Y30グロリア　足回りセッティング

昭和の名車、元祖VIPのセド/グロ

今回は当時仕様のY30グロリアで足回りの相談。

全体的に少し車高を下げ、乗り心地を検証して欲しいとの要望。
車高調は装着済で、タイヤもほぼツライチな状態です。

インプレッションしてみると、確かにリアに比べ、フロントの動きが多く、リアを軸にピッチングしてる感じ。

早速チェックしていきます。

フロントはネジ式車高調で、レートは柔らかめ。
直巻にはプリロードが結構かかっている状態。
ショックには減衰力の調整機構はありません。

フロントの沈み込みが気になるところで、尚且つ車高を少し下げるので、レートUPが必須。
丁度、プリロードがかかっていたので、プリロード０で車高が合うレートをチョイスし、直巻を交換。
アッパーシート交換、ロアシート追加工にてID65に変更し、ついでに汎用性をもたせました。

フロントは装着完了。

リアは同軸タイプの全長調整式ショック。
ショックの減衰力調整も可能。

0Gでの全長が比較的短いので、これ以上全長を短くすると、接地感が薄れます。
リアも直巻に少しプリロードがかかっていたので、スプリングシートを下げ、プリロードを抜いて、同時に車高ダウン。
ショック減衰力も、少し緩めました。

最後にキッチリアライメント調整。

完成！！

早速、試走してみました。

フロントの沈み込みが抑制され、リアのプリロードが抜けたのもあって、前後ピッチングバランスが良くなりましたね。
フロントもこれくらいのレートUPであれば、伸側減衰力もカバーできており、収束性も思ったほど悪くないですね。

オーナー様からも
「車高も乗り心地も満足です。お任せして良かったです。」
とお褒めの言葉をいただきました。

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