おまえら、ホントに戦争おっぱじめるつもりなのか?  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥
   
   
NHKの、朝の銀河テレビ小説って言ってた時代だったか 訂正 朝の連続テレビ小説の随分前のヤツに
『風見鶏』って番組(帯ドラ)があった。
第二次大戦前後の世の中の話で、
主人公と結婚するドイツ人のパン職人が
「今の日本は間違っています」
と憲兵の連中だかなんかに暴言(当時としては)を吐いて、
目ん玉のまわりに『のらくろマーク』ができるまでブン殴られる。
物語の中では、結局、そのドイツ人は死んでしまうんだけど、(戦死だったか?
戦後何年も経ってから、主人公の女性のところに、
ある日、その夫婦の息子が尋ねてくる。
見ず知らずの土地へ、遥々、かつてのワイマール共和国から、
ただただ自分の母親に会いたいという気持ち一身でな。
その時の台詞が、(役者の芝居、演技だったが)つたない日本語で
「ワタシ、アナタの、コモドぉ…」
「…『こども』 やろ」
と、その母親役の女優が返す台詞があった。
   
戦後、日本の高度経済成長期に
『あゆみの箱』というモノを目の前に置いて、ウクレレを片手に
「ああ~やんなっちゃった。あ~あ~あ、驚いた♪」 
『やんなっちゃった節』という名前…曲名?の漫談ヒットらしい) 

と、平和な日曜のテレビ番組の中で歌っていた、牧 伸二 さんという人。
あの人も出演していた映画『はだしのゲン』(初回作)の中では、
三国連太郎さんが、主人公の小学生、ゲンの父親役だった。
物語の中では、やはり憲兵に連行され、非国民としての汚名を着せられた挙句、
木刀やら何やらでメタメタにされてしまう。
自分が人間としての意思を最期まで貫き通す その父親は、
ボロボロの姿で家へ帰ってきて(釈放され)、
富国強兵の時代に洗脳されて生きる近所の子供たちにも
さんざん罵られた息子に向かって、ひとこと
「父ちゃんの勲章はコレだ」
と、やはり、自分の目ん玉のまわりの『のらくろマーク』(青アザ)を指して云う。
   
      注釈 : 憲兵【けんぺい】
      軍事警察をつかさどる兵科。また、その軍人。旧軍では陸軍大臣に属し
      陸海軍の軍事警察および軍隊に関する行政警察・司法警察をもつかさどった。
      のち次第に権限を拡大して思想弾圧など国民生活全体をも監視するようになった。
      1881年(明治14)設置。   [株式会社岩波書店 広辞苑第五版]より

   
江戸時代が終わりを告げた明治維新前後の世の中に生まれた、
北村 透谷 という作家が、『慢罵』という、当時の国民意識を諷刺した随筆を書いている。
それがなぜか、1980年代の日本の文部省が推奨する公立高校の国語の教科書の中に載っていた。
俺の時代を栄えに、全国の高等学校授業の中から、『倫理社会』というモノが省かれ、
そのことにとても憤りを感じた16歳だった俺は、
先輩の持っていた「倫理社会」の教科書を譲ってもらい、
それまでの日本の学校教育が、どんな国民意識を養い、育てようと試みていたのか? 
その一部(教科書)を丁寧に読んでみたりもしていた。
   
一方、音楽の世界では、80年代の洋楽、ポピュラー・ミュージックの中、
パンクの時代に終わりを告げようとするイギリスの若者文化と、そのミュージック・シーンの変貌において、
第一期、第二期、第三期…の「ブリティッシュ・インヴェイション」と呼ばれるモノが花開くちょっと前、
マット・ジョンソン
という人が
Burning Blue Soul  』            The The Burning Blue Soul
というアルバムをリリースしてた。
1980年代初頭、日本では、伊丹哲也という一人のアーティストが華々しいデヴューを果たし、
英国ではU2というバンドもデヴュー間もなかった時期。 (イギリスで狂牛病 が発見されたちょっと前
その後、デュラン×2とか、ワム、カルチャークラブ、ヒューマンリーグ、ウルトラヴォックス、ABCとか、
数々の若い才能、新鋭のみなさんが巷のヒットチャートを駆け巡ってた。
ロンドンのパンク・ロックと世界を二分したニューヨーク・パンクを参考にしたのかどうか(?)、
当時のパンク・ムーブメントの“中途半端な姿勢”を切り替えて再スタートしたような
JAMのポール・ウェラー(スタイル・カウンシル)とか、
エルヴィス・コステロ、XTC、ビックカントリー…その他モロモロのほかに、
アズテックカメラのロディ・フレイムやヘアカット100のニック・ヘイワード、プリファブ・スプラウトのような
キレイな音色のギターメロディを奏でる優れたアーティストが大勢いた時期。
のちにそれらは「ブリット・ポップ」などと呼ばれるようになったけど、
音楽の世界にコンピューターを起用することは、西側諸国の音楽シーンにおいては
成功の要のひとつ…でもあった。と思う。
その後、オーストラリアの騒ぎ(…メンアットワーク、リックスプリングフィールド、INXS、
ミッドナイト・オイル、アイスハウス、ムーヴィング・ピクチャーズ等)もあって、
まぁ、そこへ乗り遅れたわけじゃないけど、グラハム・パーカーとかイアン・デューリーのような
パンク・ロック(パブ・ロック)の本質を磨き上げる功績もあったけど…。
ともあれ、ピーター・ゲイブリエルとかトーキングヘッズのデヴィッド・バーンとか、フィル・コリンズなんかは
そういう流れの中に巧く乗っかれたわけだ。 ハリウッド映画などを利用し、利用されながらも。
“そういう流れ”というのは、簡単に云うと、
キース・リチャーズが嫌いな「ボタンで作ってるような音楽」(?)のことで、
“人間の持ち味”とコンピューター・ミュージックを融合させた分野の話な。
(…日本のYMOの失敗はともかく、ゲイリー・ニューマンみてぇな意味で云ってるの)???
でもって、1980年代半ばは、あの、BAND AID があって、
それと対抗した紅白歌合戦(?)のようなアメリカの、“ウィあ~ザわ~るど”があったりしてた。
それに平行して、The Smiths というバンドの爆発的な流星ブームが英国で盛り上がり、
日本では、BOOWYが逆輸入で流行ってたな。
あれ以降は、もうメチャクチャだ。ロックンロールのスピリットも産業ロック最前線に埋もれちまった。
シェリル・クロウやレニー・クラヴィッツ等の一部を除いてはな。
ルー・リード方面とか、70年代アメリカン・ロックについては次回!
   
んで、
…なんだか、この辺りの話は、そういう洋楽関係のことを知らない人にはチンプンカンプンかと思うけど
「おれの時間は1980年で止まっている。オー! ノー!ダ・ショーイチロー」
と云っていた昨日までの伊丹哲也さんも、(今はちがう!
そういう音楽業家の一連の流れ、変貌については俺なんかよりスゴイ理解が深い人(歌手)なんだけど、
最近 俺は、哲也さんと同じくらいの時期から音楽活動をはじめて、同じくらいの時期にデヴューをしてる、
マット・ジョンソン(THE THE)のサイト を覗いて、
ジョニー・マーという21世紀の天才ギタリストとの対談ページを読んでみたりしてる。
   
http://www.thethe.com/sections/library/interviews/mj_jmincon1.html
THE SAME ...ONLY DIFFERENT. MATT JOHNSON & JOHNNY MARR IN CONVERSATION . . .
   
とにかくなげぇ。あまり英語は得意じゃないけど、
翻訳ソフト
http://www.excite.co.jp/world/english/
とか使ってなんとか読んでみてる。
その中に、ロナルド・レーガンさんとマーガレット・サッチャー女史の話なんかも出てくるし、
核兵器の問題やテロ、世界の宗教の嘘っぱちの話なんかも展開されてる。
でだ、俺が先日このウェブログへ掲載した、
 
  「屑鉄ポテドンなんかにビビってらんねぇよ 」 June 20, 2006
     
http://ameblo.jp/badlife/entry-10013841672.html
 
このページ内容のつづきになるかも知れないけど、
今日の明け方、こういうニュース記事があった。
  
  
  インド、中距離弾道ミサイルの発射実験 事実上失敗か
                                 2006年07月10日02時26分
   インドは9日、核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイル「アグニ3」(射程3500キロ)
  の初の発射実験を行った。
  PTI通信によれば、当局は当初、発射は成功したとしたが、
  その後上空でミサイル下部の切り離しができず、
  目標落下地点には到達しなかった。
   関係筋は同通信に対し、切り離しできなかった原因について「設計上の失敗」と述べ、
  実験が事実上失敗したことを認めた。同ミサイルの射程は隣国パキスタンだけでなく
  中国の主要都市を射程内に収めるため、成功すれば同国を刺激する可能性もある。(時事)
                   http://www.asahi.com/international/update/0709/008.html?ref=rss  より
                      (ご注意:自分の親類にも朝日新聞社へ務めている者もおりますが、
                       自分としては朝日新聞を支持して掲載してるわけではありません。
                       FireFoxのブラウザを利用している都合上、単に手っ取り早かっただけです

     
  
今や世界のIT産業のトップにあるようなインドという国が
こんなことをやってる。
インドというのは、2500年前の釈迦の出身国にも近い。
それ以前の、今から4000年以上前だったか。
王家の谷をはじめ、ピラミッドとかボロブドゥールの寺院とか
あのあたりとも行き来あって 
今もって誰にもマネできないような建築物(お墓)があった…
そういう歴史的に世界各地と今でもあるつながりある国だ。
んで、
スフィンクスの鼻を大砲で打ち落としたナポレオン・ダイナマイト…じゃなくって、 (コステロさんの別名
ナポレオン・ボナパルトのイタズラか戦略腕自慢のような歴史のエピソード…
------- 大きな地震の度に、少しづつ位置を移動することで、
夜空に煌く宇宙空間の数々の星の位置と、
その調節を図るように創られているとされる、“ピラミッド”のあるエジプトで 
ある者を埋葬する「墓」として造られた場所も、
すべての建造物が、かつては砂漠に埋もれていたという。
それが、無闇矢鱈に掘り返されないように埋設されていたのか? 
その場所を発見した近代の人間が、
すべての砂を退かして、現在、世界有数の観光名所となっているエジプトの一部。
ピラミッドも、最初は、
天辺の部分だけが 大量の砂の上に突き出していたらしい。
その近辺にあるスフィンクス。
そのスフィンクス鼻は、
大砲射撃 百発百中の ナポレオン・ボナパルトが撃ち落としたらしい。
それがそのまま、クレオパトラを題材にした映画の中にも映っていた。
ユル・ブリンナーが、颯爽と馬に跨って、砦を後に戦地へ向かうシーンにも、
鼻があったはずのスフィンクスの姿が映っていた…と思う。 -------

あるいは、古い時代のロシアのセント・ピーター1世をはじめ、
U2艦隊とか、キューバのカストロさんとか、織田信長とか、
これまで、人類の歴史上には様々に、“戦闘の才人”みてぇのがいたわけだ。 (宮本武蔵は例外
それはそれで、過去のことなんだし、
今さら済んでしまったことをゴチャゴチャと とやかく云ってもしょーがない。
だけどなぁ、いま現在、現実の話となると問題は別だぞ。
   
   
   昨夜、伊丹哲也さんのサイト の“おれのたわ言”コーナー
   http://home.p02.itscom.net/fighting/T.ITAMI%20OFFICIAL.html
   も久々に更新されて、その中で哲也さんは、
   中田英寿29歳の引退 
http://www.nikkansports.com/soccer/f-sc-tp0-20060703-55148.html
   のこととか、
   北の朝が鮮やかな国の、
   「あの太ったサングラス」
   のオッサンのこととか書いてた。
   なんか安心した。 (…個人的にも) 
   
   
「もしもミサイルが日本に打ち込まれたたら どうしますか?」
などという記者団の質問に、
「その時はその時で、また考えますよ」
みてぇな言い回しで呑気な、野良くろ大将の政治家連中をはじめ、
今の日本人てのは、どうも、黒船来航時代から変わらない意識なのか、
携帯電話が流行れば一斉にそっちへ流れる、
「堀江が悪い」となれば、みんなでよってたかって突っつきまわす、 追記:失礼しました。2008-08-25 00:14:26 
「オウムが怖い」となりゃぁ、その裏側で操ってた人派は見えなくなるわぁ、
マスコミも報道もメディアも、馬が鹿の上に乗っかったように騒いで、
それに煽られる国民意識も同じ方向へ集中して
「ああ~、今日も一日つかれたぁ」
なんて会社仕事に明け暮れてる毎日だ。
高度経済成長の栄耀栄華に浸りながら、
みんなで“バブル崩壊音頭”を踊った連中も、
団塊の世代の大勢が定年を迎えようとしている今、
このまま高齢者(戦争体験者)のみなさんが一人残らず逝ってしまったあとで、
また赤紙を配られ、徴集制度に哀しむような、
新たなメロドラマを繰り広げたいのかどうなのか? 
それが俺たちの子供、次の世代の世の中なのか? 
   
今の世の中ってのは、非常に危険な傾向にあると思うよ。俺はな。
   
巷のジャーナリストの意見なんて、呑気な顔して、いちいち参考にしてんじゃねぇよ。
危ねぇっちゅうの、みんなで同じ方向に偏っては。
目ぇ、醒ましてくれ。
   
   
俺は、漫画の『のらくろ』も 勝さんの『兵隊ヤクザ』も、
『コンバット』のサンダーズ軍曹も好きだけど、
二度と繰り返したくはねぇよ。
映画『猿の惑星』でテーラー宇宙飛行士が見てしまったような
人類の末路も見たくないしな。   
   
   
   
   
   
   
   今日はまた、これから蔵元の仕事の手伝いへ行ってくる。
   午後から家の用事があるので、午前中で帰ってくる。
   それまで、みなさん、このページのコメント欄、
   なんでもいいから埋めといてよ。
   頼むぜ。