世の中、夏休みだの、お盆休みだからと言ってこの期間に会社を休み帰省してお墓まいりが常識だが京都人はそうではない。
お盆だしご先祖様が帰って来る訳だからお迎えしないといけないのです。
今年は8/7スタートの六道珍皇寺にお迎え鐘を突いてご先祖様を「はーい!こちらでーす。ゲート開けましたよー。」とスタートを切らないといけないのだ。
京都人は六道さんと呼んでいる。そりゃご先祖様が天界(地獄だろうが天国だろうが知ったこっちゃねぇ)とこの世を繋ぐゲートが六道さん。
例えるならワイハーに行ってる家族を迎え入れる為に空港でプラカード持って立つようなもんである。
今年は日曜だったので私は土曜日の営業時間終了後にそのまま向う。
4:45到着。六道さんの鐘突きは6:00スタート。
既に100人位並んでる。老人、早朝強いわ!!
整理券が100枚配られるのだが「あー無理だな。」と思ったら家族連れだったので43番!ラッキーだ!!
この整理券は鐘を突く順番の券。5:45に境内に入れるのでまずは水塔婆にご先祖様の戒名を描いて貰い、列にまた戻るために整理券。境内で水塔婆を書いて貰うのがルールだが暗黙の了解で、すでに書いて貰って持参して来る方々も多い。持参組はずっと並んでいるので整理券がなければ6:00の時点で列は延び、また最後尾まで順番待ちしないといけない。なので、この整理券は水塔婆を書いて貰ってから番号順の場所に戻れる大切な一枚!
水塔婆⇨鐘突き⇨水塔婆を御線香で清める⇨天界の図を拝む⇨槙で水塔婆を清め、お迎え完了!
お迎え順番をしたら8/14迄にお墓まいりを済ます。
14日にご先祖が家に戻るので、それまではお墓に居るから「墓参りはお盆前に済ます。お盆中は家に帰って来てるから空っぽの墓に何故、参る必要がある?!」という考えなので次はとっとと墓参り!墓洗い!
そして8/14からの3日間は朝昼晩の3食をご先祖様の分だけ用意しなくてはならない。
が、私はとりあえず母だけなので我が家のスタイルに合わせて貰うということで1日2回の食事の用意をしている。
毎年、母の部屋で用意をしていたが現実はフクロウ部屋になってしまったので食事はリビングで用意することになる。片付けが楽チンなのでその方が有難いんだけどね。カオスな実家に仏壇があるので、ぢぃ様がせっせと仏壇の前でも用意はしている。
そして、お盆中に本家にもご挨拶に行かないといけない。遅くもなく、早くもなく従姉妹達に足並みを適度に合わせて本家に伺う。16日の夜にはご先祖様を送り出し、大文字が焼き終わる20:15で長介イカリヤバリに「また、来年〜!」と送るのだ。
これで私のお盆は完了。
なので、京都人の地元人お盆は盆前の方が段取りで忙しいのであります。