おはようございます!
1周回ってきて2回目ということで
「KUNO」が、書かせていただきます。
『バジガクラビット』の
馴致のことを書かせていただきました
今は、川崎競馬に入厩しているラビットは元気かな?
そして、
きっと見事な走りをしてくれることを
期待してます!
さて、今回は思い切って
別のことを書いてみよう!
と思ったのですが・・・・・・・汗(^^ゞ
やっぱり、私の頭は仔馬馴致のことしか
思い浮かばせることができませんでした。
<かたじけない。)
それだけ、僕は仔馬との時間を
多く過ごしていたんだな~
と自覚してしまいました。
なので前回の馴致はおおざっぱに
なっていたので
今回はもう少しきざんで
書ききたいと思います
この子は
『ヤマショウナイナーの2014』
牡馬です!!
当歳で東関東に北海道から
移動してきました。
前期の先輩たちが迎えてくれましたね。
この子は本当に臆病で最初来たころは
触ることさえも
許してくれなかったそうです。
放牧場でも厩舎でも
人間を受け入れてくれなくて、逃げ回り
中々捕まえることができなかったそうです。
初めての削蹄でも・・・・・・
僕たちが入学してきて、
初めて仔馬に携わるころには
引馬やブラシ掛けなど
他の馬よりビクビクでは
ありましたが見慣れた人には
受け入れてくれるくらいまで成長していました。
そう、彼は
「とても人見知りな子」です。
競走馬にるために必要な馴致ですが
まずそこです‼
臆病な彼に
いかに信頼されるか?
毎日関わりを持つようになり
少し慣れてきてブラシなど受け入れてくれるようになって、
新たな刺激です。「足を洗う馴致」開始です。
大人の馬と同じようにはいかず、
水をかけられるのが始めての仔馬は
水を嫌がりました
なので少しづつ時間をかけて
水に慣らせます。
これには結構な時間がいりました
6月になり、ここで一旦彼らは
北海道に放牧に出されて
しばしのお別れでしたが、
広い放牧地で伸び伸び育ち
11月に初期馴致をするために
学校へと帰ってきました‼
学校に帰ってきて始めた
マシーン馴致。
(ウォーキングマシーン)
それまで一日中放牧に出ていたのですが
競走馬になるためには、
運動は欠かせないので
まずはマシーンの運動から始めました。
マシーンに入ることは入るのですが
最初は後ろから迫ってくるものに対して
驚いて暴れていました。
かなり苦戦すると思っていたのですが、
彼はすぐに慣れてくれたんです
そして、ハミ付け馴致もしました
彼は警戒心が強くて
特に耳や項周りに敏感なので
僕のほうが緊張しました。
最後に、鞍付け&騎乗‼
鞍付け馴致では、一番危険で
心臓バクバクでした
鞍をつけるためには馬体に
傷ができないように最初に
ゼッケンを乗せます。
ゼッケンが風でヒラヒラするのに
びっくりして走り出したりしました。
めっちゃビビリました
前回のブログで書かせて頂いた
仔馬の馴致ではまだ、
体高も低く力も弱ったので
良かったのですが
北海道で育ってきた彼は・・・・・・・
立ち上がる高さも
反抗するパワーも倍でした。
鞍も無事付けおわると最後は
人をまたがせる馴致に入りました。
最初は腹ばいと言って人間の
腹を鞍を乗せる感じで実際には
跨らずに乗りますが・・・・・
ここで大きな
難関です!
他の2頭がスムーズに進む中、
彼の神経質な部分が僕たちの
「壁」となって立ちふさがります。
腹這いに慣れれば
背に跨ることができるのですが・・・
腹這いで馬の背に
人の重さを感じるだけで
彼の目には恐怖心が・・・
立ち上がったり、
横に暴走したり大変でした
僕も「恐怖心」と
「育てたい!」
との葛藤です。
寮で寝ている時でもイメトレしてましたね。(笑)
馴致が始まる直前は
心拍数が上がるのを
必死に落ち着けて、緊張が彼に
伝わらないように必死でした。