京都奈良旅行 その2 ~ハミングバード ゴーアラウンド~ | あやあやのふらふら旅行記

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つれづれなるままに旅行体験記を書いていこうと思います。

幸いなことに搭乗手続きをするためにANAのクレジットカードは持っていましたので飛行機は乗れますし、ホテルの支払いも可能です。

当面のお金もあやあや妻から借りれば問題ありません。


バッグは見つかったという連絡は来ていませんがこのまま出発することにしました。

CAさんにその旨を伝えます。


定刻を少し過ぎたあたりに最後の乗客が搭乗してドアクローズとなりました。

バッグを羽田に残したまま関空に旅立ちます。


軽いショックと共にトーイングカーに引かれた飛行機がバックしていきます。

トーイングカーを切り離した飛行機は滑走路に向けて走り出します。

通常は第二ターミナル側の34R滑走路に向かうのですが、今回は第一ターミナル側の34Lの滑走路に向かっています。


ハミングバードディパーチャー キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


これは、07:00-09:00の時間帯で北風7ノット(3.6m/s)以上の時に、事前に許可されている定期便5機のみ34Lで離陸することが許される離陸方法です。

通常、34Rで離陸すると離陸後右旋回しますが、34Lの離陸の場合は左旋回です。

気象的な要因と時間的な要因が合わさったときだけ許可されるものなので、大変珍しいものです。

後日、航路を確認したところ、確かにこの日はハミングバードディパーチャーが実施されたいました。



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ハミングバード航路
国土交通省東京交通局飛行コース公開システムより



飛行機は順調に飛行しております。

バッグのことは気になりますが、機内では携帯も使えませんしPCも使えません。

CAさんからは、羽田空港の忘れ物センターの電話番号を教えてもらいました。

じたばたしても仕方ないので短いフライトを楽しみむことにします。


ドリンクサービスではコンソメスープをもらいます。

私は国内線に乗る時は、JALでもANAでもコンソメスープをいつももらいます。

どちらかと言うと、JALの方がコクがあり好きなのですが、この日はANAの方も結構いけました。

作る人によるのかな?


そうこうしているうちに関西空港に近づいています。


飛行機は最終着陸態勢となり、スクリーンに映っている機外の様子も普通と同じです。

画面の真ん中に関西空港の滑走路が見えていて、だんだんと大きくなっていきます。


異変を感じたのはこの時でした。


通常、着陸時はエンジンの出力を絞りフラップも全開にします。そのときは減速を感じることはあっても加速を感じることはありません。

そのときは軽い加速を感じたのです。さらに耳を澄ますとエンジン音が大きくなっているのが分かります。

この時は、飛行機の降下率が大きかったのでエンジンを噴かして調整したのかなと思いました。

グアムでセスナを操縦したときも降下率が大きいときは教官がプロペラの回転を上げて調整をしていたことを思い出したのでした。


しかし、実際は・・・。


ゴーアラウンド キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


ゴーアラウンド(着陸復航)、つまり着陸のやり直しです。


降下を止め、低空飛行のまま滑走路を通過します。

スクリーンには関西空港の滑走路脇の「KANSAI」という植え込みが見えます。

これは、以前に着陸する飛行機の窓から眺めたことはありますが、機外モニターで見るのはもちろん初めてです。


関西空港
googlemapより


飛行機は滑走を通過すると、今度は加速と上昇を始めます。

CAさんからは「当機は着陸予定でしたが着陸を取りやめたようです。詳細が分かりましたら再度ご連絡いたします」との一報が入ります。

その後、パイロットから連絡があった様で「当機は着陸態勢に入っておりましたが、管制からの指示で着陸をやり直すことになりました。ただいまから着陸をやり直しますので到着はおよそ15分後となる予定です。」と第2報が入りました。


滑走路を抜ける直前に、滑走路から誘導路に入る先行の飛行機の姿を一瞬見ました。

もしかすると、この飛行機がモタモタしていたので、後続の当機がゴーアラウンドする羽目になったのかもしれません。



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グアム国際空港でタッチアンドゴーを行ったときは長方形の軌跡を描くように飛行しました。

つまり、空港離陸後管制の指示に従い、90度の右旋回か左旋回を行います。

その後一旦操縦桿を戻し直進し、さらに滑走路と平行になるように90度の旋回を行います。

滑走路を抜けたら、90度の旋回、直進、90度の旋回、着陸。この軌跡をたどると長方形になるのです。


しかし、こちらはグアムの田舎と違い空域の制限が多いようで、右旋回や左旋回を繰り返します。

真ん中の席のために外の様子をうかがい知ることができません。

唯一の情報は、スクリーンに映し出された機外カメラの映像だけです。


約15分が経過すると、スクリーン中央に関西空港の滑走路が再度見えてきました。


さすがに、今度は問題なく着陸することができました。

機内にホッとした空気が流れます。

これがアメリカの飛行機なら拍手が沸き起こるのでしょうが、ここは日本。

皆さん落ち着いてゲートに着くのを着席しながら待っています。


後日、ANAのサイトで発着時間を確認したところ、0840の到着予定時刻に対して、09:01の到着時刻となっておりました。
発着案内


このように、今回はハミングバードディパチャーとゴーアラウンドの2大イベントを両方体験することができました。


さて、関西空港にも無事到着して携帯電話の電源を入れます。

さっき、CAさんから教えてもらった羽田空港の忘れ物センターに連絡をします。


(続く)