行ってきました、38度線の板門店。
ソウルロッテホテル10:10集合の前に、
道路向かいの裏道の明洞栄養粥専門店で
アワビ粥を朝食にし、いざ出発。
ソウルから漢江（ハンガン）に沿って北上し、
２つの国を分断する臨津江（イムジンガン）との合流地を臨む
烏頭山（オドゥサン）統一展望台から目前の北朝鮮を眺める。
ビデオで北朝鮮の現状を学習。燃料不足のため、山は禿げている。
限られた時間内で特殊ガイドを超早口の日本語で
完璧にこなすツアーガイドは、
板門店旅行センターの金慶美（キムキョンミ）氏。
脱北者だという女性が北朝鮮での証言を語る。
北朝鮮の教室や家庭を再現。
北からもこんな風に監視しているのでしょうね。右は、墓参で北に行かれない離散家族の参拝所。
李さんの家というレストランで、プルコギ定食にケジャンを追加。「マシッソヨ（おいしかった）！」
こちらも脱北青年。『イムジン川』や『乾杯』の生演奏。
さあ、いよいよ非武装地帯（DMZ)へ。
朝ホテルを出るときは大雨で、
傘は武器になるからダメ、走ってもダメ、と言われ、
どうなることやらと思っていましたが、
北朝鮮に近づくにつれ、だんだん雨がやんできて、
到着したときには、奇跡の好天！
パスポートチェックに誓約書の署名の後、
市内から来たバスから国連バスへ乗り換え。
ここからの禁止事項。
１．指を差したり、手を振ったりしてはダメ。
２．自由に歩くことはダメ（指示された場所を２列で歩く）
３．飲酒と酒類の購入はダメ。
４．撮影はダメ。（許可された場所で、指示されたときにだけ）
国連軍と北朝鮮軍の共同警備区域を
JSA（Joint Security Area)と呼び、
韓国側の建物から入り、
水色の平屋建てプレハブが、
軍事停戦委員会本会議場。
中に入ってみると、マネキンの兵隊が！
…と思ったら、警備中の生きた青年兵士でした。
水色の旗が軍事境界線。
奥側は北朝鮮領土を踏んできました。
今日は韓国ツアーなので、韓国兵士。
北朝鮮からのツアーの時は、北朝鮮兵士に代わるとのこと。
建物の外では、体を半身だけ出して警備している。ここの兵士は、超エリートのようです。
右は、北朝鮮側の建物で警備する北の兵士。
停戦（休戦？）が半世紀も続いている不思議な空間。
韓国の徴兵期間は年々短くなっているそうですが、
この緊張感に身を置いた若者は、徴兵終了後、
「親や恋人を守らなければ」という気持ちを強く抱いて戻ってくるとか。