January 27, 2010
Snow Mind -6-
テーマ:Snow Mind
昨日濡れたのがいけなかったのか。
帰宅直後から調子は思わしくなかったのだが、朝目覚めた時には最悪の状態だった。
熱、というには生温いくらいの体温だ。咳き込むたびに体中が痛む。
連絡は親に任せ、布団の中に潜り込む。
頭がぼんやりする。様子を見に来た親が何かを言っていたが、それもよく解らなかった。
曖昧に返事をして、目を閉じる。
ぐるぐると回されている様な、そんな不快感。本格的に風邪を引いてしまったらしい。
吐き出す息は熱風だ。
夢うつつで昨日の出来事を思い出す。
彼女の言う約束。
手紙。
茹だった頭では何も解らない。
何かきっかけでも掴めればと思ったのだが、何も解らない。
そう、アルバムを引っ張り出そうとして断念したんだった。調子が悪いと早々に布団に入って、その結果がこれだ。
携帯が鳴る。メールだ。
けれども、手を伸ばす体力が無い。
痛い。
動かすたびに、じわじわと痛みが広がっていく。
止まらない咳。喉、というより、胸が痛い。
たかが風邪の癖に、このまま死にそうな気分になる。身体が弱っているせいか、気持ちまで駄目になったみたいだ。
寝返りすらままならない。
枕元に置かれた薬。飲んだはずなのに、ちっとも良くならない。
(病院、行かないとな…)
そう思ったところで、俺の意識は途切れた。
しつこいくらいに携帯が鳴っている。
メールばかりだと思っていたが、電話らしい。
俺が休みだって事は、友人達は知っているはずだ。何をそんなに急ぐ事があるのだろう。
時計を見る。
丁度昼休みだ。最後に時計を見たのは始業前だったから、結構寝ていた事になる。
体調は最悪なままだ。
熱も引かない。痛みはむしろ酷い。
身体を引きずるようにして、携帯に手を伸ばす。
山ほどあった着信は、半分が彼女で締められていた。
(休みだって事くらい解るだろうに…)
電話はとっくに切れていた。
とりあえず、メールをチェックする。
書かれていたのは、昨日の事。
ゴメン、と謝罪の言葉が綴られていた。俺の体調を気遣う言葉よりも多かった。
それと、決定的な言葉。
『あの手紙の約束、元気になったらまた話したい。ずっと、好きだった』
だから彼女は、あんな事をしたというのか。
いきなりなんて、その気持ちだけで出来るものなのか。
俺には解らない。
彼女が何を考えているのか、そして俺は彼女をどう思っているのか。
電話が鳴る。
俺は携帯を机の上に放り出し、布団を被った。
何も考えたくない。
何も聞きたくない。
とにかく、早く眠りたかった。
帰宅直後から調子は思わしくなかったのだが、朝目覚めた時には最悪の状態だった。
熱、というには生温いくらいの体温だ。咳き込むたびに体中が痛む。
連絡は親に任せ、布団の中に潜り込む。
頭がぼんやりする。様子を見に来た親が何かを言っていたが、それもよく解らなかった。
曖昧に返事をして、目を閉じる。
ぐるぐると回されている様な、そんな不快感。本格的に風邪を引いてしまったらしい。
吐き出す息は熱風だ。
夢うつつで昨日の出来事を思い出す。
彼女の言う約束。
手紙。
茹だった頭では何も解らない。
何かきっかけでも掴めればと思ったのだが、何も解らない。
そう、アルバムを引っ張り出そうとして断念したんだった。調子が悪いと早々に布団に入って、その結果がこれだ。
携帯が鳴る。メールだ。
けれども、手を伸ばす体力が無い。
痛い。
動かすたびに、じわじわと痛みが広がっていく。
止まらない咳。喉、というより、胸が痛い。
たかが風邪の癖に、このまま死にそうな気分になる。身体が弱っているせいか、気持ちまで駄目になったみたいだ。
寝返りすらままならない。
枕元に置かれた薬。飲んだはずなのに、ちっとも良くならない。
(病院、行かないとな…)
そう思ったところで、俺の意識は途切れた。
しつこいくらいに携帯が鳴っている。
メールばかりだと思っていたが、電話らしい。
俺が休みだって事は、友人達は知っているはずだ。何をそんなに急ぐ事があるのだろう。
時計を見る。
丁度昼休みだ。最後に時計を見たのは始業前だったから、結構寝ていた事になる。
体調は最悪なままだ。
熱も引かない。痛みはむしろ酷い。
身体を引きずるようにして、携帯に手を伸ばす。
山ほどあった着信は、半分が彼女で締められていた。
(休みだって事くらい解るだろうに…)
電話はとっくに切れていた。
とりあえず、メールをチェックする。
書かれていたのは、昨日の事。
ゴメン、と謝罪の言葉が綴られていた。俺の体調を気遣う言葉よりも多かった。
それと、決定的な言葉。
『あの手紙の約束、元気になったらまた話したい。ずっと、好きだった』
だから彼女は、あんな事をしたというのか。
いきなりなんて、その気持ちだけで出来るものなのか。
俺には解らない。
彼女が何を考えているのか、そして俺は彼女をどう思っているのか。
電話が鳴る。
俺は携帯を机の上に放り出し、布団を被った。
何も考えたくない。
何も聞きたくない。
とにかく、早く眠りたかった。
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