2015年度の最後はツグミで閉めます!【感謝】の一言 | 馬の学校☆東関東馬事専門学院の生徒ブログ☆BAJIGAKU/馬事学院

馬の学校☆東関東馬事専門学院の生徒ブログ☆BAJIGAKU/馬事学院

馬の学校を比較すると、東関東馬事専門学院(バジガク)アニマルベジテイション、国際馬事学校、インターアクションホースマンスクール、日高優駿学園など、多数の馬の学校がありますが、ここでは東関東馬事専門学院(バジガク生徒たち)のブログを紹介しています。

今回で2度目のブログになります。

つぐみです。

っっっっがなんと!

今回が今年度最後のブログになるようです。

(゜д゜;)


っということで学生ブログの

初めと終わりを自分が飾らせていただくことになり、

とても光栄に思っています。


思えば、僕が馬の世界に入ろうと

決意したのが昨年2月のこと。


2月下旬に東関東馬事に体験入学に来て、

3月早々に入学が決定しました。


これでやっと自分の好きだった馬を

毎日触って、いつかそれを仕事に出来るんだと

意気揚々と迎えた4月。



「楽しい、馬可愛い」という思いだけだった、

入学前の自分


でも、そこからは自分の描いていた理想が

少し甘かったのだ

と痛感する出来事が多々ありました。



まず、他の子がスムーズに行える

基本中の基本である馬房掃除もろくにできない自分。


騎乗面でも、飛び乗りや扱い方で、

馬に跨ることもスムーズに出来ない自分。


そんな不器用な自分は、

初歩の初歩からのスタートで

「本当に1年で成長していけるのだろうか」と

不安になり考えることもありました。


あっという間に夏がきて、少しずつみんなが

基礎的な事が出来てくるようになっても、

追いついている気がしなくて

不安に感じることもありました。




季節が移り替わる中で、馬が体調を崩したり、

そして数多く入厩してくる馬の中には、

大きな怪我や深刻な病を持っている馬も

時にはいました。


彼らとの出会いで、ケアーや処置、

観察の大切さを学びました。


でも、僕の1年での学校生活でも、

たった1頭ですが、どんなに助けたくても

馬の為に、安楽死を

選択しなければならない馬もいました。


今の今まで復活を信じて一生懸命世話をして

ケアーや観察をしていた馬が

自分たちの目の前で息を止める瞬間・・・・

もちろん関係者の誰もが望んで行うことではありません。


彼の死は、どうしようもないことで

「死」は生き物を仕事としていく上で避けては通れない事。

でも、

「馬」という生き物・・・・

生き物全般を扱う仕事には、

一人一人の手に生き物の命が手にかかっている。


痛みや悲しみを知っているからこそ

出会う馬の一瞬、一瞬を大切にしよう。


死んでいった彼が、

僕達に教えてくれた大切なことでした。


それでも、例え故障や怪我をしても

しっかりと処置やケアー、

リハビリをすることで

復活をしていく馬達も沢山いました。


鉄平のブログにも出てましたよね。


人間と同じように毎日24時間

彼らは生きています。

毎日変わる馬の状態や気分、

時に人よりも強く、人よりも繊細な馬達。

それらを1個、1個見逃さないように

しっかりと注意して

日々観察を怠ってはいけない事を学びました。



秋口からは、研修に行き実際の現場で

従業員さんたちと

一緒に仕事をさせてもらい、技術の高さや

仕事の速さを直に感じました。



学校の「教えてもらうという環境」とは違い

「仕事としの動きと責任」

 

研修前から、

「教えてもらうことに慣れ、甘えていてはいけない。」

「自らが考え行動しなさい。」

「責任を持ちなさい。」

「更なる向上心を常に持ちなさい。」

言われて生活していましたが、

 


「学校と現場違うからね」という

先生たちのおっしゃっていたことが、

実際に研修に出て

初めて実感させられてしまいました。


馬業界を目の当たりにして、

「自分はまだまだ仕事として

活躍できるレベルではない」

自分の甘さを痛感させられた研修でした。




冬になるといよいよ、1年コースの僕は

就職を決めなければいけません。

その中で様々な研修先でお世話になりました。



ですが、秋の研修の時のままの自分では

到底仕事として通用できないので、

就職を考えつつ自分の足りない所を、


学校と実際の現場である研修先で

「一つでも多く改善していく事」

を目標にしていました。



中でも最も自分に足りないのは、

作業効率でも技術でも無く、

「自分から学びにいくという姿勢。自発性でした。」




その気持ちを年明けから

意識して持つようになり、


研修先から学校に帰ったきも、

今までの学校生活では

気付かなかった点にも気付けるようになりました。


様々な研修先で、

それぞれの特色がありますが、

どこに行っても皆さん同じ事を言われます。



それは

「馬という生き物は本当に奥が深い、

いつまで経っても勉強。」


教えてもらえるのを待っていても進まない、

自分を馬の身近に置き馬を感じ、

いかにどうするべきかを常に

自らが勉強し続ける事。


だということです。


僕もたった一年間しか勉強していませんが

その言葉に共感する部分が多々ありました。


きっと、これからも沢山経験していくことだろうと

思いますが、いつも自分で

学び考えるという姿勢を

持ち続けることが大切だと思います。




 

振り返ると、この一年間で

色々な出来事があり、

色々な人と出会うことが出来ました。


その中で感じたのは、

今日まで自分がやってこれたのは、

決して自分の力だけではない

ということ。




今まで楽しい時つらい時を

一緒に経験してきた同期、


一から丁寧に指導していただいた先生方、



現場で仕事の楽しさや
厳しさを教えて頂いた研修先の方々。


そして何より課題をくれたり

答えを教えてくれたり、


毎日勉強させてくれる沢山の馬達。


たくさんの支えの中で

充実した一年間を過ごすことができ

今は、【感謝】

気持ちで一杯です。


技術的にもまだまだ卵の僕ですが、

就職も内定を頂き

4月からは、いよいよ「仕事」として

スタートラインに立つことができます。


この気持ちを忘れず、

これから先も精進していこうと思います。

一年間本当にありがとうございました。


2015年度専門学院生ブログは
今日で終了です。
ご覧頂いていた皆さま、
有難うございました。

次回は2016年度の入校生たちが
入ってきたらスタートです!


それまでは