今まだ この地球上に生息可能な人間のうち、日本人と“現代の米”について。(その4)  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥
    
   
稲刈りというのは、だだっぴろい田んぼの稲穂の茎の部分を
すべて鎌で刈る手作業でやるわけではなく
その面積に適したコンバインという便利な農耕機械があるんだけど
キャタピラ付きで、上等な代物になると
刈ったときのワラを丸めて牧畜用の売り物等に替える機種まである。
ヰセキ農機とかヤンマー、久保田のヤツね。北海道とか、よくあっち(東北)の方でも
そういうモノをテレビで観たことがある人もいると思う。
   
春の田植えの時期から9月下旬の稲刈りを迎えるまでに
田んぼというのは、秋のうちから土を耕したり、必要に応じて堆肥を撒くなど
いろいろと準備期間もあるんだけど
一兆部とか2反部とか、そういう狭い面積の田んぼで稲作をやってる分には
年間を通して諸経費を差し引くと大した収入にはならない。
世の中には、自分が仕事など通勤するときの交通費を
生活費にかかる水道代・光熱費等の引き落しとは別の貯金通帳を用意して
燃料費(ガソリン代)や電車代の年間費を算出してストックしてる真面目な方もいたけど
同じように(?)、稲作をやってる農家というのは、
自分で作って売る米と自分の家庭で食べる米に区別があって
いわゆる飯米というモノは自分の家で年間を通じて食べる分を
専用の備蓄米冷蔵庫の設備があってもなくても
ネズミ避けの管理室(納屋など)を用意して、そこへしまっておくわけだ。
精米する前の状態で、よく乾燥させた物を。
んで、前の年の分が余ってる場合。そういうのは古米の扱いになるんだけど
古米を食べきらないうちは、新米を食べずにいる農家も多い。
要するに、秋の借り入れから年末までの間に
自分の家で食べきれる分だけを保管しておくことがベストなんだけど
政府というのは、飯米とは別に一般消費者向けに稲作農家が売りに出す米を
農協を通じて買ってくれたりしてたわけだ。
20世紀中の日本の法律で米が自由化になった頃から
別に農協を通して管理されることもなく、簡単に云うと
「自分の好きに売り捌いていいよ」ってことになったんだけど
たとえば、一般の米穀店に卸すにしても、
寿司屋を経営してる親戚や知人に買い取ってもらうにしても、
そういうことも事前に決めた上で、
年間に自分で栽培する米(稲作)の量を考えておかなければならない。
んまぁ、今の日本の高齢化社会の中での、ほぼ高齢者中心の農業では、
そういうこともいろいろと面倒になってしまったりする爺さん婆さんもいるので
「うちは少ない量だし、今まで通り農協さんの世話になってりゃぁいいや」
ちゅうことで、たいして欲をかくこともなく 
自分の生活が年金と共にギリギリの状態で生活している“お年寄り稲作業”の人も多い。
旧・山古志村とかでは、そういうことさえも普通にできなくなってしまった高齢者の方もいて
「ざけんじゃねぇぞ、政府さん、並びに農林水産省の職員さん、
おめぇらは何処みて減反やってんだ!」
と云いたくなるのは俺だけかも知んないけど 
「今年は日本全国、全体的に米の売れ行きも悪く、
各都道府県で生産された米も前年より多かったので
備蓄米の調節も兼ねて、各地域の来年の生産量を少なめにしよう!」

てなことで
「あなたの家は、これだけの面積で作る分を これだけ少なくしてね」
ちゅうことで、各農村農家の減反が割り振られる。簡単に云うとな。
ちょっとチガウか? …何か訂正箇所がある時は誰か教えてね。)
ところが、ちょっとの減反政策にはビクともしない大きい面積でやってる稲作農家とか、
あるいは、減反を肩代わりしてくれるシステムもなくはないので
そういうことを地元の親戚・友人・知人との交流の仲で上手にやってる人もいるんだけど
少ない面積でギリギリの状態でやってるようなほとんどの高齢者稲作農家ってのは
「前の年よりも更に少ない面積で稲作をやりなさい」ってことになると
売る分にも自分で食べる分にも、どちらかを減らさなくてはならなくなる。
「跡継ぎも世継ぎもいないので、うち稲作は、もうオレの代で終わりだ」
というのは、農家に限らず、漁業組合と真面目に付き合ってるような 
高齢者の漁師さんも大勢いる。それは、日本全国、佐渡に限ってのことではない。 
そういう中で、最近では米泥棒がいたり、異常気象や災害による大打撃もあったりするわけだ。
日本全国で。
んまぁ、「農協さん」という強い味方もあるので、組合員であれば
そういうことに困らないように、事業計画とか共済のシステムもあるにはあるんだけど
来年度から、質の高い米は自由化の波の中で飛ぶように売れて、
足腰の弱いお年寄りが一年をかけて一生懸命に作った米でも 
今まで通りの農薬や化学肥料を使って作っている普通の米は
たとえ名前がスーパーコシヒカリという品種であっても安い値段で取り引きされることになる。
要は、低農薬の特別栽培米とか有機農法で作られた米が
「旨い」「美味しい」ということで
それ以外は不味いわけではないんだけど、今まで通りには相手にされなくなっちまう。
そこまでに至る経緯には、先日、総理大臣にはなれなかった太郎さんもよくご存知の、
『WTO農業交渉』ってのが絡んでくるんだけど
俺のページでは、そういう政治的な堅苦しい内容が「どーのこーの」の問題は抜き。
http://ameblo.jp/badlife/entry-10015793915.html  August 13, 2006
興味ある人は、☝ このページの下の方へリンクしといた資料でも見てくれ。
たとえば、そういう政策の一環として、佐渡でも来年からは
今までやってた空中散布ってのがなくなる。
するってぇと、その分、稲にやってくる害虫駆除・防止のためのクスリは
今まで通りに自分でやってたのとは別に、
せっせ、せっせと畦道を歩くにも腰を曲げてるような高齢者農家のみなさんが
いろいろとカネもかけて自分で考え直さないとなんなくなってくるわけ。
だから問題は、常日頃の自分の身近な稲作農家の実態がどうなってるのか? 
そういうことを俺なりに、ここへ記しておく。
   
    
   http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=40291
   
んで、こういうふうに、コンバインで刈り取った物を
軽トラックでカントリーエレベーターっていう所へ運ぶ。
(そのほか、ライスセンターっていうのもある)
そこで各農家のクルマがみんなで並んで待ってんだけど
採れた米の質を検査する人とか、
クルマと運転手とコンテナ(鉄カゴ)の重さを差しい引いて米の重さを計る人とか、
フォークリフトで運んでくれるオジサンとかがいる。
大量に稲作をやってる農家とかは運送屋さんとかを別に雇ってたりもするんだけど
中型・小型のコンバインで袋詰めにした状態を軽トラックに積んでくる爺さん婆さんもいる。
んまぁ、この時期は、天気のいい日はみんなで朝から稲刈りをしてるので
カントリーエレベーター(政府指定倉庫)も忙しい日もあれば
「今日は身体がおっくうなので午後からボチボチやりゃぁいいやぁ…」
というような暢気な人もいるので
カントリーエレベーターも稲刈り時期は連日、夜7時までやってる。
そこで働く職員も泊り込みの人もいれば、交代制で昼食時も働く農協職員もいる。
取れた米の検査というのは
ある一定の基準を機械で分析するわけなんだけど
このときに、カメムシとかの害虫被害にあっていたり、
売り物にならないほどの貧弱な米であった場合は、
せっかく遠いところから運んで来た人が誰であろうと
そのまま引き返されてしまうか、あるいは、
「カメムシにやられ過ぎ」ということで、奇形米のように分類され 
通常の引き取り方とは別の扱いで保管されることになる。
その他は、ある程度の出来がよくても悪くても
フォークリフトで運ばれて一度にザザザーっと、地下の穴へ撒けられる所もあれば
専用のコンテナ機械で自動的に地下倉庫へ流される設備に入れられた米が 
売り物になる状態まで一斉に大型乾燥機へかけられる。
来年はその場所も撮影してレポートするかな。…俺が来年もまた稲作やってりゃぁな。)
市場に売り出される米の品質には、1等米、2等米、3等米という区別があって
その上にも特等とか、更にその上の区分もあるらしいんだけど 
俺が疑問なのは、
2等米以上を目指して一生懸命に働いて“いい米”を作った人も 
若い頃のような元気ハツラツさもない爺さん婆さんがテキトぉーに作った米も 
全部が一緒に混ぜられて、数日後にそれがまとめて1等米とか2等、3等の判断が下される。
するってぇと、1等米に限りなく近い品質の米なのに 
ほかの多くが2等であった場合は、ぜんぶ、2等になっちまう。
それが嫌なら組合の言いなりにならずに、自分で他へ売り捌けばいいんだけど
全部の人が“おいしいルート”を見つけられるわけじゃない。
少ない量しか清算してない高齢者農家を相手にする商社も少ない。
   
なんかねぇ、そういうのが気にいらねぇんだよな。
「こっちのうちは質がいいのに、あっちの家で作られた分は妥当なヤツ?」 (物と物は比較OK!)
そういうことが画一化された状態で、佐渡なら佐渡の一定の地域の米の質が限定される。
それがまた業者や消費者の間にも結果的に、「いいか・悪いか」の判断材料にされちまって 
結局は「あそこで採れたブランド米がいい!」ってことで
市場の米の売れ行きにも片寄りが生じることにつながっちまうだろ。
するってぇと、売れ残った物は、どんどん古米とか古々米とかになっちまうわけだ。
麻布十番の地下に眠る、東京都民の災害緊急用の食糧貯蔵庫や
政府の低温備蓄米の設備に注ぎ込む予算がどうあろうと 
佐渡や東北農家ばかりでなく、日本の稲作農家の経済格差・地域格差ってのは
そういう面でも、もっと丁寧な米の品質管理を整えるべきであって 
「作り出来の、ちょっとくらいは…」
って、そういう考え方が生産者をナメてんだよ! 
お前、政府の人! 並びに農林水産省とか、農協のお偉いさん方の皆さんですよ! 
ホワイトカラーの身分を気取ってワインバーのカウンターに腰掛けて 
ぶらんどチックなメガネをかけ直しながら、
「あの日本酒も旨かったですねぇ」なんて言ってんじゃねっつーの。
いるんだよ、えりあし刈り上げ頭の、そーゆー輩のみなさんが。
聞いてんのかっ! 返事しやがれっ! おいっ! 
つっても聞こえるわきゃねぇよな。こんなインターネットの片隅では。
   
佐渡の農協なんて、またもや悪いことした野郎が二人もいて
この時期になって、JA佐渡は各家庭に文書で『詫び状』を回してきやがった。
何をやったかというと、二人の渉外担当職員がそれぞれ、
一般組合員の定期積立金と満期共済金を使い込みしてやがった。
うち一件の悪事は、本人が自ら、やってた犯罪を役員に電話告白したらしいんだけど 
佐渡では昨年も同じような時期に(元・両津市内の)農協の
ヒラではない三人のイイ歳したオヤジ連中が
勝手なカネの使い込みがバレて次の正月があけても名誉挽回に務めてた矢先だぜ。
http://ameblo.jp/badlife/entry-10005391431.html
http://ameblo.jp/badlife/entry-10002648499.html
こんな小さな島の中の農業協同組合というカタギの世界の中で
そんな悪者が5人もいるってことは
氷山の一角なんてもんじゃねぇだろ、全国に何百人いるやもしれん世の中だ
他の地域が疑われても仕方ねぇべよ。
ヤツラは全国を代表して、
農家の強い味方、「農協さん!」の顔に泥を塗ったんだからな。
あんな紙切れ一枚くばってみて、なんでもっと全国ニュースで騒がないのか? 
本人達の名前公表が個人情報保護法 ドクロ に守られていたとしても 
被害者は、足腰やっとの状態で、通帳の預貯金を確認しに出掛けるのも一苦労の
今まで汗水たらして真面目に日本の米を作ってきた爺さんや婆さんだぞ。
毎日まじめに働いても給料がなかったというのなら、そういう悪いこともしたくなるかも知れない。
そうじゃないだろ、毎月の月給も決められた額でもらってたんじゃん。
それじゃぁ足りなくて生活が苦しかったのか? 贅沢しすぎて? 
それをなんだ! わら半紙にガリバン印刷で節約するならまだしも 
あんな上等な紙A3『お知らせとお詫び』なんてのを印刷して 
佐渡中の農村農家に配り撒いて、いったい一枚 何十円かかってんだ? 画像近日公開予定!
そのカネは犯罪者の実費なんだろうな。
どうせなら、5人ともマトメて農協のトップさんと一緒に、
一軒一軒をまわって謝罪しろっつーの。実費で。
塩をまかれようが顔に石をぶつけられようが、佐渡市内だけなら 
寝ずに一週間もありゃぁ周りきれるだろ。あたりめぇーだよ、そんなのは。
んまぁ、そんなこたぁ、今の日本で、なにも農協に限ってのことじゃねぇんだろうけどな。
事実は事実、俺は臭いモノにフタはしない
国や国の配下にある機関が国民を騙し騙し、のうのうと生きてる部分は
たとえ一部であっても、徹底的に非難する。
全国の高齢者農家のみなさんもみなさんだ。
お年を召されて元気ハツラツでもないだろうけど 
竹槍 持って国会議事堂へ突進するくらいの意気込みは取り戻すべきだ。
「一揆を起こせ」というわけじゃない。勘違いすんなよ。俺の表現は過激だけど、
「いつまでもナマヌルイ平和気分に浸ってんじゃねぇ!」つーことだよ。
目覚めよ、日本人! 目醒めよ、一般国民! 
正々堂々と体制と闘えっ! 
「…もう歳だ。若いもんに任せる」なんて言ってる場合ではないぞえ。
爺さん婆さん、今まで一生懸命それなりに生きてきて 
まだ人生、何も終わってねぇぞ! 
次の世代へ何を受け継ぐ気なんだよ、自分の息子の出来の悪さか? 
その孫に、こんな社会を見習わせるのか? 
先行きみじかろうがどうしようが、
のほほんと医療制度ばかりに不平不満を吐いてるばかりじゃ、テメェ勝手すぎるぜ。
福祉がなんだ! 老人介護の不都合がどうした! 
そんなもんはオトトイの晩の会合に任せとけ。
役人なんてのは机と携帯電話がねぇと何も出来ないんだ。マニュアル通りにしかな。
稲作や漁業にはマニュアルなんてないじゃん! 
今まで自然界と闘いながら頑張って来たじゃん! 
あんな苦労ができるのに、どうして未来を粗末にすんだよ。
自分たちの孫や曾孫が自分と同じ墓場へ入れると思ってんのか? 
その保証は、もうないよ。
絶対的に、明治・大正・昭和の常識が通用した時代と今の時代は違うんだ。
どこが同じなんだよ。言ってみぃ? 
現に地デジなんて言葉の意味も行き先も判んねぇじゃん。
あのねぇ、1950年代~60年代の栄光のような高度経済成長なんてのは
もうこの日本に二度と有り得ないわけ。
あるように見せかけてるだけなのが、ケータイ電話産業とか、ゲームアニメ産業だけだろ。
メディアは信用すんな。機械で世の中が便利になると思うな。
誰の心も不自由の方が多いぞ。
機械なんてのは、電気が止まれば一発だ。
なんなんだ、あのJR東日本は? 
でずニぃランドに置き去りじゃんあの京葉線のたった一日で。
あそこ(某駅の改札)にキセル乗車が多かった現状は、
日本のキセル改札トップランキングの何位なんだ? 
やってるのは子供なのか? 学生なのか? 社会人なのか? 
その人たちの故郷は何処だ? 
東北農家なのか? 毎年毎年、台風被害にあってる九州地方なのか? 
誰が教えることもなく、どうしてそんな犯罪が公然とまかりとおった世の中になっちまったんだ? 
全国国有鉄道分割民営化が悪かったのか? 
そうじゃねぇだろ、赤組さん
明治・大正・昭和の常識を引きずった今の日本の社会常識を築いた
戦後教育そのものが日本人をフヌケな自分本位の集まりにしちまったんだ。
これをこのまま、流行りモノだけに飛びついて流れるだけの大衆意識で
何が国をあげて経済基盤の充実を図れるというのか? 
馬鹿も休み休み言えば、「やっぱりコイズミさんの最初の方が懐かしい」となるよ。
いいんですよ、アメリカ国歌三唱の操り人形でも。
あのくらいの奇抜さでも、国民の“政治離れ意識”を少しは改善してたぜ。
それをみんなでよってたかって「ああだのこーだの」余分なことで煩く言うから、
後半戦はあんなになっちまって、どうした? 明けて明日からの日本は? 
何にどんな期待ができるというのか? 太郎さんだけじゃん。目がパッチリしてるのは。
あとはもう、起きてるのか寝てるのか、わかんねぇ顔してるぜ。
ああ? 「政治は顔じゃない」って? じゃぁカネか? 
22世紀に発行される紙幣に自分の顔が印刷されたいわけ? 
無理でしょ、今のまんまじゃ。
その頃はもう、日本の通貨なんてないかも知れないよ。
ぜんぶドル紙幣 になってんじゃねぇのか? ユダヤ人の顔入りでな。 
   
   
あ~あ、またもやコメント欄が寂しくなっちゃうよな。
今日は、こういうこと書くつもりじゃなかったんだけど…。

   
   2006sep28th
   
昨日の稲刈りはいろいろあった。
昼前からはじめて11時頃にポツリポツリと雨が降ってきやがった。
稲刈りをして左回りに動くコンバインの横にいた俺は、
刈り残された稲を手で刈りながら集めてたんだけど
風も強くなってきて空模様もどんよりしてきたんで
一段 高くなってる畦道へあがって
「天にまします我等が神よ…
うちの稲刈りを邪魔すんじゃねぇっ!」

と思いながら、口をあけて空を見あげてると
コンバインに追い回されるバッタ(イナゴ)がほっぺたにぶつかってきやがった。
「くそぉ!」と思いなおして作業を続けてると、今度はヌカルミに嵌った足が抜けやしねぇ。
そんなこんなで、昼時のカントリーエレベーターへ3回目の米を運んで行くと
午前中のオバサン連中とは別に、重量測定の事務小屋の前に
スンゲェかわいい女の子、 …ちょっとだけカワイイ娘(奥さんには内緒ね。)
が、いるではないか! 
寝てるような顔のオバサン(?)が昼食タイムなので、
交替して出てきた農協のワカイシなんだろうけど
んまぁ、それなりの別嬪だった。20代だな。佐渡ではあまり見かけない。
どうして農協? 
んまぁいい。そんな調子で行って帰ってくると、
なんと、まだ半分も刈り込んでない田んぼの真ん中で
コンバインが停まってるじゃねぇか 
「どうした!? なにごとがあったというのか? またぶっ壊れたか?」
   
   BROKENpin  弾丸ではない
   
実はコレ、コンバインの脱穀チェーンを回す歯車を固定するピンなんだけど、
曲がって折れて破損してる。
先日、
http://ameblo.jp/badlife/entry-10017316141.html  September 21, 2006
  ここで、うちの中古のコンバインがぶっ壊れて動かなくなったときも
これと同じような部品が、ひん曲がって、刈り込んだ稲が脱穀できなくなっちまった。
今回もまた、組合へ頼んで来てもらった6条刈りのコンバインも 
無理なく、ゆっくり刈り込んでもらってたはずなのに 
同じようにぶっ壊れた。
農協の業者(修理屋さん)を呼んでも、この時期は忙しいのでスグには来てくれない。
要は、破損したピンをスペアのピンと交換すりゃぁいいだけのことなんだけど
歯車のピンの穴には頭だけ折れた残りが曲がった状態で噛んでたわけ。
「バカヤロー!」と言っても抜けやしない。
作業は中断だ。
機械が止まっちまうと稲が刈れない。
京葉線も電気が止まると走らない。
似たようなもんだな。
ようやく業者も来て、直った。
直ったけど2時間以上のロスで、当然、午後の作業が延長されることになった。
幸い、カントリーエレベーターは午後7時までやってるので
なんとかその日のうちに借り入れて全部の米を倉庫へ納めることができたけど
日没すぎても働くと俺も疲れた。機械も疲れた。トラックも汚れた。
んまぁ、農協の修理屋さんが言うには
「どんなに気をつけて操作していても、条件によっては
負荷がかかると、どうしても折れる」
ということらしいんだけど
世の中、これほどまでに機械や機具が便利に発達して
ケータイとかパソコンとか、アメーバのモバイル対応コンテンツとか、
次世代DVDとか地上デジタル波放送とか、
老人介護施設の設備がバリアーフリーとか、「心のバリケードがどうのこーの」となってるのに 
どうして、こういうアナログっぽい機械部品だけは 
もっと頑丈にするとか精巧に壊れにくくしてくれないのか? 
疑問。
手作業よりも何百倍も速い機械が稲を刈ってくれるので便利だけど
こんな簡単に壊れちまうと、ちっとも便利じゃねぇよ。
世界中のコンバインが左回りに回って小麦や稲を刈ってるとするなら 
もっともっと、自然界の摂理に沿った機械の開発をすべきだ! 
 詳細  http://ameblo.jp/badlife/entry-10017425395.html
「あんまり見事なモノを造ってしまうと、なかなか壊れにくくなって 
修理屋の仕事も販売業者も食って行けなくなっちまうだろ!」

それも判らないでもないけど、
うちはいいよ。まだ俺も今年、40だし。
でもなぁ、世の中には山の上の方に住んでて
携帯電話の電波も届かないような場所で稲作やってる爺さん婆さんもいるんだ。
何処も、使ってる機械が、おんなじようにぶっ壊れるなら 
その人たちには直せないだろ。平賀源内ではあるまいし。
そしたら、農耕機具の業者はどうすんだ? 
ヘリコプターでの人命救助を要請すんのか? 
補修部品の入ったケースをパラシュート付きで投下させるのか? 
チェックメイト・キングが応答しない限りは、
戦闘用のコンバインもトラクターも機能しないぞえ。ったく。
だからねぇ、軍事費なんてどうだっていいよ。
どうせ他国の侵略があっても今の日本の国防力じゃ1週間もモタナイだろうし、
こんなフヌケた、もう何もない盆栽国になんか、誰も攻めてこやしねぇだろ。
せいぜい、あのサングラスの狸オヤジが、ポテドンを射程距離にしておきながら 
日本海のあっちの方の海を汚染させてるくらいなもんだ。
http://ameblo.jp/badlife/entry-10013841672.html
http://ameblo.jp/badlife/entry-10014521109.html
そんなことにビビって、防衛費予算がどーのこーの言ってねぇで
日本の稲作の建て直しをしっかりやってくれ! 
コンバインの性能より、戦車や戦闘機の性能向上、海外買い付けの方が重要なのか? 
よし、やっぱ、結論はここだな。  
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10015745806.html  August 14, 2006
   
   
   じゃあな。
   
   
   
   …「じゃあな」って、あなた、来年は真面目に田んぼ やる気あるの? 
   
   たぶんな。
   それよりも、10月1日から“酒づくり”がはじまる。
   今までのような長文での更新は難しいかもな。
   …誰も楽しみにしてねぇかも知れないけど。

   
   
   
   またここで逢おうぜ!