総選挙の意義が改めて問われる | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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他のブログとは違う視点で考察していくのでよろしく。


AKBGの生命線は総選挙なんだと今まで信じて疑わなかった

そういうファンに対しても今回の紅白の結果は複雑だっただろう。



比較的総選挙に熱心に取り組んできたSKEとHKTが落選したのだから。。。



しかもやる気がないと揶揄されたNMB、参加していない乃木坂が選ばれた。



これは言ってしまえば総選挙の指標が外の世界では

絶対的では必ずしもないということを示すことでもあるんだよね。



まあそんなの当たり前なわけで総選挙の順位はあくまで相対的な指標。



昔は総選挙の順位で仕事のオファーが来たなんて

言われていたけどそれもだいぶデフォルメされたものでもある。



一位というのは確かに素晴らしいし、その他にも上位に入ったり

そもそもランクインしたりすることは賞賛されるべきもの。。。



でもそれをかさに勝ち誇ったり、圏外の子達をあざけるような

そんな風潮は絶対になくしていかないといけないだろう。



後もっと重大な事は総選挙への認識がメンバーやファンによって

もはやバラバラになってしまい求心力が削がれてしまったこと。



それはもちろん立候補制度にしたことにより加速されたと思う。



結局は総選挙への重みが曖昧なままイベントだけが

肥大化していく状況がここ数年続いているのが現状。。。



更にもっと深刻なのは総選挙がなくても人気を博す乃木坂の存在。



総選挙こそ生命線だと考えるファンが多いAKBGにとって

それと真逆の価値観で求心力を高める乃木坂は脅威だよね。



それはAKBGの既存の概念を否定するものだから。。。



来年の総選挙なんてそもそもあるか分からないけど

果たしてどうなっていくのか?という一抹の不安もある。



もはや争点もあまりなくマンネリ感が出ているイベントに

何か話題性を持たせないともう色々と難しくなるだろう。



でもそこに焦る余りに乃木坂を参加させたりすると

悪い意味での破壊がグループ全体に蔓延する可能性もある。



それはファンの嗜好によってうまくすみ分けられていた

世界を強引に一緒にすることで生まれる不協和音。。。



グループがまだカオスで伸び盛りの頃はそれをやっても

いい意味での化学反応が起きたかもしれないけどね。



もう乃木坂がAKBGと決別して確固とした世界観を持った今

それをやったら逆効果どころか崩壊へと繋がりかねない。



あそこのメンバーとファンは基本的に草食系であり

争いを好まない平和な世界を希求する人が多いのでは?



それは自分も実際に現場で触れてみて実感したこと。



もちろんAKBから流れたファンは既存の概念から

乃木坂を巻き込めば面白いと思うかもしれないけど。。。



乃木坂を新規の入り口に入ってきたファンはそもそも

そんな思考でグループを応援していないというのがある。



いわゆるプロレス的なアプローチとでもいうのかな。



それが肉食系の百戦錬磨のAKBGの世界に放り込まれて

総選挙を戦ってくださいと言われても中々厳しいのでは??



総選挙というのは参加されている方は分かると思うけど

上位に行くほど綺麗ごとじゃないシビアな戦いになる。



自分もそういうモードになれば徹底的に勝ちに拘っていく。



でもそんなのは乃木坂のファンがいきなり参加して

対応できるわけもないし無残に跳ね返されてしまうだけ。。。



後、何より総選挙はメンバーも大事だけど一番の要素は

支えるファンの前向きなモチベーションだから。



それを基本的に総選挙に懐疑的なファンが多くいる

乃木坂が持ち得るのか?という問題もあったりする。



それで万が一人気メンバーの子達が順位を不当に

下げた状態でファンに周知されるのは避けたいところ。



そうしないと本来持っている彼女達のビジネス的価値が

不当に評価されてデメリットを生じることに成りかねないから。



自分が乃木坂が選抜総選挙に参加するべきではないと

考えるのは色々な観点から考えての結論でもある。



ビジネス的価値を示すのは何も総選挙だけではないからね。。。



その他のコンテンツからでもしっかりとメンバーの

価値を示していく事が非常に重要なことだと思うよ。



総選挙ばかりに縛られているとどんどんと視野が狭くなり

ファンの楽しみ方も限定されてしまうのは寂しいところ。。。



本来のイベントの理念は素晴らしいし自分の大好きな

推しメンが飛躍して欲しいとの願いからのものだと思うから。



これからの総選挙がどういった位置づけでAKBGを

盛り上げていくのかは運営の手腕次第と言ったところかも。



いずれにしても色々と曲がり角に来ているのは間違いない。。。



皆さんも是非この過酷なイベントを楽しめるようにして欲しい。



そしてその結果がどうであれグループ全体の発展に繋がると信じて。。。



それでは、また。



以上