ウハエゴト4〜夏休みの自由研究〜 | SHOKKAのブログ

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SHOKKAとは、書家であり、食家でもある 晴風庵の庵主の肩書。「書」の作品や「食」に纏わる事を中心に、あれやこれやと戯言を申すブログです。

   「夏休みの自由研究」

前回で明かしましたが、ウハエゴトとは、空言...空を分解すると「ウ・ハ・エ」になり、ふと浮かんだ事をテーマに「ソラゴト」というシリーズでした。

   さて、今日から9月、夏も通過した氣分。無事に夏休みの宿題は終わらせられたでしょうか?小学生の頃、「自由研究」の課題で、横須賀の浦賀にある「渡し船」(浦賀の渡し)の歴史などを調べた思い出が、今も尚、夏が来れば思い出す〜♫な為、ヒサヴィーサにクルージングに行って来ました。

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目指すは、海の先に見える対岸、地元では「ポンポン船」の名称で知られる「愛宕丸」(一隻しかありません)で向かいます。

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海も近く、ゆらりゆられて、約2分?!

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間も無く到着しちゃいますが、風に吹かれて、いい心持ちなんです。
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江戸時代からある「浦賀の渡し」は、船着き場も、時代的な佇まい。

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   約2分の乗船ではあるものの、日常生活には、とっても便利なシロモノ。向こう岸迄、歩けばぐるっと30分、バスだと直通はなく、乗り継がなくてはならない羽目に...。この交通手段は、観光の為ではなく、地元の人にとっては、ありがたや、ありがたやのシロモノなんです。

   残念な事に、どちらの岸にも、お店は少なく、「青空餉」に発展させる事は、出来ませんでした...無念。

    当時は、図書館に行ったり、地元の生き字引(今では、死語か...)の方に、お話を伺ったりして、足を使って「浦賀の渡し」の歴史を調べ上げ、「夏休みの自由研究」を完成したものでした。今は、どうしてるんでしょうね?インターネットという強い味方がいるので、汗をかかずに楽ちんという意見もあれば、インターネットがあるからこそ、子供らしからぬ深い研究となるという、対極的な意見もあったりで...。結局は、本人のやる氣次第で、どちらの岸にも辿り着くって事なんでしょうかね。

   あたしは、子供の頃に培った、〆切ギリギリにやる氣スイッチが入って、仕上げる美学が、未だに抜けませぬ...。


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   向こう岸に着き、観音崎まで歩き、子供の頃の薄っすらとした記憶を鮮明にして来ました。勝手な記憶に驚く事ばかり...。

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   地図の道を歩いて戻り、今日の散策、無事に終了...良い空氣の中、「青空餉」という名の買い喰いが、全く出来ずに、時代の変化をマジマジと感じた、ちょっぴり悲しい旅でした....了。