ここ』です。
今起きていることに心を集中することです。
本当は同じことなど二度と起こっていないのです。
過去の情報を参照してジャッジしてしまうと、今新たに起こっていることの意味を見過ごしてしまいます。

今私は『今ここ』にいることになるのかどうかのジャッジはしないでください。

過去の事柄に集中しているのなら、それはそれで『今ここ』をしていることです。

未来のことに集中して思いを馳せているのでしたら、それは『今ここ』にいることです。

今していること、今起こっていることに集中することが『今ここ』ですから・・

それが瞑想であれ、お風呂に入ることであれ、旅行の計画を立てることであれ同じです。

だから『今ここ』という言葉が浮かんだら、今起きていること、今していることに集中できていないことになります。

それこそ『今ここ』ではないのです。

『今ここ』の話ばかりしているスピリチュアルの先生が多いですが・・・

そういう訳で『今ここ』は忘れましょう。

そんなことばかり考えていると本当に迷路にはまってしまいます。

ほんとうは時間などなくて・・・
というのは嘘です。

そして時間はあります。
過去と未来は単なる情報で、実存ではありませんが、時間軸の次元は三次元に重なって存在しています。
それがなければ物が移動したり動いたりすることはできません。
ストップモーションの宇宙になってしまいます。

少なくとも私たちの身体は4次元に住んでいます。
そして意識は5次元以上に存在している可能性があります。

過去に蓄えた情報でジャッジするのではなく、新しく外から入ってきた情報を、そのままの形で味わってみるというのが『今ここ』ではないでしょうか?

そうすると可能性は広がります。
ピンチがチャンスになり得ます。

私の『今ここ』の状態はこの記事を書いているのですが、もちろん過去の記憶だけを利用しているだけではありません。
新しく浮かんでくる潜在意識からのアイデアを受取りながら書いています。

一応集中して、書いていますから『今ここ』しています。(これは説明のためでジャッジではありません。)

ですから『今ここ』をテーマにしないかぎり、意識に『今ここ』という言葉が浮かんでくることはありません。


またいつか『今ここ』という言葉を記事内で使うこともあるかもしれませんが、

きょうのところは
『今ここ』よさよなら夢と希望よこんにちわです。

あなたを覚醒させる▲スピリチュアルメッセージ応援いつもありがとうございます。